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アメリカの2大学とグローバル・シチズンシップに関するオンライン国際協働学習を実施しました一覧へ戻る

2021年度後期に開講された「グローバル・シチズンシップ副専攻」の英語授業科目「Topics in Global Citizenship (EMI)」において、本学の学生はアメリカの2大学の学生とともに、オンライン国際協働学習(COIL/Collaborative Online International Learning)の手法により、戦争と貧困について学びました。グローバル教育センター所属のカーティス・チュウ講師によるこの授業は、本学で初めてCOILを用いたセメスター制の授業となり、外国語学部、理工学部、経営学部、経済学部の学生16名が履修しました。

学期の前半では、フェイエットビル州立大学の歴史学教授Sydney Pash博士と広島平和記念資料館の協力のもと、日米の学生が広島の原爆について共に学びました。オンライン講義や被爆者の証言をお聞きし、その前後に意見を交換したことは、本学学生16名とアメリカ人学生62名の双方にとって貴重な体験となりました。原爆を投下すべきか否かについては様々な見解がありましたが、授業終了時には、すべての学生が平和の大切さと二度とこのような悲劇的な出来事が起こらないことを願うという共通のテーマが浮かび上がってきました。

学期の後半では、スクールクラフト・カレッジの英語教授Helen Ditouras博士とのコラボレーションにより、グループ研究や映画分析を通じて、日本とアメリカの貧困について学びました。6週間にわたる共同研究では、スクールクラフト大学の学生18名と本学の学生がパートナーを組み、互いの国の貧困やホームレスの現状について発表し合いました。チュウ講師はスクールクラフト・カレッジの学生にグローバル・シチズンシップと持続可能な開発目標(SDGs)に関するオンライン授業を行い、Ditouras博士は本学学生に映画の分析手法に関するオンライン授業を行いました。授業とリサーチで得た知識をもとに、学生は日本映画とアメリカのドキュメンタリー映画から、貧困やホームレスに関するシーンを選んで鑑賞し、分析を行いました。最後に、学生同士の意見交換が行われ、今回のコラボレーションで学んだことの多さに驚かされました。

次年度以降も「Topics in Global Citizenship (EMI)」では、フェイエットビル州立大学とスクールクラフト・カレッジの両校との連携を継続していく予定です

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