食農分野のトップランナーが語る「農学」の最前線|農学FINDER

多くの笑顔、人々が暮らす未来、安心・安全な毎日…。
「食」や「農」の学びは、社会の基盤を支え、さまざまな分野で活躍しています。

  • 行政×農学
  • チーム医療×農学
  • 研究開発×農学
  • 鉄道×農学
  • 地域×農学
  • 研究支援×農学
  • 食の安全・安心×農学
  • 水×農学
  • テーマパーク×農学
  • 情報技術×農学
  • 予防医学×農学
  • 情報×農学
  • 医薬品×農学
  • 健康食品×農学
  • 新品種開発×農学
  • 有機栽培×農学
行政 × 農学

農業を支援するアイデアが日々生まれています。

大阪府庁 環境農林水産部 農政室推進課経営強化グループ 池田 祐之介さん

各種サポートを通じて農業の担い手の育成に取り組んでいます。規模拡大をめざす方には新しい農地確保を支援し、農産物の高品質化や農作業の省力化を希望される方にはIT技術の導入推進を行うなど、多様なソリューションを提案。新しく農業を始めたい方の相談にも応じています。農業のIT化が進めば、経験年数にかかわらず高品質な農産物が栽培できるようになり、ますます多くの人が農業へ参入しやすい社会になるでしょう。

チーム医療 × 農学

チーム医療を支える、「食」と栄養のスペシャリスト。

関西医科大学附属病院 栄養管理部 村田 麻由佳さん

病院という医療の最前線で、医師や看護師、他職種の方と協力して患者さんの栄養状態の改善に取り組む「栄養サポートチーム(NST)」の一員として頑張っています。入院患者さんの栄養状態を把握し、栄養の不足はないか、飲み込むことはできているかなど、食に関するデータや体調の情報をチームで協力しながら評価し、栄養面をケアしています。「食」の正しい知識を通じて安心を提供する。日々やりがいを感じられる職業だと思っています。

研究開発 × 農学

未来のトマトは、今日のトマトより、ずっと美味しい。

キッコーマン株式会社 研究開発本部 研究職 小西 千秋さん

おなじみの野菜でも、気象の変動や社会情勢により、その栽培方法は変化していることをご存知でしょうか。私の専門のトマトも、より美味しくするということだけではなく、厳しい自然環境にも強い品種や、生産コストが安い品種など、さまざまなものが生み出されています。時代とともに課題が生まれ、それがまた新しい発見につながる。チャレンジ精神や柔軟な発想で、新しい世界を切り開くワクワクがある学問。それが農学の魅力です。

鉄道 × 農学

JR九州は、美味しいニラで、地域を耕しています。

JR九州ファーム株式会社 大分事業所 今村 研斗さん

土を耕し、日々成長を観察して収穫の適期を考え、青々とした食べごろのニラを出荷する。それが私の仕事です。九州において農業は、全国に誇る基幹産業。その発展が、地域の活性化につながるとJR九州は考え、農業を展開しています。農学は、専門的なノウハウの修得だけではなく、課題に対する取り組み方も学ぶことができるため、その学びを生かせるフィールドは農業に限りません。無限の可能性が、その大きな魅力だと思います。

地域 × 農学

ドラッグストアから地域の健康を見守る、食と栄養の専門家。

株式会社スギ薬局 経営企画本部 管理栄養士 河合 ひな子さん

地域のみなさまが日常的に利用される薬局の管理栄養士として、食と栄養のアドバイスを行っています。健康相談会や子育てを支援するベビーセミナーなど、健康づくりに貢献するイベントも積極的に開催。医療機関での受診を迷われるような小さなお悩みも気軽にご相談いただき、身近な立場から安心や健康をご提供できることに魅力を感じています。農学は、人の生活と深く結びつく分野。当たり前の日常のなかにある疑問を解くところに面白さがある学問だと思います。

研究支援 × 農学

未来をつくるパートナーとして、研究をサポート。

タカラバイオ株式会社 営業支援部 櫻井 由季さん

大学や企業のパートナーとして、バイオ研究で使われる試薬や機器の営業企画を通して研究活動をサポートしています。最先端の研究ニーズに応えるために活きているのが学生時代に学んだ農学・生物系の専門的な知識や実験経験です。研究の進行に合わせ、次はどんな試薬や機器が必要となるか、先を読むことで、よりよいサポートができます。また専門知識があるからこそ研究者の声を新製品の開発に活かすこともできます。研究のサポートを通じて、新技術の開発や新発見に貢献できることが喜びです。

食の安全・安心 × 農学

健康な生活、木々も野菜も、農学でつながる。

一般財団法人日本食品分析センター 微生物試験課 分析試験担当者

私たちの口に入る食品や食品添加物、肌に触れる化粧品の安全を確認すること。それは農学で学ぶ「微生物検査」の領域です。検査を通じ、安心して暮らせる社会をつくることが私の仕事。農学の世界は、植物から微生物まで、ナノからテラまで、研究対象が豊富に広がっています。人、動植物、木々などの自然すべてをつなぐ架け橋ともいえるでしょう。その中で、自ら課題を見つけ、自ら答えを解明する努力が、きっと価値ある学びになると思います。

× 農学

機能をプラスした、オーダーメイドの「水」、あります。

株式会社日本トリム 開発部 浜渦 恭臣さん

植物栽培の水が、オーダーメイドで作られていることをご存知でしょうか。現代の農業では、栽培環境に合わせて水を最適化する手法が進んでいます。水のイオン濃度の調整、酸素や水素の溶解などによって水に機能を持たせることで、農作物の収穫量の向上を狙う研究も進行中です。農学は、人の食料生産の技術革新に挑む分野です。さまざまな環境下で、農作物栽培の技術を考える。宇宙など、新たなステージへの進出も、農学が叶えてくれるかもしれません。

テーマパーク × 農学

ハウステンボスは、誕生した時から「環境未来都市」。

ハウステンボス株式会社 経営企画室 次世代農業プロジェクト 松原 佳人さん

ハウステンボスは創業当時から「環境未来都市」を目指し続けています。テーマパークにおける広大な土地を「実験場」とし、外部パートナーと連携、最先端技術を導入しながら、新たな食農産業づくりに挑んでいます。農業を「都市機能の1つ」と捉え、「植物工場」などをはじめとした取り組みの成果を、当園だけではなく、街づくりのノウハウとして社会に還元したいと考えています。「食」を通じて、日本全国を元気にする。ハウステンボスが、その起点になります!

情報技術 × 農学

ITテクノロジーで、農業と世界の未来を描く。

パナソニック株式会社 アプライアンス社事業開発センター アグリ事業プロジェクト 企画・主務 芝田 淳さん

世界中で高まり続ける「食」のニーズ。地球環境を守りながら、安定的に高品質な食糧を届けるために、科学技術の力が求められています。私たちは、省エネ性に優れ、効率的に農作物を生産できる設備の普及に取り組んできました。経営や栽培に関するノウハウのデータ化と活用により、農業経営をお手伝いするWEBサービス「栽培ナビ」を提供。今後は誰もが容易に生産できるサービスの開発に取り組んでいきます。農学から、日々の食を支える。世界中の人の健康に貢献できる分野だと感じています。

予防医学 × 農学

すべての人は、食べることで、生きている。

JCHO星ヶ丘医療センター 栄養管理室 管理栄養士 福田 恭子さん

人々の健康を、「食」を通じて支える専門家。それが管理栄養士です。私は学生時代、食べたものが人体に影響をもたらすメカニズムの研究に夢中になっていました。
人は食べずには生きられないので、「食」を研究することは、命や健康に直結する学びと言えます。近年は、健康な人が病気にならないよう、食事で疾病リスクを回避する「予防医学」の面でも注目が集まっています。食で社会をリードする、大きな可能性に満ちた分野です。

情報 × 農学

これからの農業は、スマートに成功する「農業ビジネス」に変革している。

株式会社 マイナビ 農業活性事業部 池本 博則さん

私たちは、これからの未来を担う農家の方々が集い、農業ビジネスにおける解決のヒントや多彩な情報を得られる場として、「マイナビ農業」というサイトを立ち上げました。現在日本の農業は変革期です。作物栽培における様々な技術や最適な天候情報等はデータ化され、スマートフォンで育成管理などができる技術も進歩。農業は次世代の農業ビジネスとして変革しています。その現状に相反して、その魅力あるビジネスを担う時代の担い手は不足しています。わたしたちは農業と人、そして世代と情報をつなぎ、農業を盛り上げたいと考えています。

医薬品 × 農学

人類の課題に正面から挑み、幸せへ導く。

森下仁丹株式会社 ヘルスケア事業本部 ヘルスケア研究開発部
上級健康食品管理士 食品保健指導士 川上 宏智さん

サプリメントをはじめとした機能性食品や医薬品などの研究開発事業を統括しています。近年は「予防医学」とのつながりが増えてきました。病気の予防に食品の分野からアプローチを試み、数々の製品を生み出しています。農学は、人々の健康に貢献できるフィールド。それは、地球規模で懸念されている食糧難や環境問題などに向き合い、その解決に挑める分野であるということ。大いなる可能性と期待に満ちた世界が広がっています。

健康食品 × 農学

ヒトの健康を、腸の中から支えていく。

株式会社ヤクルト本社 中央研究所 食品研究所 食品第三研究室 梛野 崇之さん

食と健康を科学する学問の面白さを教えてくれたのが、農学でした。学生時代に農学の学びから受けた刺激は、今も私の糧になっています。ヒトが病原菌などから身体を守るための仕組みである「免疫」、ヒトの腸に共生している「腸内細菌」、それらと「食」との関係性を解明する研究は、未来の健康を支える可能性に満ちています。これからの社会は、食糧、医療、地球環境など数々の課題が出てくると思いますが、農学はそれらのすべてと向き合えるチカラを持つ学問であると感じています。

新品種開発 × 農学

農学のゴールは、人と社会のためにある。

ヤンマー株式会社 中央研究所 バイオイノベーションセンター 新井 由紀さん

私は、イネの育種技術の研究に取り組んでいます。「味が良い」「病気に強い」などの特徴を持つイネを掛け合わせた新品種を開発し、農家の収益向上やコスト軽減に貢献することが目標です。イネをはじめ、生物は複雑で精密な仕組みを持っていますが、その多くはまだ解明されていません。農学は、一つの新発見が常識を覆し社会の問題を解決する可能性のある分野です。進歩の先に、人と社会の「おいしい」をつくる。そこに農学の魅力を感じます。

有機栽培 × 農学

未来の「美味しい」を育てる仕事。

楽天農業株式会社 農業生産部 中村 友哉さん

いつもの野菜をいつも通りに提供すること。それは、実は簡単なことではありません。農薬を使わないため安心・安全とされる有機野菜は、人気を集める一方で、天候や害虫に弱く、安定的に提供するのが難しいという課題を抱えています。それらをクリアし、収益を生める栽培方法を確立できれば、後継者不足の解消、未来の農業の活性化につながるはず。自分の野菜が「美味しい」と言われる感動を、次世代にも味わってほしいと思います。