生命科学科の教育研究上の目的と3ポリシー
教育研究上の目的
バイオに関する高度な知識と技術を持ち、生命機構の真理を追究する能力と人類の健康および自然環境との共生を実現するための実践的な技術を身につけ、医療・食品・環境に関する分野で活躍できる人材を養成する。
3ポリシー
ディプロマ・ポリシー(DP:卒業認定・学位授与の方針)[学習・教育到達目標]
本学科の課程を修め、所定の単位を修得したうえで、次の要件を満たした者に学士(理学)の学位を授与します。
- ■科学技術教養
- [DP-Ⅰ]知的専門職業人にふさわしい科学技術の幅広い分野に関する基礎知識を有する。
- ■人文社会教養
- [DP-Ⅱ]人間性豊かな社会人・家庭人として必要な人文社会系の基礎知識を有する。
- ■科学技術者倫理
- [DP-Ⅲ]国際理解・協調と国家・地域社会への貢献の重要性を理解している。また、知的専門職業人にふさわしく、規範やマナーを遵守し、技術者としての倫理観に従った判断ができる。
- ■数理能力
- [DP-Ⅳ]数学、科学、情報処理の基礎知識を身につけ、課題に対して定量的に解を求めるなど、実務に応用できる基礎能力を有する。
- ■専門知識
- [DP-Ⅴ1](総合研究コース)
生命科学分野で使用される分析技術を修得し、生命科学のさまざまな分野で活躍するための幅広い知識を身につけている。 - [DP-Ⅴ2](先端研究コース)
遺伝子組換えを含む生命科学分野の最先端技術を使い、病気の発症機構の解析や生体高分子の機能解析など、生命科学の研究・開発分野で活躍するための知識・技術を修得している。 - [DP-Ⅴ3](教育スペシャリストコース)
生命科学分野を主軸として、次世代を担う中学・高校生へ自然科学や理科の内容を伝える技術を修得しているとともに、教育・研究に関する分野で活躍するための知識も修得している。 - ■コミュニケーション力
- [DP-Ⅵ]日本語による記述力、コミュニケーションやプレゼンテーションなどの対人能力を有する。また、英語では基礎的読解力など、コミュニケーションのための基礎力を有する。
- ■学習習慣
- [DP-Ⅶ]課題解決や目標達成のために、自主的に情報収集を行い、自ら学習することができる。
- ■課題解決能力
- [DP-Ⅷ]自ら課題を発見することができ、計画的に解を見つけることができる。チームの課題では、さらに自らの役割を理解して、チームワークを発揮して解を見つけることができる。
カリキュラム・ポリシー(CP:教育課程編成・実施の方針)
ディプロマ・ポリシーに掲げる目標を達成するため、次のとおり教育課程を編成・実施します。
- [CP-Ⅰ]知的専門職業人にふさわしい科学技術の幅広い分野に関する基礎知識を身につけるため、教養科目の自然・科学技術系「科学技術教養R」などの科目を配置する。
- [CP-Ⅱ]人間性豊かな社会人・家庭人として必要な人文社会系の基礎知識を身につけるため、教養科目の人文科学系「文学から学ぶ」と社会科学系「日本の政治」などの科目を配置する。
- [CP-Ⅲ] 国際理解・協調と国家・地域社会への貢献の重要性を認識するため、また知識専門職業人にふさわしく、規範やマナーを遵守し、倫理観に従った技術者としての素養を身につけるため、専門科目の専門共通科目群専門基礎系「生命科学と倫理」、同・ゼミ系「研究基礎演習」、「卒業研究」などの科目を配置する。
- [CP-Ⅳ] 数学、科学、情報処理の基礎知識を有し、課題に対して定量的に解を求めるなどの実務に応用できる基礎能力を身につけるため、専門科目の専門共通科目群専門基礎系「生物統計学」、「生命科学・統計情報処理」、同・実習演習系「生命科学データベース論・演習」などの科目を配置する。
- [CP-V] (総合研究コース)
生命科学における分析、開発に関する総合的知識と技術をバランスよく身につけるため、専門科目の総合研究コア群「生命科学特別演習Ⅰ」、「生命科学キャリア支援講座」などの科目を配置する。 - (先端研究コース)
生命科学における最先端研究に関する知識と技術を身につけるため、専門科目の先端研究コア群「先端生命科学実習」、「先端生命科学英語読解」などの科目を配置する。
(教育スペシャリストコース)
理科教育に必要な専門的知識と技術を身につけるため、専門科目の教育スペシャリストコア群「生命科学理科教育演習」、「理科教育法Ⅰ」などの科目を配置する。 - [CP-Ⅵ]日本語による記述力、コミュニケーションやプレゼンテーション等の対人能力を身につけるため、専門科目の専門共通科目群ゼミ系「基礎演習Ⅰ」、「研究基礎演習」、「卒業研究」などの科目を配置する。また、英語の基礎読解力や英語によるコミュニケーションの基礎力を身につけるため、教養科目の英語系「基礎英語Ⅰa」、「科学英語」、専門科目の専門共通科目群ゼミ系「基礎演習Ⅱ」、「卒業研究」などの科目を配置する。
- [CP-Ⅶ]自主的に情報収集を行い、自ら学習する習慣を身につけるため、専門科目の専門共通科目群ゼミ系「基礎演習Ⅰ」、「基礎演習Ⅱ」、「研究基礎演習」、「卒業研究」の科目を配置する。
- [CP-Ⅷ] 自ら課題を発見し、計画的に解を見つける能力を身につけるため、またチームによる課題解決では、チーム内での自らの役割を理解して、チームワークを発揮して解を見つける能力を養うため、専門科目の専門共通科目群ゼミ系「基礎演習Ⅰ」、「基礎演習Ⅱ」、「研究基礎演習」、「卒業研究」の科目を配置する。
アドミッション・ポリシー(AP:入学者受入れの方針)
本学科のディプロマ・ポリシーおよびカリキュラム・ポリシーを理解し、次に掲げる知識・技能・意欲などを備え、入学後は学修・課外活動に主体的に取り組む人を求めます。
- ■知識・理解
- [AP1]高校までの生物・化学または物理の基礎知識を身につけている。
- [AP2]高校までの国語または英語の基礎知識を身につけている。
- ■思考・判断
- [AP3]問いに対して筋道を立てて思考し、解答を得ることができる。
- ■関心・意欲・態度
- [AP4]生物や生命現象に興味を有している。
- [AP5]勉学や課外活動で主体的に活動した経験を有する。
- ■技能・表現
- [AP6]口頭または文章によって意見を表現し相手に伝えることができる。
入学者選抜の実施にあたっては、学力試験、適性検査をはじめとして、大学入学共通テスト、口頭試問(面接)、学修計画書、小論文、高等学校調査書、英語ほかの資格検定試験の結果などを入試毎に組み合わせて評価します。