学生フォーミュラープロジェクト

SR-KIZUNA-01

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更新日 2016-04-04 | 作成日 2008-05-17

全学をあげて摂南大学が実践教育として取り組んでいるフォーミュラープロジェクトは、いよいよ集大成となる 2010年9月7日ー11日静岡県ECOPAで開かれた学生フォーミュラ大会 へ参戦となりました。その結果、ビギナーであるにもかかわらずエントリー85大学中56位の成績をあげました。
ここでは、彼らの努力の一部を紹介いたします。

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エコパへの出動の前の調整ではエンジンがかからないといったこともありましたが、電装系を見直し、動作確認の後出発となりました。ただ、走行テスト(走り込み)がほとんど出来ていないこともあり不安でいっぱいです。5月の連休から土日もふくめてすべて製作作業に費やしてきたメンバーの努力が報われることを祈るばかりです。

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ボディやスペアタイヤを積んで朝6時に会場に到着し、メンバーと合流しました。まずピットとなるテントをくみ上げます。隣のトラックには車体や部品・工具が積んであります。

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車体をおろしピットへいれます。いよいよ始まります。

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車体の周りにはすぐに学生さんたちが集まり、車検に向けて最後の調整が始まります。

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カウルを付けています。カウルには車体の名前であるSR-KIZUNA-01(摂南レーシングー絆ー1号)をイメージした大きな「絆」がひときわ目を引きます。

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台風が近づいておりピット作業終了後一旦車体をトラックにもどします。

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2日目朝。プレゼンテーション審査。コストデザイン審査へと進みます。プレゼンテーションは別会場で行われましたが、普段、作業着姿でいる学生さんがスーツを着て堂々とプレゼンテーションしていました。内容も含めてかっこよかったです。

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審査ピットへ車体を持ち込みました。プレゼンターの学生さん達も緊張ぎみです。

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チームメンバーもまわりで審査状況を見守ります。

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学長先生(右端)も雨の中応援に来てくださり、別会場で行われたプレゼンテーションからずっと応援してくださいました。絆を感じた一瞬でした。

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くじで選ばれたメンバーがプレゼンを行っているところです。自ら工夫し、製作したところを説明するのだからまず間違いはないと思うのですが、周りはドキドキです。はじめてだったのですが、堂々とプレゼンできました。

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コストデザインも終え、車体を車に戻します。今日は台風で全員ぐっしょりと濡れてしまいましたが、一つハードルを越えほっとしている状況です。

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宿舎でのミーティングでは今日の反省と、明日のプログラムを確認します。

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今日は車検です。車検を通らなければ燃料を入れることも出来ず、もちろんエンジンがかからないので走行も出来なくなります。

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車検前の再調整が続きます。

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ピットから車検会場へ向かいます。車検が今回のもっとも大きなハードルでした。車検を通れば、上位を目指すことが出来るのです。

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車検の検査員に指摘された内容を聞いています。トータル17カ所ほどの指摘を受けましたが、非常に重大なものは3カ所ほどとなりました。やはり1発で通過できるほど甘くはないようです。ドライバーが乗って走行するのですから当然なのでしょうが、、、。指摘は厳しかったのですが、どうすれば車検を通れるかについては丁寧に指導していただきました。
車検後は重苦しい空気となりましたが、チェック箇所ごとに修正可能なことを確認していくと全ての箇所をどう処置すればいいかが判り、厳しい顔ではあったのですが、粛々と作業に取りかかりました。

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夕方になっても修正が終わりません。きれいな夕焼けだったのですが目に入らないような緊張感で作業を進めています。また、車検で指摘された修正のための部品パーツなどを買いだしにいったり、他チームから分けていただいたり、けっこうハードな一日でした。気がついてみれば、チーム全員朝ご飯しか食べていませんでした。

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急遽ピットに購入したライトを持ち込み、作業は進みます。

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最後まで修正を続けたのですが、このとき、車検の再検査が受けられないことが判りチームのメンバーはすっかり落ち込んでしまいました。しかし、これまで作り上げてきた車体を出来る限り最高の状態に仕上げよう!ということで結局ピットを閉じる時間まで修正作業は続きました。
明日に続かない作業と判っているので重苦しい空気だったのですが、車に対する深い思いを感じました。

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翌日、車検検査が可能であるとの連絡を受け、タイムリミットまで再修正を行い再車検を受けました。前日にあきらめていてはこれに対応することも出来なかったことを考えると、最後まであきらめずに努力することが次に続くためには必要であることを深く感じました。

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再車検では、よくこんな短い時間で、うまく処理できたものだとコメントをいただきました。車検していただいたスタッフの方もこの車体にかける思いを感じてくれたのではないでしょうか。

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車検を終えた車に張るシールは、再車検で通過したため半分しかありませんが、チルト、ノイズ、重量、ブレーキの審査が続き、これからシールを増やしていくことが出来ることになりました。

昨晩はがっくり来ていたメンバーも、次のステップへ向かうために車体を先頭に堂々と出動しています。

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ガソリンを入れています。車検を落ちたときにはかなわなかった夢がすこしずつ現実になってきました。私(橋本)も堀江先生も涙です。

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重量検査です。300Kgあります。最軽量車両は160Kgなのでまだまだ重いということですが、このころからチームの学生達は、次の車体をどうするかについて考えるようになっていました。

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45度チルト検査。60度傾けてタイヤが浮かないかの確認です。このテストは大学では出来ないのでもう祈るばかりです。

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60度チルト検査。ちょっとタイヤが浮いたようですがOKでした。


ブレーキテスト。ドライバーも車体になれていないので(一度も練習していないのです!)何度も失敗しましたがなんとかクリアすることが出来ました。

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すべてのテストをクリアできピットへ車を返すときに突然タイヤを支える部品が折れてしまいました。ブレーキテストで過負荷がかかったためだと思われますが、テスト中に折れずに済んだのは神様がチームのがんばりを見ていてくれたのではと思わずにはいられません。

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折れた部品をチェックして修理する相談をしています。何日か前と比べると学生全てがどんどん成長しているのがよく判る一瞬でした。自信がみなぎり、顔つきも変わったように思います。

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ピット前のミーティングです。走行は許されたのですが、他の3つのタイヤも同じように壊れる可能性もあることから、走行は中止し、最後は作り上げた車体を完全にして最終日にのぞむことになりました。昨日のピット前のミーティングは重苦しい空気でしたが、今回は一仕事終えた充実した雰囲気が感じられました。

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最終日の記念撮影です。手前は堀江先生。

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堀江先生と私(橋本)も入って記念撮影。みんな笑顔で終わることができました。

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すこし欠けたシールもこれからの活動を後押しする力になるように思います。

大会の最後は参加者全員の記念撮影があります。いつもの?(オープンキャンパスのTシャツ)で会場へ向かいます。

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今回のプロジェクトにはスポンサー以外に沢山のサポーターがいました。私(橋本)もそのひとりです。5日間だけですがチームの学生さんと一緒にプロジェクトに直接参加し、最終日を一緒に迎えられることで多くの喜びを得ることが出来ました。チームのみなさん本当にありがとうございました。大会に参加できなかった支援してくださった方々にこの思いが少しでも伝われば幸いです。
 学生さんだけでなくこのプロジェクトのファカルティアドバイザとして責任を一手に引き受けて対応されていた堀江先生にも敬意を表したいと思います。