2016年3月18日
2015年度前期および後期「学生による授業アンケート」結果について
都市環境工学科
学科長 頭井 洋
教育システム評価委員会
委員長 八木 俊策
都市環境工学科では,標記アンケート結果について 2016年6月28日に教育システム評価委員会を開き,2015年度前期および後期開講の専門科目のアンケート結果を基に授業改善のための検討を行いました.アンケート結果の全体的な分析結果の説明に続き,すべての専任教員より担当科目の改善点や反省点および今後の改善方法について説明があり,さらに全員で今後の改善等について話し合いました.以下にその主な内容を示します.
アンケート結果の全体的な評価として,「総合的に考えて,この授業を受けてよかったと思いますか」に対する回答は,4.67〜2.67の範囲に分布しており,その平均値は3.59(満点は5)でした.質問項目のうち,やや平均値が低かったのは「内容の理解」で3.43でした.また,「総合的評価」との相関係数が高かったのは、「内容の理解」(0.91),「理解させる工夫」(0.90)であった.この結果が示すように,総合満足度には授業内容を理解できたかどうかが大きく関係しています.しかし、実際には理解度が必ずしも十分でなかったことがわかります.教員にとっては、授業内容のレベルを下げることなく,理解度を高めるための授業改善が必要と考えています.一方,学生諸君には,予習・復習時間を増やすなどにより,理解度を高める努力が必要です.
教員からの主なコメントを列挙します.「数学の学力低下については,学習支援センター等の利用や自宅学習時間を増やすなどの指導が必要」,「予習復習シートを課す科目が多すぎるので見直しが必要」,「私語対策.特に酷い学生については,学科長から厳しく注意する」,「内容を詰め込みすぎ,スライド枚数が多すぎるなどにより,理解度がやや低下したのかもしれない」,「理解度はやや低下しているが,だからといって内容のレベルを下げるのが適切とは思わない.理解度を高めるよう工夫する」
上述のように,学生諸君のアンケート結果に基づいて,教員は長時間の意見交換を行い,授業改善に努めています.学生諸君も学習意欲を高め,授業以外の学習時間を十分に確保することが必要です.授業で理解できなかったことはそのままにせず,その週のうちに担当教員に質問する,学習支援センターを利用する,予習・復習の時間を十分に確保するなど,日々の地道な学習に努めてください.今後とも,各方面からの意見を採り入れ,本学科教育プログラムと教育システムのさらなる改善を図っていきたいと考えています.
以上