2022年1月5日

2021年度前期「学生による授業アンケート」結果について

都市環境工学科
学科長  福島 徹

都市環境工学科では、標記アンケート結果について2021年10月11日(環境系科目)および2021年11月1日(建設系科目)に科目間連絡会議を開催し、アンケート結果の分析と今後の対応等について話し合いました。以下にその主な内容を示します。

(1)水理学Uや計画システム、自然都市環境論、環境衛生工学Uなどはオンデマンド(動画配信型)で講義を実施しましたが、講義動画を繰り返し視聴できる点がよかったとの声がありました。一方、一部の講義では講義メモや課題の締め切り直前に講義動画の視聴回数が急激に増加するなど、時間割から大きく逸脱した受講が見受けられ、生活リズムの乱れにつながることが懸念されました。

(2)自然都市環境論や水理学U演習では希望者のみ対面受講ができるような形で講義を実施しました。「対面で受講できてよかった」との意見もあり、オンラインと対面を組み合わせた講義形式に肯定的な意見がありました。

(3)測量学実習Uではよりスムーズな講義進行を目的に、講義補助を担当するTAを1名増員して実施しました。これによってより細かなサポートが可能になり、アンケート結果の満足度が高いポイントとなったと思われます。

(4)構造力学Tはオンデマンド講義のみを実施したことで理解が深まらずアンケート結果が低くなったと思われました。今後、オンラインでの講義実施が必要な場合はハイフレックス方式(リアルタイム配信、対面、オンデマンドを組み合わせた形式)で実施することとなりました。

(5)環境計画設計製図では前半部分の内容が詰め込まれた形となっており、課題も多くなっていたために受講の負担が非常に大きいとの意見がありました。より効果的に学習に取り組んでもらうために、前半部分の内容を全7回から全8回で学んでもらうよう変更することになりました。

なお、授業アンケートをWEBで実施するようになってから回答率が低下していることに、引き続き、懸念の声が上がっています。皆さんの声を反映した授業改善を効果的に行うためにもアンケートの回収率を向上させることは重要です。2019年度から質問項目が5項目に減り、入力しやすくなっています。学生諸君の積極的な回答をお願いします。

以上