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2011年5月28日に「新1号館竣工記念国際シンポジウム」を開催

新1号館竣工記念国際シンポジウム

演題 「Ⅱ型糖尿病の新規治療薬の開発」

   ハンス・ウリ・デムート博士
   ハーレ大学教授(ドイツ)、プロバイオドラッグ社(ベンチャー)社長

   開催日: 2011年5月28日(土)
   講演会場:摂南大学寝屋川キャンパス

日本の糖尿病患者は2000万人と推定されている。その95%を占めるⅡ型糖尿病にはこれまで良い治療薬が無かった。トイツのデムート博士は腸に存在する酵素(DPP4)の阻害剤がⅡ型糖尿病治療薬となることを初めて見出し特許を得た。この特許を用いた画期的な治療薬「グリプチン」が本年日本でも萬有製薬(商品名ジャノビア)、小野薬品(グラクティブ)、ノバルティスファーマ(エクア)、武田薬品(ネシーナ)などで販売開始され、医療界で久々の大型医薬品として大きな話題となっている。酵素の基礎研究から新薬を開発することは、生命科学科の教育研究の目標の一つであり、記念講演としてふさわしい人物である。同博士はまた、ベンチャー企業を立ち上げ成功している。これらのサクセス・ストーリーの講演が期待される。 ProfDemuth.jpg
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