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心 の 旅

経営情報学部 経営環境情報学科 教授 福 田 市 朗

 人々にはそれぞれ好き嫌いがあるし、また価値観を異にするものである。そうした中で他者の心に触れるということは、他者の価値観に触れるということを意味していよう。だが、私達は往々にして他者の心を自分の価値観で評価してしまう嫌いがある。また、自分の都合のよいように判断する傾向がある。しかし、他方ではそのような自分の価値観を自ら破り、自分の心に風穴をあけることさえするダイナミズムを持ち合わせている。
 可愛い子には旅をさせよ、という親の気持ちは複雑であろう。旅は常に危険が付きまとうし、時には思いもよらぬ傷を負うことすらあるからである。だが、旅は心を豊かにするものであり、心の旅とは子どもの心が自立するための旅とされる。果てしない世界の広がりを知り、異なる価値観を持つ多くの人々と向き合いながらも自分を見失わず、自己の実現を自指していく旅。このような旅は、心に緊張を与え、新しい価値観を作り上げていく機会を提供する。メールやネットで出会った人々は自分が好き勝手に想像できるバーチャルな人であって、決して緊張感をもたらしたり、自分の価値観を揺るがすような人ではないだろう。人との出会いとは、他者の心に触れて自分の心をより豊かにより強くするものである。特に、若い頃の旅には心を大きく成長させるさまざまな契機が含まれており、年老いたものが自らを顧みる遍歴の旅(Odyssey)とはまったく異なる。何かを知る旅とは自分を知る旅である。大きく成長する自分を自覚することができることこそが旅のだいご味であろう。
 読書における"良い本"とは、"良い友"がそうであるように、自分の考えを正し、自分の価値観を揺さぶってくれる本を指す。自らを反省し、新しい世界観を育むような本。そうした本は必ずある。今日、多用な機能を担うことになった情報メディアセンターとしての図書館も、人々の心を解き放ち、異なる価値観に触れる機会を提供するところという点では昔と一向に変わらない。
 人間の偉大さと悲惨さに向き合ってその短い一生を閉じたパスカル(B.Pascal)は、自らの心をかたくなにする精神の卑屈さに警鐘を与え続けた。私達は自分の心を閉ざしてはならないし、また他者の心を閉ざさせてはならない。心の旅は尽きることのない旅である。弱い葦かもしれないが、反省し考えることができる強さがある。自信をもって旅に出よう。
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強いられた旅

国際言語文化学部 教授 安 藤 哲 行

 人はなぜ旅をするのだろう。かわいい子には旅をさせろという言葉は「旅」は「行」なりという発想からくるのだろうが、それはかつてイギリスの上流階級が子弟の教育の仕上げにフランス、イタリアを旅行させたグランド・ツアーでも、わが国でいまなお続いている修学旅行でも同じこと。旅にはそうした遊学の旅もあれば、ビジネスや取材、調査といった生活のかかった旅、聖地に向かう巡礼の旅、傷心を癒すための旅もある。旅の形態はいろいろだが、行方定めぬ漂白の旅を別にすれば、いずれも帰国を、あるいは自分の家(庭)、つまりは安全な場所への帰還を前提にしている。だが、その前提がくずれている場合は? それが亡命ということなのだろう。独裁者が倒され民主的な政治が始まる、その日までの待機時間はあらかじめ設定されてはいない。明日かも知れない。そんな日は永久に訪れないかもしれない。それでも亡命者は、時間の流れも空間のありようも違う異国で、その日を信じて生きなくてはならない。
 19世紀前半、ラテンアメリカでは多くの国が独立するが、独立は独裁者の歴史のスタートともなった。独裁者は枚挙の暇がなく、いまでは〈独裁者小説〉というジャンルさえあるくらいで、1982年にノーベル文学賞を受賞したガルシア=マルケスはそのジャンルの代表作ともなった『族長の秋』という長篇小説を書いている。私生児として生まれた主人公は軍隊に入り、裏切りや謀略、ありとある手段を用いて大統領に上りつめ、わずかな追従的な取り巻きに囲まれ、自らの後継者になりそうな人物の芽を摘み、意にそわない将軍はオーブンで丸焼きにしてパーティに供するほどの絶大な権力を手中にする。ところが、思いのまま国を動かすこの独裁者、官邸に来るのを拒んで一市民としてたくましく生きている母親だけには頭があがらない。独裁者とはいかに孤独な存在なのか。
 孤立を強いられる独裁者は保身のために言論の自由を奪う。民意を知らないし、知ろうともしない。それでも政権交代は必ず起きる。クーデターという暴力によってふたたび新たな独裁が始まる場合もあれば、弾圧をも乗り越えた民衆の運動が勝利をおさめる場合もある。とはいえ、いずれにしても強権政治に翻弄される人々は国に残って耐えるか、亡命するか、二者択一を迫られる。そんな状況は20世紀後半のラテンアメリカを見ても分かる。1959年の革命で独裁者パティスタを倒したものの、やがて社会・共産主義化し独裁化していったカストロ、73年のクーデターでアジェンデ社会主義政権を倒して独裁を行ったピノチェト、あるいはイギリスとの間で82年にマルピナス(フォークランド)戦争まで起こしたアルゼンチンの軍事政権等々、強権政治の下でいったい何百万の人が他国に移動を余儀なくされたことか。そうして〈独裁者小説〉に呼応するように〈亡命文学〉が生まれる。国を離れて亡命者になったとき、はたして帰るべき故国はあるのだろうか。二人の作家の場合を見てみよう。
 キューバのレイナルド・アレナスは少年時代、革命軍のシンパだったが、やがて、革命政府のありようを疑問視し、自由に制限が加えられはじめると反カストロの側にまわる。ところが、ホモセクシュアルを犯罪とみなす法ができ、一方では、許可なく海外出版していたために迫害をうけ、結局、74年から76年にかけて投獄され、出獄後は日銭稼ぎの生活を送る。だが、80年、不満分子を追い出すためにカストロがとった策がアレナスにとっては吉と出て、合州国に脱出。その地で、反カストロの闘いを展開するのだが、やがて、その批判の矛先を単にカストロだけでなく、カストロという存在を生み出すようなキューバという国の体質、国民性へと向ける。アレナスはこうした経緯や亡命者の抱く所在のなさを自叙伝『夜になるまえに』で語っている。
 チリのルイス・セプルベダはピノチェトのクーデター後、942日投獄されるが、76年に国際アムネスティに救出されて出国。その後も中米での社会主義運動に参加するものの、80年にニカラグアを追われ、ドイツのハンブルクに。その亡命地で欧米でも認められるような作家となり、そうした過去と、南アメリカを歩きまわって見聞したことを虚実半ばする形で『パタゴニア・エキスプレス』という自伝的要素の濃い作品に仕上げる。セプルベダはグリーンピースとも関わり、熱帯アメリカの先住民と自然、反捕鯨といった環境問題をテーマにした作品だけでなく、ミステリーも書いて幅広い読者層の支持を得ているが、いまだ独裁というものを正面から見すえた作品は発表していない。チリは90年に民政移管し、昨年ピノチェトは起訴されさえしているのだが。
 アレナスとセプルベダは同じころ独裁政権によって同じように迫害されたが、アレナスは故国に帰れないまま90年に自殺、セプルベダはいまもヨーロッパにいる。似たような経験を持つ二人とはいえ、その作品世界の開きはあまりにも大きい。それでもなお、二人には共通するものがある。独裁と亡命という暗い世界から作品を救うもの、つまりユーモアが。
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夏期休暇中の図書館の利用について
8月 休 館 日 土、日曜日
10〜19日
開館時間 10:00〜16:20
9月 休 館 日 日曜日、祝日
開館時間 10:00〜16:20
ただし、12日〜14日は9:00〜16:50となります。


シルクロードの旅
――興味かきたてる本――

 昨年9月のことであるが、日本私立大学協会2000年度中国シルクロード研修に参加させていただいた。新彊ウイグル自治区のウルムチ、トルファン、カシュガルを主な訪問先として現地の大学・自治区政府教育庁への訪問、遺跡・寺院等を見学した。区都ウルムチは漢民族の目立つ、発展途上の工業都市であったが、トルファン、カシュガルはイスラム文化の趣が強いオアシス都市で、ウイグル民族の伝統を満喫することができた。
 ここはシルクロード関係の本を紹介することであるので研修の話は脇に置いて、まず、後に掲げる本の前記として新彊ウイグル自治区について少し触れておこう。面積は160万平方km2、中国全体の6分の1を占めるが、天山山脈、タクラマカン砂漠を控える苛酷な自然と気候。人口は1,650万人。およそ13の民族が住む多民族地域。そのうちウイグル民族が45%、漢民族が40%を占めている。近年、漢民族の進出・優位が著しい。そうした中で、ウイグル民族主義の台頭、独立運動、テロ行為等政治的問題を抱えている。そして今、石油、天然ガス等豊富な地下資源を生かして「西部開発」の名のもと国家プロジェクトとして工業化が急ピッチで進められようとしている。そのため、教育分野では理工系大学・学部の拡充を中心とした教育改革が実施され、技術者の養成に力が注がれている。東西文明が交わり、民族の栄枯盛衰の歴史を刻んだ新彊ウイグル自治区は今後さらにその容貌を変化させるにちがいない。
 さて、ここに紹介する4冊の本は今日のシルクロ−ドの姿を伝え、その興味をかき立ててくれるであろう。いずれも図書館本館・分館ともにあるので一読をお薦めしたい。
 宮本輝『ひとたびはポプラに臥す1〜6』は「ただひたすら長くて虚しい6700キロの道を、私は約40日かかって車で旅をしてきた」の書き出しで始まる。中国・西安からパキスタン・イスラマバードまで酷暑と砂漠の中を車で踏破する悪戦苦闘の旅。著者にはかつて権力を誇示した遺跡よりも、路傍で出会った名もなき人たちのまなざしに目が向く。そして、「外国人の自由な往来を許し、凶暴ではなく、何事も平和的に処理しようとする気質の民族が、シルクロードをひらいたのではないかというのが、私の考えである」と言い切る。道中、身体を痛めた旅人が人の生を語る長編紀行エッセイである。
 平山美智子『シルクロード夫婦行』は夫である平山郁夫画伯と同道した旅行記。1968年に始まった画伯とのシルクロードの旅は今日まで何十回にもわたり、それは、画伯のスケッチのために費やされた。訪れた先々でのエピソードを著者の飾りのない淡々とした文章がその情景を彷彿とさせてくれる。こうした平山画伯のスケッチの積み重ねが、先ほど完成した薬師寺の玄裝三蔵院の「大唐西域壁画」に結実するのである。初めて楼蘭の地を踏みしめた時のエピソードを綴った「夢に見た楼蘭」の章は実に感動的である。
 大高美貴『シルクロードがむしゃら紀行 女ひとり一万キロ』は列車とバスを乗り継いで中国・北京からトルコ・イスタンブールまで横断したハラハラドキドキの旅行記である。道中、幸運にも「人の和」に恵まれる。魅力的な人なのであろう。ウルムチで著者は「この国の魅力は、私達日本人が忘れてしまった、素朴な生命力だ」と思うのである。
 船戸与一『流沙の塔 上・下』は改革解放後の中国の支配構造を抉る冒険活劇推理小説。客家の秘密結社、ウイグル独立運動、中国公安当局三つ巴の権謀術数が渦巻く。組織の抗争・内紛の舞台はウイグルを拠点に横浜、北京、チベットにまで広がっていく。一か月足らずの出来事をドキュメンタリータッチで描いた直木賞作家の会心作。個人を翻弄する非常な組織、権力機構の暗部を目を凝らして覗き込むのである。

(図書課枚方分館課長・中川敬三)
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(本学教員寄贈図書コーナー)

 "Scholar's Shelf"には先生方から寄贈された、先生ご自身の著書が集められています。新たに寄贈された本を紹介します(2001.1.25〜2001.6.29)

工学部
澤井健二(編著)
水をはぐくむ:21世紀の水環境」技報堂

国際言語文化学部
冨尾武弘(編)
梵漢音冩例一覧表」松香堂

安藤哲行(訳)
ハバナヘの旅」現代企画室

吉田容子(訳)
フェミニズムと地理学」地人書房

宍戸通庸(著)
表現と理解のことば学」ミネルヴァ書房

宍戸通庸(訳)
ウイトゲンシュタイン、心、意味――心の社会的概念に向けて」松拍社

経営情報学部
中村宣一郎(著)
エッセンシャル企業会計」中央経済社

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図書館利用統計
(2000年度)

 図書館では毎年、利用者の動向を把握するために各種の統計を作成し、運営の参考にしています。その統計の一部である、学生利用者に関するデータを紹介します。利用の少ない学部に、もっと図書館を利用してもらえればと思い、また利用の多い学部には今以上に利用してもらえるよう、魅力ある図書館つくりを目指しています。

1.利用者状況総括データ

総括表 ( )内の数字は前年度比
項目 \ 館 本館 枚方分館
開館日数 261 272
(△ 5) (△ 7)
入館者数 214,761 160,823 375,584
(△ 35,945) (△ 1,451) (△ 37,396)
貸出者数
(学生)
16,379 4,416 20,795
(△ 2,203) (280) (△ 1,923)
貸出冊数
(学生)
32,485 7,644 40,129
(△ 4,374) (533) (△ 3,841)
(注)本館入館者数には閲覧室(3階)は含まれません。

 開館日数は前年度比本館で5日減、分館7日減となっています。これは新図書館システムヘの切り替えによるものです。本館ではこれに伴ない入館者数をはじめ、貸出者数・貸出冊数とも大きく減少しています。このことは単に開館日数の減少だけではなく、毎年の減少傾向が止まらない状態であるといえます。しかし分館では、開館日数の減少にもかわらず、順調な増加傾向がみられます。


2.所属別貸出状況
 本館では、2000年度は大学院、経情を除いて全て減少しています。増えた大学院は昨年度減少し過ぎたことによる増加であり、経情はもともと一番利用の少ない学部での、増減なしの結果で喜べるものではありません。
 毎年増減を繰り返していた工学部も2年連続のダウンとなりました。一方、増加傾向にある分館では、2000年度も全体で約6%の増加をしています。


3.月別・曜日別貸出冊数
 本館は昨年同様に定期試験期の7月、1月の利用が多く、分館では試験期より、6月、10月によく利用されています。
 曜日別は本館分館とも、昨年とほぼ同じで月曜と金曜の利用が多くなっています。


4.分類別貸出冊数
 本館では経済・言語の分野が前年度より高い比率となっており、分館では生物・芸術の分野が高くなっています。分類別貸出冊数の変動は課題の頻度やテーマの影響が大きいと考えられます。一方、分館では、全体的な貸出冊数は増加しているにもかかわらず、専門領域の医学・薬学分野の割合が低くなっています。


5.冊数別貸出者数

 図書を借りたことのある人の割合は前年を下回りましたが、回数では全体的に増加しているようです。これは、一度図書館を利用した人は再び利用する傾向が強いということがいえ、図書館としては、より多くの人に、図書館の利用価値をアピールする必要があると考えています。
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街 角 の 詩 人
――経情・川ア君の詩集が出版――

 経営情報学部4年に在籍する川ア紀男君の詩集が、このたび文芸社から出版された。「のり」というペンネームで書かれた詩集のタイトルは「左の小指」。
 川ア君は、昨年の9月から、天王寺や京橋の路上で詩を書き、道行く人にプレゼントを始めた。きっかけは「詩を通じた人とのコミュニケーション」ということだったが、次第に多くの人が、彼の詩を求めるようになったという。このうわさがうわさを呼び、この6月、1冊の詩集として出版されたもの。
 "まえがき"で彼は書いている。

 僕の詩に絵はありません。
 僕の詩を読んで、あなた自身に
 心で描いてほしいから。


 ページをひも解くと、そこには何にもとらわれない自由な"言葉"があふれている。若さゆえのエネルギーも、優しさも、弱さも、悩みも、自由な言葉となってあふれている。
 人生は「旅路」にたとえられる。彼もまた旅人なのだろう。何も国境を越えて移動することばかりが旅ではない。彼は、私たちが普段通りすぎるだけの町並みから、多くの出会いを見つけ出し、自らの旅路の糧としている。
 そんな彼の言葉を学生諸君に捧げたい。

 そうかっ
 僕でなきゃ
       のり

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情報化時代の旅

 人類の進歩は、「旅」とともにあったといっても過言ではありません。知識、技術、哲学などといった文明や文化は、人が旅することによって伝播され、互いに切磋琢磨することによって、進歩してきました。火を起こす知識、その火によって土器を作る技術・‥、石器から青銅器、鉄に至るまで、人が山河を越え旅することによって、世界中に広まってきたのです。人類が、本という情報ツールを生み出してからは、その伝播は一層加速度を増しました。
 文明の進歩に限ったことではありません。個人の成長についても「旅」は大きな意味合いを持っています。色々な地域を旅し、さまざまな国で記された本を読むことで、幅広い視野は生まれ、より多様な価値観が身につくのです。学生諸君には、今だから出来る「旅」をしてもらいたいものです。
 もちろん、旅をしさえすれば、幅広い人格が陶冶されるというものではありません。知識を得ても、それを応用する知恵を持たなければ意味をなさないのです。
 成長の過程で直面するさまざまな問題は、正解が必ず用意された試験問題のようなものではありません。自分が得た知識や経験が、全ての問題を解決するわけではないのです。旅で得たものを自らの成長に生かすには、"The time is better spent in searching than in finding"「見つけること」よりも「探すこと」に時間を費やす姿勢が大切なのかもしれません。
 さて、昨今の高度情報化時代においては、文字にとどまらず、画像や音声までもが、電子情報の形となって、大気圏内に溢れる時代となりました。人間や図書が物理的に移動しなくても、通信回線とコンピュータを介して、世界中の知識や技術、哲学を交換し合うことが可能になったのです。つまり、インターネットを通じて、世界中を「旅」することが出来るわけです。
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知っていますか?

 最近、図書館の利用でCD−ROMとかオンラインデータベースといった電子媒体のものがよく利用されるようになりました。
 一昨年度から、国際言語・経営情報・法学部の2〜3年次生を対象とした、図書館における情報検索演習が実施されたこともあり、実際使ってみて、紙媒体に比べ、簡単に自分の求めているものを見つけられ、便利だということがわかったからだと思います。
 よく利用されているCD−ROMは日本経済新聞・朝日新聞・法令判例集等ですが、図書館員としては、工学部の卒業研究生・院生にも、科学技術文献速報等のCD−ROMをもっと利用してもらいたいと思っており、後期より工学部でも一部の学科で、情報検索演習を行う予定です。
 また、オンラインデータベースは図書館が固定料金契約をしている、雑誌記事索引が最もよく利用されています。雑誌記事索引は、国立国会図書館が収集する学術誌・大学紀要・専門誌などを対象とするデータベースで、自分の求める論文が何に載っているかを調べるものです。そして、その資料が何処の大学図書館に所蔵されているかは、国立情報学研究所が提供している、NACSIS Webcatという全国の大学図書館等が所蔵する図書・雑誌を検索できるデータベースを利用すると、捜すことができます(全ての資料が、どこかの大学図書館に所蔵されているとは限りません)。
 利用したいが使い方がわからないという利用者は、時間に余裕をもって、9時から16時30分までに5階カウンターまで来てください。インターネット情報の旅へとみなさんをご案内します。
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