看護学研究科 看護学専攻【修士課程】
医療・看護における最新の見識をもとに、多職種の医療スタッフと協働しながら質の高い看護を提供する実践能力を養います。とくに、次世代の看護職者の育成や現役看護職者の実践力向上に携わることができる教育研究能力を高め、看護学の発展に寄与できる教育者、研究者を養成します。
教育研究上の理念・目的
本学看護学研究科看護学専攻(修士課程)は、地域社会で生活する人々を支援する看護実践者および研究能力を基盤とした看護教育者を育成することを目的としています。
教育研究の柱となる領域
- チーム医療を推進するリーダーの育成
- 地域医療防災演習、看護人間工学などの実践力・研究力の向上
アドミッションポリシー
- 看護学に関心を持ち、かつ、看護の実践領域、看護教育、看護研究の発展に関心を持つ者
- 科学的・論理的思考ができ、看護学における疑問や課題の解決に向けて研究をすることに強く興味を持つ者
- 将来、看護の実践の場でリーダーとなれる資質を有し、看護学や看護実践の発展に向けて活動する意思を有する者
- 高い倫理観を有し、地域医療や看護に貢献する意思と責任感を有する者
教育課程(看護学科研究科 看護学専攻 修士課程)
- 履修方法:
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- (1)専門科目の専攻する領域の授業科目のうち、地域療養支援、健康発達支援のいずれかから「看護学特論(2単位)」「看護学演習(2単 位)」「看護学援助特論(2単位)」の計6単位、共通科目から「看護学研究(2単位)」を含む16単位、「特別研究(8単位)」の合計30単位以上を修得することとし ています。
- (2)本研究科の教育研究上の基本理念や目的に沿った指導のもと修士論文の作成に 取り組み、修士論文の審査および最終試験を受けるもとのします。
- 修了要件:
- 本大学院に2年以上在学し、所定の授業科目30単位以上を修得し、かつ、修士論文の 学位論文審査に合格すること。
特別研究テーマ
地域・療養支援看護学
- 田中 結華 教授
- 療養生活を送る患者の看護、ストーマ保有者の看護を研究テーマ・研究課題として扱う。看護実践から見出した研究課題を明確にし、量的研究または質的研究方法による一連の研究指導を行う。
連絡先メール:y-tanaka@nrs.setsunan.ac.jp
- 稲垣 美紀 教授
- 急性・重症患者や周術期患者の看護、循環器疾患患者の看護を研究テーマ・研究課題として扱う。看護実践から見出した研究課題を明確にし、量的研究または質的研究方法による一連の研究指導を行う。
連絡先メール:miki.inagaki@nrs.setsunan.ac.jp
- 小堀 栄子 教授
- 日本に住むタイ人の健康状態を疫学的調査で明らかにし、その改善及び将来的な健康に関する研究を行っている。今後はタイ本国での調査を行うとともに、タイ人以外の日本在住外国人の健康に関する研究を視野に入れている。
連絡先メール:kobori@nrs.setsunan.ac.jp
- 富永 真己 教授
- 労働者をはじめ地域の人々の、心身の健康の保持増進、疾病の早期発見・早期治療、社会復帰,生活の質の向上などをテーマとした量的・質的研究についての一連の研究指導を行う。
連絡先メール:maki.tominaga@nrs.setsunan.ac.jp
- 松田 千登勢 教授
- 様々な場で生活する高齢者・家族への看護、認知症高齢者の看護、介護予防、施設におけるリスクマネジメント、高齢者看護における多職種連携などを研究テーマ・研究課題として扱う。量的研究または質的研究方法による一連の研究指導を行う。
連絡先メール:chitose.matsuda@nrs.setsunan.ac.jp
- 森谷 利香 教授
- 慢性病、特に神経難病を持つ対象の理解やQOLの維持・向上のための看護、および、これらの対象を支える看護職者が抱える課題等を研究テーマとして扱い、質的研究、量的研究を用いた一連の研究指導を行う。
連絡先メール:moriya@nrs.setsunan.ac.jp
健康発達支援看護学
- 鎌田 佳奈美 教授
- 子どもと家族の健やかな発達に向け、虐待予防・防止、早期発見のためのケア方法論、システム構築、および地域や医療機関における子育て支援について探究する。また、援助者の専門性を高めるための教育プログラムの開発に関する研究指導を行う。
連絡先メール:kamata@nrs.setsunan.ac.jp
- 池田 友美 教授
- 病気や障がいのある子どもとその家族に対して、生活の場で提供される看護実践の研究動向を学修し、子どもと家族が本来もっている力を最大限に発揮できる看護実践のあり方、課題解決の方策を探究するための研究指導を行う。
連絡先メール:ikeda@nrs.setsunan.ac.jp
- 井田 歩美 教授
- リプロダクティブ・ヘルス/ライツの視点をもち、女性の一生を中心にパートナーおよび家族への健康支援に必要な実践的ケアを研究テーマ・研究課題として、量的研究・質的研究方法およびテキストマイニング方を用いた研究指導を行う。
連絡先メール:ayumi.ida@setsunan.ac.jp
- 佐久間 夕美子 教授
- 女性のライフステージにおける様々な健康課題に関する研究のほか、学生の学びや看護学教育、看護と介護の協働など、幅広い内容を研究テーマとして扱い、量的研究・質的研究を用いた一連の研究指導を行う。
連絡先メール:yumiko.sakuma@nrs.setsunan.ac.jp
- 眞野 祥子 教授
- 母親の育児負担の軽減、子どもの健全な情緒的身体的発達、父母をはじめとする家族が抱える問題解決を目指し、母親のメンタルヘルス、愛着、養育態度、親子関係をテーマとした研究の指導を行う。
連絡先メール:mano@nrs.setsunan.ac.jp
事前相談について
出願期間前に、志望する専攻分野・専攻領域の研究指導担当教員に必ず相談してください。
全般的なことや志望分野が決まっていない場合は、枚方事務室[TEL:072-807-6001]までお問い合わせください。
長期履修制度
社会人学生等のうち、あらかじめ2年の修業年限内での修了が困難であると見込まれる学生は、修業年限を超えて1年の延長期間を加えた3年で計画的に教育課程を履修し、本専攻を修了することができます。
申請方法等
- 職業を有している等の事情により、修業年限を超えて計画的に教育課程を履修する旨を「入学志願票」により申し出て、入学を許可された学生や、同様の理由で「長期履修学生申請書」により申し出た1年次生は、修業年数を3年とします。
履修指導、研究指導の方法
- 研究指導担当教員が、入学時に当該学生に対して履修方法、研究指導方法等に関する相談指導を行い、履修に係る助言を行います。また、研究指導担当員は、学生が認められた履修期間内で修了できるよう、計画的な単位の修得、あるいは研究活動の適切な進行について指導・助言を行います。
公開講座
過去4年の実績
・2017年度
講 師:細田 満和子 氏(星槎大学 副学長)
テーマ:「白衣を脱いで、町に出ようー多様なる看護の可能性ー」
・2018年度
講 師:平井 啓 氏(大阪大学大学院 人間科学研究科 准教授)
テーマ:「医療現場における行動変容のためのコミュニケーション」
・2019年度
講 師:玉置 妙憂 氏(看護師僧侶)
テーマ:「まずは、あなたのコップを満たしましょうーケアする人の心のケアー」
・2020年度
講 師:富永真己(摂南大学看護学部 教授)、眞野祥子(摂南大学看護学部 教授)、
佐久間夕美子(摂南大学看護学部 准教授)
テーマ:「ストレスフル社会を生き抜く力」
入試概要
募集人員
6人
修業年限
2年(長期履修制度あり:修業年限3年)
主な出願資格
つぎの各項のいずれかに該当する者。
- 学校教育法第83条に定める大学を卒業した者または2024年3月末までに卒業見込みの者
- 独立行政法人大学評価・学位授与機構から学士の学位を取得した者または2024年3月末までに取得見込みの者
- 外国において学校教育における16年の課程を修了した者もしくは2024年3月末までに修了見込みの者
- 外国の大学その他の外国の学校において、修業年限が3年以上である課程を修了することにより、学士の学位に相当する学位を授与された者、もしくは2024年3月末までに学士の学位に相当する学位を授与される見込みの者
- 専修学校の専門課程(修業年限が4年以上であること。その他の文部科学大臣が定める基準を満たす者に限る)で文部科学大臣が別に指定したものを文部科学大臣が定める日以降に修了した者
- 文部科学大臣の指定した者
- 本大学院において、個別の入学資格審査により、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者で、2024年3月31日までに22歳に達する者<入学資格審査必要>
上記の出願資格に加え、つぎの各項に該当する者。
- 看護師、保健師、助産師いずれかの資格を有する者(取得見込みを含む※)
- 出願資格(7)により出願を希望する者は、看護系の短期大学・専修学校・各種学校等を卒業・修了し、看護職として2年以上の実務経験を有する者
※上記の資格については、2024年3月末までに資格を取得できない場合、入学を許可しない。資格取得後、速やかに入試部に『免許証のコピー』を提出すること。
選抜方法
次の各項目を総合的に判定します。
【書類審査】成績証明書
【学力試験】①専門科目(志望専攻分野の専門科目から出題)②英語
【面接試験】個別面接試験
入試日程
入試区分 | 試験日 | 出願期間 | 合否発表 |
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学内進学者入試 | 2023年5月20日(土) | 4月24日(月)~5月10日(水) | 6月2日(金) |
一般入試(第2回) | 2023年9月9日(土) | 8月23日(水)~8月30日(水) | 9月27日(水) |
一般入試(第3回) | 2024年2月17日(土) | 1月31日(水)~2月7日(水) | 3月5日(火) |