患者さんの回復を支える最前線で、大学で学んだ「寄り添うケア」を実践。
入職時に自ら希望して以来、ICU( 集中治療室)に所属しています。手術後や緊急入院された方など重篤な患者さんを担当するだけに、刻一刻と変わるモニターの数値から病態を正確に判断し、迅速かつ適切にケアする知識と技術が欠かせません。緊張の連続ですが、医師や薬剤師、理学療法士などと連携し、綿密なカンファレンス( 意見交換)を重ねながら患者さんの回復に向けて全力で取り組んでいます。ご家族を支えることも大切な役割です。「岸川さんに看てもらってよかった!」とご家族が言ってくださるとき、この仕事のやりがいと大学で「寄り添う看護」を学んだ意義を改めて実感します。将来は、卒業研究のテーマでもあった訪問看護を視野に入れ、地域で暮らすお年寄りや医療ケアの必要な子どもたちの役に立ちたいと考えています。そのためにもICU という高度急性期医療の現場で研鑽を積み、看護師としてのさらなる成長をめざします。

摂南大学のココが良かった!

現場経験豊富な先生方が親身に接してくださるため、不安なく着実に学び進められました。自分でテーマを見つけて研究・発表する授業も多く、仕事に役立つ問題解決能力が身につきました。薬学部生とともに学び、薬の知識やチーム医療のあり方を学べたことも有意義でした。
実習での体験が教えてくれた、患者さん一人ひとりと向き合う大切さ。
小児科病棟に勤務して4年になります。もともと子どもが好きで、小児救急の充実している市立ひらかた病院を志望。来院時には泣いたり落ち込んだりしていた患者さんが次第に元気になっていく姿を見て、やりがいを感じる毎日です。大学の実習でも小児科を担当したのですが、当時は患者さんやご家族に寄り添った看護ができず反省することもありました。その時に学んだのが、看護における個別性の大切さです。目の前の患者さんとしっかり向き合い、どのように関わるべきか考えて対応する重要性を再認識しました。今では患者さんの好きなキャラクターなどの絵をシーネ(骨折の際、患部を固定する添え木)に描いたり、視線を合わせて話したり、少しでも不安を取り除けるコミュニケーションを実践中。一人ひとりに応じた看護を心がけ患者さんが心を開いてくれた時は、看護の道を進んで良かったと感じる瞬間です。今後は産婦人科の知識も身につけ、より深く患者さんと関わることが目標です。

摂南大学のココが良かった!

先生方との距離が近いことが魅力です。少人数授業で質問がしやすく、実習での悩みなどいつでも相談でき、心強く感じました。また、就職部の方々のサポートが手厚いことも印象的で、就職に必要な書類などのアドバイスを丁寧にしてくださり励みになりました。