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カリキュラム(2017年度-2019年度 入学者)

生命科学科の理念

バイオに関する高度な知識と技術を持ち,生命機構の真理の追究により,人が健康で安全な生活を営むための医療や食品や環境に関する分野で活躍する基礎研究者および研究開発従事者を養成することを目的とする.さらに,創薬科学,医療科学,環境衛生科学などの分野を教育研究することで,人の健康および自然環境との共生を実現するための実践的な技術を身につけた人材を養成する.

生命科学科の学習・教育到達目標(ディプロマポリシー:DP)

  1. 科学技術教養
    ・知的専門職業人にふさわしい科学技術の幅広い分野に関する基礎知識を有する.

  2. 人文社会教養
    ・人間性豊かな社会人,家庭人として必要な人文社会系の基礎知識を有する.

  3. 科学技術者倫理
    ・国際理解・協調と国家・地域社会への貢献の重要性を理解している.また,知的専門職業人にふさわしく,規範やマナーを遵守し,技術者としての倫理観に従った判断ができる.

  4. 数理能力
    ・数学,科学,情報処理の基礎知識を身につけ,課題に対して定量的に解を求めるなど,実務に応用できる基礎能力を有する.

  5. 専門知識
    (生物系コース)
    ・遺伝子組換え技術を使って病気の機構の解析や高次構造に基づく医薬品の開発など,医療に関連する分野で活躍するための知識を修得している.

    (環境系コース)
    ・ 人々の健康をおびやかす環境汚染物質の分析・防除の分野や,食の安心安全分野で活躍するための知識を修得している.

  6. コミュニケーション力
    ・日本語による記述力,コミュニケーションやプレゼンテーションなどの対人能力を有する.また,英語では基礎的読解力など,コミュニケーションのための基礎力を有する.

  7. 学習習慣
    ・課題解決や目標達成のために,自主的に情報収集を行い,自ら学習することができる.

  8. 課題解決能力
    ・自ら課題を発見することができ,計画的に解を見つけることができる.チームの課題では,さらに自らの役割を理解して,チームワークを発揮して解を見つけることができる.

生命科学科のカリキュラム編成方針(カリキュラムポリシー:CP)

ディプロマポリシー(DP)に掲げる目標を達成するため,次のとおり教育課程を編成・実施します.

  1. 知的専門職業人にふさわしい科学技術の幅広い分野に関する基礎知識を身につけるため,教養科目・社会を知る教養群の科学技術教養系「科学技術教養R1」などの科目を配置する.

  2. 人間性豊かな社会人・家庭人として必要な人文社会系の基礎知識を身につけるため,教養科目・自分を知る教養群の人文系「古典から学ぶ」,社会を知る教養群の社会科学系「日本の政治」などの科目を配置する.

  3. 国際理解・協調と国家・地域社会への貢献の重要性を認識するため,また知識専門職業人にふさわしく,規範やマナーを遵守し,倫理観に従った技術者としての素養を身につけるため,専門科目・共通コア群の生命科学系「生命科学と倫理」,少人数教育群のゼミ系「研究基礎演習」,「卒業研究」などの科目を配置する.

  4. 数学,科学,情報処理の基礎知識を有し,課題に対して定量的に解を求めるなどの実務に応用できる基礎能力を身につけるため,専門科目・専門基礎群の「生物統計学」,「情報リテラシー」,少人数教育群の実験実習系「生命科学データベース論・演習」などの科目を配置する.

  5. 生物系コース
    生命科学や創薬科学分野の開発研究に関する知識と技術を身につけるため,専門科目・生物系専門コア群の分子生物系「遺伝子工学」,生物機能情報系「構造生物学」などの科目を配置する.

    環境系コース
    環境や衛生・食品分野の研究や分析に関する知識と技術を身につけるため,専門科目・環境系専門コア群の環境保全系「地球環境学」、環境科学系「公衆衛生学」などの科目を配置する.

  6. 日本語による記述力,コミュニケーションやプレゼンテーション等の対人能力を身につけるため,専門科目・少人数教育群のゼミ系「基礎演習I」,「研究基礎演習」,「卒業研究」などの科目を配置する.また,英語の基礎読解力や英語によるコミュニケーションの基礎力をみにつけるため,教養科目の語学系「基礎英語Ia」,「技術英語」,専門科目・少人数教育群のゼミ系「基礎演習II」,「卒業研究」などの科目を配置する.

  7. 自主的に情報収集を行い,自ら学習する習慣を身につけるため,専門科目・少人数教育群のゼミ系「基礎演習I」,「基礎演習II」,「研究基礎演習」,「卒業研究」などの科目を配置する.

  8. 自ら課題を発見し,計画的に解を見つける能力を身につけるため,またチームによる課題では,自らの役割を理解して,チームワークを発揮して解を見つける能力を養うため,専門科目・少人数教育群のゼミ系「基礎演習I」,「基礎演習II」,「研究基礎演習」,「卒業研究」などの科目を配置する.

表1. 専門科目について (2016年度以降 入学生)

区分 授業科目   履修年次
1 2 3 4
前期 後期 前期 後期 前期 後期 前期 後期
専門科目 専門基礎群 生物学概論 必修              
物理学 必修              
物理化学 必修              
有機化学概論 必修              
生物無機化学 必修              
生物統計学 必修              
情報リテラシー 必修              
共通コア群 生命科学系 生命科学と倫理 必修              
生化学I 必修              
生化学II 必修              
人体の構造と機能 必修              
人体と病態 必修              
実験動物学 選択              
タンパク機能科学 選択              
代謝生化学 選択              
生命科学実験概論 選択              
発生生物学 選択              
生体利用機能学 選択              
食品科学系 食品安全学 必修              
食品微生物学 必修              
食品生化学 選択              
機能性食品科学 選択              
食品分析学 選択              
キャリア系 キャリア支援講座 選択              
生命科学学外演習 選択              
生物系
専門コア群
分子生物系 生化学III 必修              
糖鎖工学 必修              
遺伝子工学 必修              
ゲノムダイナミクス 選択              
分子細胞制御学 選択              
生物
機能情報系
微生物学 必修              
酵素化学 必修              
構造生物学 必修              
機能情報生物学 必修              
細胞機能学 選択              
バイオテクノロジー 選択              
生体
システム
制御系
免疫学 必修              
薬理学 必修              
生化学検査学 選択              
脳科学 選択              
創薬科学 選択              
環境系
専門コア群
環境保全系 応用微生物学 必修              
地球環境学 必修              
環境土壌学 選択              
バイオエンジニアリング 選択              
環境
科学系
公衆衛生学 必修              
環境毒性学 必修              
環境分析化学 選択              
バイオ環境工学 選択              
少人数教育群 実験実習系 生物学基礎実習 必修              
生化学実習 必修              
分子生物学実習 必修              
分析化学実習 必修              
食品微生物学実習 必修              
遺伝子工学実習 必修              
生体物質解析実習 必修              
薬理学実習 必修              
環境化学系実習 必修              
物理学実験 必修              
生命科学データベース論・演習 必修              
ゼミ系 基礎演習I 必修              
基礎演習II 必修              
研究基礎演習 必修              
卒業研究 必修            
  基礎生物学 選択              
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