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教職支援センター長 挨拶

教育は人類社会が存続し、発展していくためのもっとも大切な営みの一つです。人は生まれ、育ち、死ぬからです。ひとたび繁栄した社会や文化も、それを次世代へと引き継げなければ、衰退します。

いま私たち人類は、有史以来もっとも豊かな社会を築いています。知識は文字通り瞬時に地球全体で共有され、地球の裏側で収穫されたものが家庭の食卓にのぼり、多くの人びとがビジネスに観光に世界中を旅しています。しかし、人類社会が理想段階に達したわけではありません。国際政治の舞台では力の誇示と武力による問題解決が、他者理解にもとづく対話による問題解決よりも有効であるかのような振る舞いが目立ちます。そして多くの子どもたちが、働く場所を失った家族とともに避難先での生活を余儀なくされています。そうした子どもたちの暮らす避難場所でも、学校はまず最初に始められる社会的営みの一つです。

摂南大学からは、これまでにも多くの卒業生が学校教育の現場で活躍しています。またそれ以外の分野に進んだ方たちも、教職課程で学んだ知識や経験を活かしてそれぞれの分野で信頼を得ています。

"Smart and Human"のタグラインをもつ本学は、豊かで平和な社会を次世代に継承するうえで欠かせない教育現場で働こうという志ある学生たちの学びを支援する組織として教職支援センターを設置しています。どうぞ各方面からのご指導、ご鞭撻をいただけますようお願い申し上げます。

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教職支援センター長
諏訪 晴彦

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