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本学および台湾・国立嘉義大学の学生たち 本学および台湾・国立嘉義大学の学生たち

日本文化を紹介する本学の学生 日本文化を紹介する本学の学生

それぞれのテーマでグループワークする学生たち それぞれのテーマでグループワークする学生たち

 グローバル教育センターでは、2020年度後期からCOIL(Collaborative Online International Learning)型教育を取り入れたThe Global Communication Workshop (GCW)のプログラムを行っています。GCWは、英語中級者から上級者向けのプログラムで、議論するための英会話力やプレゼン力などの実践力を養うものです。特に、国際学会での発表などを目指す大学院生には受講を推奨しています。

 

 このプログラムでは、ICT(特にテレビ会議のアプリケーション)を駆使して海外大学の学生とのコミュニケーションをとりながら、新しい観点や知識をより深く学べる方法として近年注目されている「COIL型教育」と言われる手法を用いており、学会等のルールに則った発表を行うことで、文化の枠組みを超えたコミュニケーション能力を養うことを目的とする10週間のプログラムであり、当センター所属のカーティス・チュウ講師が実施しています。本学からはこれまでに18人の学生が参加しました。

 

 今年度前期は台湾の国立嘉義大学のAngel Chen博士と共同で行われ、学生は世界中の聴衆に向けての発表をリアルタイムで行い、そのフィードバックをパートナー大学の学生から受け取る方式と、また録画で発表する方式の2方式で進めました。本学の学生は同大学の2つのグループへの発表となりました。

 

 リアルタイムでの発表は、模擬会議のスタイルで、本学の学生が日本のエチケットと文化をテーマにさまざまなトピックについて個別に発表を行いました。Chen博士とチュウ講師の会議進行により、台湾の学生が発表者全員に質問をしました。2時間におよぶプログラムで、学生は国際的な会議における基本的な受け答えの方法を体験しました。

 

 一方、録画での発表では、学生は持続可能な開発目標(SDGs)への理解を深めるため、日本で起こっている社会的および環境的問題についての様々なトピックについて調査し発表しました。台湾の学生は発表のビデオを見て、特に台湾の状況の共有に重点を置きながらフィードバックを返してくれました。この交流を通じて学生たちは、日本と台湾の両方で発生しているSDGsとそれに関連する問題について学ぶだけでなく、SDGsに一緒に貢献する方法についても意見を交換しました。

 

 GCWでは発表を体験することとは別に、学生は、講演者と聴衆の両方の観点から、発表がどの程度成功したかを振り返ることもできます。これまでに学んだ聴衆の注意を途切れさせない方法と、発表の論点を的確に主張することにより、学生は公式な場での発表において説得力のある受け答えが可能になるという、GCWの目標を達成することができました。

 

 コロナ禍により海外渡航を伴う留学が停止しています。今後も当センターではオンラインを活用するなど、ウィズ・コロナ、アフター・コロナを見据えた教育プログラムを新規開発・実施していきます。グローバルに学びたい学生はぜひ一度グローバル教育センターに足を運んでみてください。

 

                                      以 上

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