理工学部機械工学科 堀江昌朗教授の研究課題がJST(国立研究開発法人 科学技術振興機構)の研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同(育成型)に採択されました。
DATE:2023.10.03企画課
A-STEP産学共同は「育成型」と「本格型」で構成され、社会課題の解決などに向けた技術移転を支援するプログラムです。
理工学部機械工学科 堀江昌朗教授の研究課題「低騒音・低振動流体機械を実現するための3次元旋回流相対速度分布計測システムの開発」がJST研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP)産学共同(育成型)に採択されました。「育成型」の応募数は532件あり、49件の課題が採択されました。
ドローンやフライングカーのプロペラ、送風機やポンプ内部の羽根車の周りには空気の渦が発生し、高速に回転する旋回流と共に下流側へ流れています。この渦が騒音や振動の原因となるだけでなく、装置の性能低下に繋がることが知られていますが、流れが高速であるために実験的に渦の動きを撮影することは非常に困難でした。そこで、堀江教授は、回転している物体を静止して撮影できる「回転体相対静止撮影装置」を開発し、送風機やポンプの羽根車と共に高速回転する旋回流中の渦を撮影することによって装置の性能向上を目指した研究を行っています。
今回採択された研究課題では、この技術を更に発展させて高速に回転する旋回流中の渦流れを3次元的に捉えることができる新しい計測装置を開発することを目標としているそうです。
科学技術振興機構のプレスリリース
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1636/index.html
◆研究課題「低騒音・低振動流体機械を実現するための3次元旋回流相対速度分布計測システムの開発」
◆理工学部機械工学科 堀江昌朗教授