平島あすかさん
アリカンテ大学(スペイン)
[2018年度後期]
スペイン語圏の海外協定大学の一つ、アリカンテ大学からの現地報告です。(2018年度)
外国語学部3年の平島あすかです。私は、2018年9月からスペインのアリカンテ大学に留学しています。文法クラスは13人程度の少人数授業で、また毎月末に試験があり、自分に合ったレベルに割り振られます。クラスメイトもアメリカやロシア、韓国出身者などが多く、スペイン文化に加え、お互いの国についても得られるので、授業を楽しんでいます。また、日本語学科の学生と月に1度ほど言語交流会が開かれ、スペイン人の友達を作る機会もあります。ハイキングやお菓子工場見学などのアクティビティーも開催され、無料で参加できるものもあるので、参加者も多いです。
休日は、アリカンテ大学のあるバレンシア州を巡ったり、他の自治州に小旅行に出たりしています。物価は日本より安く、移動時間は少しかかりますが交通費は抑えられるので、色々な地域を訪れやすいと思います。スペインには、14~16時頃にとるシエスタという昼休憩があります。その間、本屋やレストランなどの店が閉まってしまいます。日曜日には、市の中心街やブランド店、飲食店を除いて、ほぼ全ての店舗が休業してしまうので、旅先では気をつけるようになりました。
今ではこの留学生活に慣れましたが、来てすぐの頃は問題だらけでした。銀行カードの設定が海外対応になっておらず現金を引き出せなかったり、ホームステイ中では、言語力の低さに意思疎通できなかったり、1日5食という食事の回数の多さと料理の量の多さのために吐いてしまい、とても悩まされました。沢山のことが起こりましたが、海外生活が初めての私を、スペインの人々の明るく陽気な性格が助けてくれました。文化や価値観の違いや共通点などに、驚きや新しい発見をし、自分の考えを見直す日々を送っています。