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【薬学部】 ラボ☆なう No.12 久家 貴寿 助教(生体分子分析学研究室)一覧へ戻る

データを眺めることで、新たな発見が生まれるとのことでした! データを眺めることで、新たな発見が生まれるとのことでした!

蛍光顕微鏡で覗く、歯の細胞の世界 蛍光顕微鏡で覗く、歯の細胞の世界

薬学部、新コンテンツ「ラボ☆なう」です!!

ラボ☆なう では、高校生の皆さんに、各研究室・分野の研究内容や、学生時代の苦労話、実習の思い出などを紹介します!!

第12回目は、生体分子分析学研究室の久家 貴寿 助教です!歯について研究されており、【自分の目と直感を信じて、ゼロから新しいものを築き上げる】をモットーにされています。

それでは、第12回 ラボ☆なう スタートです(^^)

 

-生体分子分析学研究室では、どのような研究をされていますか?

私の研究の目的は、病気の仕組みを解明することです。現在は、がんや歯の病気であるエナメル質形成不全症について研究しています。歯は体の中で最も硬い組織なのですが、これは歯の表面がエナメル質で覆われているからです。エナメル質がしっかりと作られなくなった状態が、エナメル質形成不全症です。10年くらい前に、この病気の原因となる遺伝子変異の一つが、患者さんから新たに見つかっています。では、なぜその遺伝子変異で病気になってしまうのか?この疑問の答えを見つけることが私の研究です。この答えを見つけることは容易ではありません。私が研究を始めた当初、世界中の研究報告を集めても、分かっていることは、原因遺伝子の名前だけでした。ほぼゼロからの出発を覚悟しなくてはならない状況だったのですが、実はこの「ゼロからの出発」に惹かれて私はこの研究テーマを選びました。情報が本当に何もないので、まずは、病気の状態を模倣した細胞などを準備し、ひたすらその細胞を眺めます。あるいは、プロテオーム解析という高度な技術を使って、病気に関わっていそうなタンパク質のリストを作り、そのリストをじっくりと眺めます。やがて、「これは何だ?」と答えに近づく発見に出くわします。私にとって、この瞬間が醍醐味です。私は、研究を進めていく上で、自分の目で見たことを、一番大切にしています。ゼロからの研究は、自分の目だけが頼りなので、私の性に合っているのだと思います。「君はゼロから新しいものを生み出すことに長けている」。大学院時代に恩師から頂いて、うれしかった言葉です。学生時代に受けたこの言葉が、今の私の研究スタイルに繋がっているのかもしれません。

 

-学生時代の苦労話を教えてください!

薬学部学士課程ではあまり苦労した記憶がありません。薬学部では、かなりの数の科目に関して、知識を問う定期試験が行われますが、どうやら、私はこの定期試験をうまくすり抜けることに長けていたようです。薬剤師国家試験も気付けば、高得点で合格していました。その後、研究者になることを目指して、意気揚々と大学院に進学したのですが、そこが私の苦労時代でした。大学院ではとにかく一所懸命に実験しました。「努力した量」を点数化するとしたら、私は簡単に博士号を取得できていたと思うのですが、「努力の仕方」で赤点を取ってしまったのです。当時関東に住んでいた私が、北海道に行かなくてはならないのに、西に向かってがむしゃらに走っていたという状態です。私の大学院時代は、関東発、関西経由の北海道着といった感じでした。「君はゼロから新しいものを生み出すことに長けている」。先ほどの言葉ですが、私は、普通の人が通らない関西を経由したので、新しいものを1つ、2つ見つけたとしても、当然のことだったのです。

 

-学部時代の学びが、どのように活かされていますか?

兎にも角にも、大学院時代の失敗からの学びが大きいです。今は、しっかりと目的地にたどり着けるように、方位磁石をポケットに入れています。「人間力・実践力・統合力を養い、自らが課題を発見し、そして解決することができる知的専門職業人を育成する」。これは摂南大学の教育理念です。私の大学院時代の失敗は、本学の理念である「課題発見、解決能力」の欠如が原因です。「課題発見、解決能力」が欠如するとどうなるのか、私は学生にリアルな話で説明ができると自負しています。

 

-薬学部の面白さを教えてください!

薬について学べることです。薬の作り方から、適切な使い方まで、薬の全てを学べるのは、当然ながら薬学部だけです。卒業後のフィールドが広く、医療、研究、産業、行政など様々な分野で活躍することが可能です。最近では、地域住民の健康づくりに、薬剤師への期待が大きくなってきています。薬局が街の健康ステーションとなり、薬剤師が身近な医療従事者として、地域住民の健康をサポートし、病気を未然に防ぎます。薬剤師は、ますます、やりがいのある仕事になっていくのではないかと思っています。

 

-高校生に向けて一言!

受験する大学、学部を決める際には、その先の将来についても、できるだけ具体的にイメージして下さい。薬学部であれば、薬剤師国家資格を取得した後をイメージしてください。入学後は、その将来実現に向け、指定のカリキュラムに取り組むだけでなく、自分だけの課題を見つけ、その課題に果敢にチャレンジしてください。薬学部志望で、将来のイメージが描けない高校生がいたら、ぜひ、本学のオープンキャンパスに来て、我々に相談してください。

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