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摂南大学 現代社会学部

地域におけるさまざまな
居場所づくりに取り組む

居場所の存在が、地域のつながりを育み、

居場所の存在が、

地域のつながりを育み、

そのまちの未来をつくる

概要 OVERVIEW

居場所の存在が、地域のつながりを育み、
そのまちの未来をつくる

overview

急速な少子高齢化、若年層の都市流出、高齢者の孤独・孤立、交流の希薄化。地域は今、社会構造や人口動態の変化によって、さまざまな課題を抱えています。そんな地域における課題にフォーカスした今回のプロジェクトでは、多様な価値観・境遇の人びとが出会い、交流することを目的に「居場所づくり」を実施。だれ一人取り残さず、そしてだれもが支えあい、役割をもって活躍できる地域共生社会の実現に向けて、各地域でさまざまな連携先と共創しながら、大学生の特性や得意も生かした居場所づくりに取り組んでいます。

背景 BACKGROUND

他者とつながりにくい
現代社会のなかで、
だれもが「居場所」を必要としている

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地域における「居場所」とは、あらゆる人が日常的に集い、それぞれが役割を見出し、安心できるコミュニティの拠点です。家でも仕事場でもない第3の場所として「サードプレイス」とも言われています。昔は自然発生的に生まれていたそんな居場所ですが、都市化による地域のつながりの希薄化、デジタル化によるネット上へのコミュニティ移行、コロナ禍でのリアルな交流制限などにより、その数は減少。居場所がなくなることは、地域におけるさまざまな交流機会の喪失、地域で暮らす人びとの孤立につながるおそれがあります。そこで「居場所づくりが、だれもが支えあい、役割をもって活躍できる地域共生社会のカギである」と地域コミュニティの再構築の必要性を話すのは、プロジェクトを指揮する上野山 裕士講師です。地域福祉やまちづくりを専門とする上野山先生は、FALを通じてさまざまな場所で活動。地域と学生の協働的実践をベースに、子どもから高齢者、障がいのある方などさまざまな“人と人のつながり”を生み出し、各地域における社会課題の解決に取り組んでいます。

活動内容:フィールドワーク

FIELDWORK

プロジェクトメンバーは5名。
プロジェクトの前半では定期ミーティングを行いながら、各エリアの各施設で「居場所づくり」の協議・企画・運営を実施。後半ではFALの活動成果報告会での発表および準備を実施。

実際の活動.1 ACTUAL ACTIVITIES.1

コロナ禍で休止した「子どもクラブ」を
復活させ、子どもに居場所と笑顔を

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各地で特色あるプロジェクトを推進するなか、そのひとつとして舞台となったのが和歌山市高松地区です。市街地と比べて少子高齢化が進むこのエリアでは、コロナ禍の影響を受けて「子どもクラブ」が活動を休止。さらに地域活動の担い手不足などの課題も深刻になりつつありました。そこで和歌山で生まれ育った上野山先生は、自治会役員とともに、子どもが生き生きと過ごせる居場所づくりを始動。地域住民とともに「子どもクラブ」をふたたび立ち上げ、摂南大学生とともに月に一度子どもたちに向けたイベントを実施しています。夏休み期間の子どもの居場所づくり「みんなの夏休み」では、自治会、老人クラブ、地区社会福祉協議会などと学生が協働し、そのイベントが地元のテレビ和歌山のニュース枠で放送されたことも。毎月の「居場所」では、昔遊び体験(羽子板、割り箸鉄砲、竹の水鉄砲、竹とんぼ)や年齢や障がいの有無を問わないスポーツ「ボッチャ」など定期的なイベントを行い、子どもはもちろん、世代や立場を超えた交流を支えています。

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実際の活動.2 ACTUAL ACTIVITIES.2

アイデアは学生の数だけ無限大、
自分の「好き」を活かそう

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居場所づくりで地域課題を解決するこのプロジェクトでは、和歌山市のほか、おなじく和歌山の紀美野町や大阪の寝屋川市でも活動しています。紀美野町では、人口減少や少子高齢化の進展により困難となった生活道路の清掃活動と、活動を通じた地域住民との交流機会の創出に取り組んでいます。また寝屋川市では、社会福祉法人みつわ会と連携し、カフェ「オアシス」のコミュニティスペース化を推進。障がいのある方々の就労の訓練の場であるカフェで定期的なイベントを行うほか、浄土宗超泉寺では地域交流マルシェでブースの企画と運営。実際に参加した学生からは「自分の得意なことや好きなことを企画に盛り込むことで、自分の価値を再認識できた」「居場所を提供していたつもりが、いつの間にかそこが自分の居場所になっていた」「対象となる方が助かるだけでなく、自分が身を置くことで多様な価値観と出会い、人として成長できた」といった声も上がっています。

人との出会いの数だけ、
成長できるチャンスがある

summary

多様な価値観、境遇を想像し、それらに寄り添う力。人や組織の「強み」を把握し、その活用方法を発想する力。情報の内容や受け手を意識したさまざまな情報発信を行う力。さまざまな人と出会い、さまざまな力を身につけられることが、このプロジェクトの魅力のひとつです。
まずは地域のさまざまな「想い」に寄り添い、地域のために大学生にできることを考え、実践する。これからも「大学生だからこそできること」を考えながら、居場所づくりを通じた地域づくりに取り組みます。

summary

現代社会学部講師

上野山 裕士先生

※掲載内容は取材当時のものです。