2011年11月24日
2011年度前期「学生による授業アンケート」結果について
都市環境工学科
学科長 熊野 知司
教育システム評価委員会
委員長 頭井 洋
都市環境工学科では,標記アンケート結果について 2011 年 11 月 15 日に会議を開き, 2011 年度前期開講の専門科目すべてのアンケート結果一覧を基に,専任教員(兼担・客員教授を含む)全員により,教員ごとに担当科目の今期の改善点や反省点,今後の改善方法について説明があり,その後,全員で今後の改善等について話し合いました.以下にその主な内容を示します .
- (1) 多くの科目で,各教員の努力によって授業改善が進んでいる.その結果総合満足度がかなり向上した科目がある.その一方,総合満足度が前回より低下した科目や一部科目において,なお,学生の十分な満足度が得られていない科目もあり,その原因と改善方法についてつぎのような意見が出された.
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(2)
総合満足度で評価が低い科目の担当教員より,受講態度の悪い学生に厳しくすることが原因であるという釈明があった.これに対し,私語等で授業妨害する学生に厳しく接することはやむをえないが,学生の自尊心を傷つけるような叱り方や注意は避けるよう,注意の仕方に工夫する必要があるのではないかという意見が出された.
- (3) 一部の科目で,極端に回収率が悪い科目(受講生の数に比べ, 1/3 )があり,その原因を調査し,回収の方法を改善する必要性が指摘された.
- (4) 今回も前回に続き,教員より,「教科書を持参しない」,「教科書を持参していても教科書を開けない」などの学生への指摘事項があった.これに対し,教科書を講義で活用する工夫や根気よく注意を与えていくなどの意見が出された.
上記のように,教員は,諸君のアンケートについて長時間の議論を続けて,授業改善に努めています.学生諸君も,予習・復習に努め,無断欠席や遅刻をしない,教科書を必ず持参し講義中は講義に集中するなど,協力をお願いします.学科では来年度 の, JABEE 継続審査(総合コース)に向けて,自己点検書を作成中です.今後とも,各方面からの意見を採り入れ,本学科教育プログラムと教育システムのさらなる改善を図っていきたいと考えています.
以上