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京田辺産クラフトビール 京田辺産クラフトビール

お披露目会集合写真 お披露目会集合写真

大麦を収穫する学生 大麦を収穫する学生

 摂南大学農学部 応用生物科学科 沼本 穂 助教/田中 茂幸講師/食農ビジネス学科 中塚 華奈 准教授/国際学部 国際学科 小林 基 講師の研究グループは、京田辺農福観地域づくり協議会とともにクラフトビールの製造に向け、ビールの原料である大麦品種「ゴールデンメロン」を育成し、収穫した大麦で試験醸造を行っています。

 京田辺市での大麦栽培の歴史は明治時代まで遡ります。当時の京都府綴喜郡普賢寺村(現在の京田辺市普賢寺)では、篤農家の田宮龍太郎 氏が「ゴールデンメロン」大麦品種を栽培。これをきっかけに、京都でのビール大麦栽培が始まり、1961年には年間5,560トンの生産を誇る、一大産業となりました。しかし、その後、産業構造の変化などの影響で、大麦の生産は終了してしまいました。

 地域に携わる様々な職業や立場のメンバーにより形成された「京田辺農福観地域づくり協議会」は、京田辺市内の遊休農地を活用して、2020年から「ゴールデンメロン」の播種を開始し、栽培の復活を試みました。栽培と醸造には、教員や学生なども協力し、最終的に37キロもの「ゴールデンメロン」を収穫し、枚方市穂谷地区で栽培されたホップとともにビールを醸造することができました。なお、このプロジェクトは、2022年度より「京田辺市大学連携地域貢献研究」として、本学が市から助成金を受けて進めてきました。

 そして、去る5月14日、京田辺市内にある国指定重要文化財の澤井家住宅にて、「京田辺産クラフトビール」の試飲会を開催しました。参加者は80名ほどであり、上村市長のほか、本学から久保農学部長、西川国際学部長らが出席しました。

 プロジェクトに携わった学生からは、「キャンパスを跨いで、他学部の学生と関わることができて良かった。プロジェクトを機に、まちづくりに興味が湧いた。今後は公務員を目指し、人と人を繋ぐコミュニティ形成に貢献したい」などの声が上がりました。

 試飲会参加者からは、「苦味が強く濃厚」や「地域住民の参加者が多く、地域からの期待が伺える」などの声が寄せられました。原料の大麦から地元で生産しているクラフトビールは全国的にもほとんど事例がありません。今後、一般的なクラフトビールとは違い、生産・消費することで地域の農業振興やコミュニティの活性化に貢献できる新しい地元産ビールの在り方としてアピールしていきたいそうです。

 そして、今後も沼本先生らの研究グループでは、よりおいしいビール醸造に向け、大麦栽培を続けていきます。この農作業は大学内外から参加者を募集しており、自由に参加することができます。

※詳しくは「京田辺農福観地域づくり協議会」のInstagramで情報発信しています。(京田辺農福観地域づくり協議会Instagramはこちら
※本学Instagramにて当日の様子を紹介しています。(本学Instagramはこちら

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