2050年の食と農を転換する昆虫利用 内閣府の「挑戦的研究」推進マネージャーらが講演 3月13日:オンライン公開シンポジウムを開催
DATE:2023.02.20広報室
NEWS RELEASE【No.29】
摂南大学(大阪府寝屋川市)農学部先端アグリ研究所は一般社団法人日本応用動物昆虫学会と共同で、公開シンポジウム「ムーンショットで目指す2050年の昆虫利用と害虫防除」を枚方キャンパスの会場とオンラインで開催します。
【本件のポイント】
● 内閣府ムーンショット型研究開制度のプロジェクトマネージャーらが講演
● 第67回日本応用動物昆虫学会大会と先端アグリ研究所が共同で開催
内閣府では、日本発のイノベーション創出を目指し、大胆な発想による挑戦的な研究開発を推進する「ムーンショット型研究開発制度」を策定しています。「2050年の食と農」の項目では、2050年までに未利用の生物機能等をフル活用することや、地球規模でムリ・ムダのない持続的な食料供給産業の創出が目標とされており、その中で「昆虫」の活用が、食や農の未来を転換するカギとして注目されています。
現在、一般的に作物の害虫防除に使用されている化学農薬は、薬剤抵抗性の発達や食の安全、環境への負荷などの課題があります。そこで昆虫を利用し、天敵や微生物農薬などを使った害虫防除の方法が注目されています。また、昆虫の食用化が、世界人口の大幅な増加に伴う食用タンパク質不足の危機(タンパク質クライシス)を防ぐ打開策として検討されています。
今回、第67回日本応用動物昆虫学会大会が本学枚方キャンパスで開催されることを受け、同学会と本学先端アグリ研究所が共催したシンポジウムを開催します。内閣府「ムーンショット型研究開制度」でプロジェクトマネージャーを務める、京都大学大学院農学研究科の日本典秀教授やお茶の水女子大学理学部・早稲田大学大学院先進理工学研究科の由良敬教授が同プロジェクトの詳細を語るとともに、コオロギの食用化やハエ・シロアリの飼料化、レーザー殺虫、オールマイティ天敵などをテーマに研究の第一人者である講師陣が講演を行います。
1.開催日時:2023年3月13日(月)13:30~16:40
2.申込方法:事前申込制 こちらの入力フォームおよび添付チラシのQRコードから
お申し込み下さい。 https://forms.office.com/r/WDHkwUGY0n
3. そ の 他:無料、日本応用動物昆虫学会の会員以外の方は、オンライン(Zoom)参加のみ。
2023年4月以降は、学校法人常翔学園広報室06-6954-4026までご連絡ください。