体育会陸上競技部 近藤元選手(法律学科 4 年) 『杭州アジアパラ競技大会』走り幅跳びで金メダル 
DATE:2023.11.16広報室
NEWS RELEASE【No.24】
摂南大学(学長:久保康之)の陸上競技部に所属する近藤元(こんどう はじめ)選手が、2023 年 10 月 22 日から 28 日にかけて開催の『杭州アジアパラ競技大会』に日本代表選手団の一員として出 場し、走り幅跳びで優勝という功績を残しました。
【本件のポイント】
●体育会陸上競技部に所属する近藤元選手が日本代表として『杭州アジアパラ競技大会』 へ出場
●初出場のアジアパラ競技大会において「走り幅跳び」種目で金メダルという快挙を成し 遂げた
●今年 6 月に行われた日本国内最高峰のパラスポーツ競技大会『ジャパンパラ競技大会』 では 3 種目で優勝
【杭州アジアパラ競技大会 大会概要】
大会名称:杭州アジアパラ競技大会
大会期間:2023 年 10 月 22 日(日)開会式~28 日(土)の 7 日間
開催地:中華人民共和国・杭州市 参加国・地域:45 カ国・地域
近藤選手の参加区分:陸上競技(100m、走り幅跳び)/選手
近藤選手コメント ~刺激を与え合える存在でありたい~
これまでの大学生活を振り返ると、足を失うという大変な ことがありながらも、パラ陸上との出会いにより新しい目標 が出来ました。私もチームメイトと刺激を与え合える存在で ありたいと思い、日々のハードな練習に取り組んできました。 今回の大会では 100m は 5 位でしたが、走り幅跳びで金メ ダルを取りました。メダリストとして障がいの有無に関わら ず、全ての人を勇気づけられる選手になりたいです。
■近藤選手とパラ陸上
近藤選手は、大学入学時から陸上競技部に所属。2020 年末に起きたバイク事故によって右太もも から下を失いました。事故を受けても競技を諦めるのではなく、「それでも自分は陸上を続けるん だろうなと直感した」と話し、逆境を受け入れ、前向きに挑戦することを決意しました。思うよう に体が動かなかったり、義足に対する周囲の目が気になったり、心身共にストレスのかかることも 少なくはない中でしたが、周囲の温かいサポートを原動力にリハビリに励み、事故から 10 カ月後 にはフィールドに復帰しました。
復帰後は、ブランクや苦境を吹き飛ばすほどの才能を発揮させ、2023 年 4 月上旬に開催された記 録会では走り幅跳びで 6.33m の大ジャンプを見せました。パラ陸上界では障害のレベルに応じてク ラスが分かれており、近藤選手が所属する T63 クラスにおいて 6m 超のジャンパーは国内で 2 人の みです。
■近藤選手の実績
7 月 パリ 2023 世界パラ陸上選手権大会 走り幅跳び 7 位
6 月 2023 ジャパンパラ陸上競技大会 100m・200m・走り幅跳びの 3 種目で優勝
■摂南大学 体育会陸上競技部について
陸上競技部は昨年より、男子長距離で 2008 年北京五輪に出場した竹澤健介氏をヘッドコーチに 迎え長距離を強化しています。近藤選手が所属する「男子陸上競技部」は、3 年連続で日本選手権 や全日本インカレに出場するなど好成績を収めています。今年 4 月には「女子陸上競技部」を発足 し、全日本インカレと全日本大学女子駅伝出場に向け、部員は日々練習に励んでいます。
■内容に関するお問い合わせ先
摂南大学 学長室 企画課
TEL: 072-839-9450 (直通・月~土)9:00~17:00