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【理工学部】第8回 摂南大学融合科学研究所講演会を開催しました一覧へ戻る

 第8回 融合科学研究所講演会が2月28日(水)に開催されました。今回は、融合的研究の早期着手につなげることを念頭に、本学に着任後数年以内の教員5名の招待講演セッションを企画しました。加えて35件の学生による研究発表が行われ、延べ93名の参加者による活発な議論が行われました。

 招待講演セッションでは理工学部基礎理工学機構の大久保勇輔特任講師から「代数とは何か」について分かりやすい解説の後、自身が研究する最新の代数学について紹介がありました。住環境デザイン学科の山根聡子講師からは「マンション管理士」の実態について海外調査事例を踏まえながら紹介され、マンション管理士の今後のあり方について提言が示されました。電気電子工学科の畠中惠司准教授からは前職企業での開発事例を披露されたのち、現在取り組まれている点字読み取り装置等の研究テーマについて紹介されました。生命科学科の見坂武彦教授は日本を訪れる「渡り鳥」集団の移動に伴う抗菌薬耐性菌の拡散機構を紹介されました。人・動物・環境が密接に繋がる「ワンヘルス」の理念についても解説されました。機械工学科の渡邉陽介准教授は非線形超伝播等の特異な波動に関する研究テーマについて、波動が伝播する様子を撮影した興味深いビデオ映像を交えながら紹介されました。

 学生による研究ポスター発表では35件の研究発表が行われました。会場にはポスターのほか模型や実機が持ち込まれ活気が溢れる中、学科や専門の垣根をこえた交流が2時間にわたり続きました。

 このように、招待講演、学生のポスター発表とも活発な議論が行われるとともに、理工学部内で実施されているさまざまな研究分野が可視化され、多くの交流が生まれ、盛況のうちに講演会が終了しました。

 最後に、お忙しい中、本講演会に参加していただきました方々に心より感謝申し上げます。

 

2024年3月18 日

理工学部長 柳沢 学

融合科学研究所所長 長島 健

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