2008年12月9日

2008年度前期「学生による授業アンケート」結果について

都市環境システム工学科
学科長  伊藤 譲
教育システム評価委員会

都市環境システム工学科では,標記アンケート結果について 2008 年12月3日に会議を開催し,アンケート結果の分析と今後の対応等について話し合いました。以下にその主な内容を示します.

  1. (1)中間テストの実施(測量学U),レポート提出時の口頭試問の実施(コンクリート構造学T),授業の開始と終了時に2回小テストをするなどにより復習効果を高められることが分かった.今後,予習・復習シートの利用方法を含め検討する必要がある.
  2. (2)マイクの使用が適切でなく声が聞き取れないとの声があった(地盤力学Tα).ある程度の大きさの教室ではマイク使用を徹底するようにしたい.
  3. (3)TA (教務補助員) が加わった科目(工学基礎実験)において,教室環境に問題があっても,満足度が比較的高かった.今後,実験科目での TA のさらなる活用を行い(来年度は建設工学実験と環境工学実験にもTAが加わる),きめ細かい教育を行いたい.
  4. (4)板書が多すぎるとの指摘のある授業について,板書は全てノートする場合と要約を求めている場合とがある.両者の違いに応じてノートテーキングを工夫して下さい.どちらか分からない場合には教員の指示をあおいで下さい.
  5. (5)課題提出時に,その場で成果品をチェツクする科目は比較的に評価が高かった.
  6. (6)アンケートによると, ほとんど復習していない科目もあった.予習と復習とは授業を受ける前提であり,学生諸君は心がけてもらいたい.
  7. (7)クラス分けをしている授業において,授業内容のレベルの高い方のクラスで満足度が低くなった科目がある.授業内容は,学生諸君が自宅で予習・復習すること,分からないことを教員に質問すること,さらには卒業時に職業人として社会に貢献できることなどを前提に決めています.教室としても授業改善を心がけますが,学生諸君も予習・復習・質問の3点を意識して受講して下さい.
  8. (8)パワーポイントを用いる授業において,1枚のスライドの中に文字数を多くするなど情報量を詰め込みすぎるとの指摘があった.このことは,従来から指摘されてきて,最近はかなり改善されてきているが,今後とも工夫の余地がある.

今後とも,各方面からの意見を採り入れつつ,努力,工夫を重ね,本学,本学科教育プログラム,教育システムのスパイラルアップを図っていきたいと考えています.学生諸君のより一層の積極的な関わり合いを大いに期待しています.

以上