2006年11月13日
2006年度前期「学生による授業アンケート」結果について
学科長 澤井 健二
教育システム評価委員会
都市環境システム工学科では、標記アンケート結果について2006年11月2日に会議を開催し、アンケート結果の分析と今後の対応について話し合いを行いました。以下に話し合われた内容について示します。
話し合いでは、主として、学生間の習熟度差と講義のレベル、ノートの取りやすい講義、理解度の低さ、学生の受講上の問題、等について論議されました。具体的な事柄を以下に列挙します。また、個々の科目については公開されたコメントを見て下さい。なお、次回から各科目とも公開時に出来る限りコメントをつけるようにします。
- (1)習熟度にかなりの差のある学生をすべて満足させるのは難しい。特に数理系の科目ではこの傾向が強い。出来るだけ基礎を大切にし、進む学生については、オプション課題を与える等の工夫を試みていきたい。
- (2)学生がノートを取りやすいような工夫、配慮が必要であるとの認識を確認した。例えば、板書の工夫、プリント配布とその利用法の指導等に関してさらなる工夫をしていく。ただ、黒板を写すこと、プリントをもらうことが授業を受ける全てだと考えている学生が、まだ、一部に見られるようです。学生諸君も耳から入った情報も合わせてノートを取る力をつけるように努力をしてほしいと思います。
- (3)講義の満足度はそこそこの評価を得ているのに、理解度が低い科目が数多く見られる。わかりやすいようにと努めているつもりであるが、十分に伝わっていないようである。学生諸君がどのような状態で理解できたというイメージをもてるのか、ということも合わせて、さらなる工夫をしていきたい。
- (4)欠席、遅刻、居眠り、携帯電話の操作といった受講上の問題が散見されます。学生諸君が出来るだけ興味を持てるような講義内容を心がけますが、学生諸君も辛口の基礎を営々と積み重ねることの重要さと、その結果としての理解することの喜びと達成感を知ってほしい。今後、(3)の理解を助けるという面も合わせて、予習、復習シート、小テスト等を活用していきたい。
- (5)依然として、実験、実習等に関しては、設備、環境に関する評価が低いので、今後改善を目指していく。
授業改善に向けての学生諸君の積極的な発言、行動を大いに期待しています。ご意見をお寄せ下さい。