大学卒業後の進路（就職）の良し悪しは「どれだけ偏差値の高い大学に入学できたか」で決まるものではありません。「どんな大学に入ったか」ではなく「そこ（大学）で何をしたか」、すなわち「学生生活をどれだけ充実させることができたか」で決まると考えています。
本学では、低年次から全学をあげて取り組んでいるキャリア教育、ＰＢＬなどの多彩な体験型プログラム、学部の特長を生かしたインターンシップなど、様々なキャリア形成支援プログラムを用意し、充実した学生生活の実現をサポートしています。また、就職活動段階においては、毎月の就職支援行事のほか、1対1の徹底的な個別支援を行うなど、中規模総合大学ならではの手厚い支援を全力で行っています。
これらの結果が、近畿地区屈指の高い就職率の実現につながっていると考えています。

２０１４年度入試で本学は、ほぼすべての入試方式で志願者数が増加し、志願者総数が初めて３万人を突破しました。中でも１８歳人口が前年比５万人減少する中で、人気のバロメーターである実志願者数が１３.４％も増加したことは特筆できます。新聞、週刊誌等で「志願者数増加率、全国第１位の大学」として取り上げられるなど、大いに注目を集めました。
志願者数が大幅に増加した要因は、直接的には「７年ぶりの入試制度改革」など、上位大学を徹底的に意識した入試戦略が奏功したことです。一方で、受験生の理系人気、資格志向、グローバル化に関わる学部人気は、時代のニーズに合った学部構成の本学にとって大きな追い風となりました。
"キャリアに対して安心感のある知的で明るい総合大学"という本学のイメージが、受験生・保護者・高校教員に徐々に浸透しています。

本学の特長の１つが少人数教育です。
少人数教育を示す１つの指標が「教員１人あたりの学生数」です。これは教員１人につき何人の学生を担当するかを表し、 少ない数値ほど１人ひとりの学生を大切にしたきめ細かな教育が行われていることを示します。本学は近畿地区における主要私立総合大学のうち、最も少ない数値となっており、教員１人あたり２６.２人です。
また、１年次から１クラス１０人程度の「少人数ゼミ」または「担任制」を導入。教員や仲間との距離が近い環境を用意し、密度の濃いディスカッションや交流を通して、コミュニケーション能力や人間性を磨くことが可能となっています。
さらに、年２回の成績表交付時には、学生１人ひとりと個別面談を行い、学業や大学生活における相談に対応しています。
このように本学では1 人ひとりの学生を大切にしたきめ細かな教育を実施しています。

社会のグローバル化が進む中、本学ではグローバル社会に対応した人材の養成にも力を入れています。
特に、ＪＩＣＡ（国際協力機構）の青年海外協力隊事業への貢献に積極的に取り組んでおり、様々なサポート体制を用意しています。その結果、青年海外協力隊への現役学生合格者は８年間で累計３２人にのぼり、全国トップクラスの実績を誇っています。
また、この他にも様々な海外派遣プログラムも用意しています。 アメリカ、韓国、タイ、インドネシア、ベトナムなどのほか、外国語学部では、イギリス、スペイン、マレーシア、インドネシア、中国、オーストラリア、ニュージーランド、カナダ、アメリカ、メキシコの協定校にも留学することが可能となっています。
さらに、米国フロリダ州のウォルト・ディズ ニー・ワールド・リゾートにおける長期の有給インターンシップを核としたプログラムを開始しました。これは、世界的に人気の高いディズニー・ワールドで働きながら、提携校で講義を受講することにより、単位が授与される人気のプログラムです。
これからもさらに新しいプログラムを用意し、グローバル社会で活躍できる人材の養成に力を入れていきます。