看護学部新館竣工記念シンポジウム 明日の看護を考える
2012年5月26日(土)、本学枚方キャンパスにおいて、今春開設した看護学部の専用棟である7号館の竣工を記念したシンポジウムを開催しました。
当日は、米国でナースプラクティショナー(NP)として活躍されている日本人看護師のJerden 鈴木 麻希 氏をお招きし、「日本人ナースプラクティショナーの活躍と挑戦」と題した講演を行ったほか、7号館見学会を実施しました。
当日は、初夏を思わせる気候の中、医師や看護師などの医療従事者や高校生など延べ約400人にご参加いただき、盛大に実施することができました。
開催概要
[開催日] | 2012年5月26日(土) |
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[会場] | 本学 枚方キャンパス |
【主催】 | 摂南大学 |
【後援】 | 京阪電気鉄道(株) |
プログラム
時間 | 内容 | 会場 |
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14:30~16:00 | 7号館見学会 | <見学施設> 1F-老年・精神・在宅看護学実習室、成人看護学実習室 2F-基礎看護学実習室、母性・小児看護学実習室 |
16:00~17:30 | シンポジウム(記念講演) | メディックスホール(3号館1F) |
シンポジウム(記念講演)
講演テーマ「日本人ナースプラクティショナーの活躍と挑戦
~ 日本の看護師へのメッセージ ~」
講 師:Jerden 鈴木 麻希 氏
米国Torrance Memorial Medical Center勤務。
創傷・オストミー・失禁ケア看護師(WOCN)、ナースプラクティショナー(NP)
[講演内容]
アメリカにおいて、NPは高度な教育により診断能力を培った看護師で、独立または医師と協働で医療行為ができる非医師高度診療師に含まれる職種です。医師同様独立した業務として、州によっては開業することも可能です。手術はできませんが、担当医師や看護師から依頼を受け、診察とそれに基づく治療方法の決定ができるなどやりがいがある仕事です。
以前のNPは、過疎地など医師不足の地域のプライマリーケアが活動領域でしたが、近年は医師と協働で医療行為をするまで活動範囲が広がっています。患者さんに近いNPは、チーム医療においても調整能力が長けており、日本でNPが誕生すれば、医療を受ける国民だけでなく看護職者にとっても働くモチベーションが高まることが期待されます。
学生時代は英語が得意ではなく、また看護師として駆け出しの頃は毎日辞めようと考えていましたが、様々な苦労や挫折の中で、素晴らしい人との出会いに助けられました。そして「考えること、感じること、願うこと、夢見ること、意図することは力になる」という願望実現の法則から、NPになる夢を実現することができました。
当日の模様
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7号館見学会 (老年・精神・在宅看護学実習室) |
7号館見学会 (成人看護学実習室[ICU模擬室]) |
7号館見学会 (基礎看護学実習室) |
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7号館見学会 (母性・小児看護学実習室[助産学実習室]) |
シンポジウム (学長挨拶) |
シンポジウム (講演する鈴木氏) |
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シンポジウム (会場の様子) |
シンポジウム (質疑応答の様子) |
鈴木氏と花束・記念品贈呈者 (看護学部生) |