2019年8月2日
2018年度後期「学生による授業アンケート」結果について
都市環境工学科
学科長 片桐 信
都市環境工学科では、標記アンケート結果について2019年5月21日に科目間連絡会議を開催し、アンケート結果の分析と今後の対応等について話し合いました。以下にその主な内容を示します。
(1) 構造力学基礎は問9の総合満足度が昨年よりも低下しました。講義が淡々としたものになっていることが原因と考えられます。原理・原則の講義よりも応用に重点を置き、興味を引き出すような授業にできないか検討します。
(2) 地盤力学Uは、問5の理解度が昨年より改善され、学生の自己評価としての理解度が向上しました。成績の向上につながることを期待しています。
(3) 建設構造材料学は、問5理解度と問6興味・関心が低下し、問9の総合満足度も昨年と比べて低くなりました。まずは、興味・関心が広がるように教材を見直すことを検討します。
(4) 空間情報学は、総合満足度(問9)が低下しました。他科目との履修の関連から必ずしも関心が高くない履修者が増加したためと推測しています。
(5)自立した大学生の授業で座席指定することについて賛否はありますが、現状を考えると座席指定せざるを得ない面があります。学生一人一人の授業に対するマナーが改善され、授業を受けることに対する意識が向上することを期待します。
(6)問題の解法を暗記することが勉強であると勘違いしている学生が散見されます。理解し応用できるようにならないと実務で役に立ちません。授業の内容を理解して自分のものにするように意識を改革しましょう。
なお、授業アンケートをWEBで実施するようになってから回答率が低下していることに懸念の声が上がりました。皆さんの声を反映した授業改善を効果的に行うためにもアンケートの回収率を向上させる必要があります。2019年度から質問項目が5項目に減り、入力しやすくなっています。学生諸君の積極的な回答をお願いします。
以上