

脂質基軸研究PJ(愛称:すりプ)では、薬学部と農学部3学科の教員8名・大学院生2名がコラボし、脂質に関連した研究や教育に取り組むためのグループ “Setsunan University Lipid Club (SULiC)”(すりっく)を設立しました。がん・希少疾患の治療薬や農薬の開発、トランス脂肪酸の安全性解明やオーダーメイド栄養学の推進に挑みます。国際学会等でのSULiC研究成果発信およびSULiC活動規模拡大を目指し、農・薬コラボの脂質研究で社会に貢献します!
上項目に合わせ、引き続き「オーダーメイド栄養学」の実現に向けて継続して活動していきます。
医療の一端を担う薬剤師の業界では現在、地域偏在(特に人口の少ない地域における薬剤師の不足)と職種偏在(病院薬剤師の成り手不足)の問題を抱えています。2つの問題に直面している福井県敦賀市の病院に勤務する本学卒業生と協働し、学生等の意識調査や魅力ある教育プログラムの構築等を通して、問題解決に取り組みます。大阪とサンダーバードでつながり、北陸新幹線も開通した敦賀市から、まずはスモールスタートで実績を作ります。
奈良県田原本町のコミュニティ放送局「FMまほろば」から、毎月、地域づくりをテーマに関西各地でユニークな活動に取り組む方をゲストに迎えて、学生パーソナリティがお話をうかがう番組「わがまち探検隊」を放送しています。また学生たちが取材した全国各地のユニークな地域づくりの取り組みを、YouTube Liveで3カ月に一度、配信しています。
現代社会学部の学生有志が交代でパーソナリティを担当するトーク番組「わがまち探検隊」を、2024年10月から奈良県田原本町にあるコミュニティ放送局「FMまほろば」で放送しています。下記の10番組(延べ10時間半)の放送・配信を計画通り行いました。
和歌山県すさみ町では、地域の支え手の減少により、各自治会が行ってきた活動の継続が難しくなりつつあります。このような状況に対して、すさみ町社会福祉協議会が地域の困りごとを持つ人々とお手伝いできる人々をつないで支え合う「おたがいさま活動」を行っています。私たちのプロジェクトでは、「おたがいさま活動」への協力を通じて、地域の課題を理解し、住民の皆さんと協働して課題解決に挑みます。
2025年3月の活動のための試行として、2024年10月18日?20日までPBL活動で和歌山県すさみ町を訪問した際に、小泊地区等の住民と協力して避難路の清掃や町道の草むしり、シイタケの原木運びを行いました。2024年12月16日と2025年1月17日にすさみ町役場関係者とオンライン会議を行い、3月の活動時期や内容・場所について意見交換を行いました。その後、主に学生がすさみ町関係者と連絡を取り合って日程を決め、2025年2月28日?3月3日の行程で同町を訪れました。3月1日に石橋、平松、防地の3地区に分かれて溝や避難所の清掃活動を行い、住民との交流を行うことができました。また、活動中に紀伊民報記者の取材を受け、活動の様子が3月5日付記事に掲載されました。
国際宇宙ステーション(ISS)内環境の微生物モニタリングの宇宙実験に参画しています。人が生きていくうえで飲料水の管理は重要です。ISS内の水は再生され消毒が実施されている一方で、時間経過とともに特定の細菌が増殖することが明らかとなっています。そこでJAXA等の研究者と協力し、ISSから分離した細菌の性質や増殖機構を調べることで、人類の長期宇宙居住のための微生物管理の方法の提言を行うことを目指しています。
2024年11月4日の学園祭(摂友祭)で、小学生、中学生、高校生を対象に、実験や体験を通してくすりや薬剤師の仕事について楽しく学んでいただく講座を実施しました。これからもくすりに興味をもち、将来、薬剤師を目指してもらえるように、年齢ごとのニーズに合わせた体験型の講座を計画・開催していきます。
2024年10月末までに、体験型講座用のコンテンツ作成を完了しました。小学生対象用はコップ一杯の水で薬を飲む理由やくすりの剤形を学習する内容、中学生対象用は薬剤師の職業体験を通して薬学を知る内容、高校生対象用はギムネマ茶の甘味抑制作用を実際に体験しながら薬の薬効発現メカニズムを3Dで学習する内容となっています。いずれのコンテンツも11月の摂友祭(大学祭)で薬学部の施設で実施しました。当日は小学生26人、中学生22人、高校生2人の参加がありました。また、2025年2月6日に久御山中学校の生徒12人が来学した際に、本プロジェクトのコンテンツを用いた体験講座を開催し、薬学部での学びを伝えるとともに、その様子を薬学部公式SNSで紹介しました。
文理のバランスのとれた総合大学である摂南大学の特色を活かし、中高生への科学教育発信を行います。摂南サイエンスDayを企画し、多くの中高生に科学の楽しさを体感してもらうとともに、社会貢献と「知と人材の拠点」としてのブランド力向上を目指します。
2024年度は、サイエンスプログラムの同時開催体制の設置および近隣校へのアピールを達成目標とし、プロジェクトを進めました。これまでに大阪府交野市との理科セミナー(12月21日)を開催し、中学生12人が参加しました。身近な化学を題材とした実験、光合成電池の作製体験を行いました。また寝屋川、枚方の両キャンパスでの「サイエンスキャンプ」(2025年3月1日開催)では、中高生を対象とした3つのプログラムを開催しました。参加者へのアンケート結果は概ね好評であり、今後も参加したいという声が多くありました。実施にあたり寝屋川、交野、枚方市の各教育委員会の担当者への訪問、面談を行い、教育現場でのニーズを把握するとともに、12,000部以上のチラシを中高生に配布し、本学の地域の科学教育への貢献をアピールできました。
奄美大島に学びと価値創造のプラットフォームをつくります。春休み期間中の大学生向け集中講義(講師は定年した先生方)、奄美の文化や自然や生業をテーマとするフィールド実習や卒業研究、ザンジバル(タンザニア)との島嶼部交流、自治体や地域住民との島おこしの構想と実践、高校生や市民向けの講座など多様な取り組みを行う場と機会をつくります。教育と研究と社会実践を同時進行させる日本で唯一無二の取り組みにします。
Agro-Botanical Community(ABC; 地域連携)、Agro-Botanical Education(ABE; 教育)、Agro-Botanical Research(ABR; 研究)を推進し、新たな農・薬連携の場を創出します。
子どもたちから年配の方々まで、多くの市民に親しまれてきた(大阪府)門真市立市民交流会館「中塚荘」は、リニューアル工事の後、門真市立歴史資料館(仮称)として2026年度にリ・スタートします。本プロジェクトでは、歴史資料館が保有する資料・書物などを展示する什器(家具)を制作します。この展示を通じ、門真市の歴史と特色を広く門真市内外の人々に周知するとともに、「中塚荘」のさらなる「魅力向上」に挑戦します。
2024年12月に什器2腫(計3台)を門真市立市民交流会館中塚荘(大阪府)に設置し、12月8日に開催された「第36回門真手作り市」にて市民の方々にお披露目(寄贈)し、同26日に、市長より本プロジェクト宛に感謝状をいただきました。
また、3月22日から4月10日までの間、門真市民文化会館ルミエールホール1階エントランスにて「アートと建築の本棚」というイベントを開催し、木製の本棚2台、ポリエチレン樹脂マットレスを用いた本棚1台、段ボールで製作した「大きな本」を設置し、市民の方々にお披露目しました。
能登半島地震発生後に被災家屋等から救出された輪島塗を洗浄する活動をしています。能登の誇る伝統工芸・輪島塗を新しい持ち主につなげるように整えることで、震災の記憶と持ち主の想いをつなぐことを目指します。2024年8月下旬には、能登にある「しおやす漆器工房」で輪島塗について学び、農家民宿群「春蘭の里」で275膳の輪島塗を洗浄して整理しました。現地での経験を冊子にまとめ、能登の情報を発信します。
2020年に開設した「農学部」は周辺地域との連携に積極的に取り組み、「すももちゃんサイダー」などの商品開発を行ってきました。本プロジェクトでは、この活動を拡大し、地域で生産した大麦や葡萄を利用したクラフトビールやワインなど、新しい農学部オリジナル商品の開発を行います。これにより、農学実践教育の充実、地域振興、農業振興へ貢献します。
近年、温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)の削減が急務となっています。そこで本プロジェクトでは、これまで完全に明らかにされてこなかった沖縄県の先島諸島におけるマングローブ生態系が吸収する二酸化炭素(CO2)吸収量の実態を解明します。そして沖縄のマングローブが吸収するCO2がどれほど温暖化の抑制に寄与するのか、その貢献度を把握するべく研究・活動を続けています。
マングローブ林はその土壌中に多量の二酸化炭素を吸収・固定することが近年分かっており、地球温暖化の抑制に寄与しているとされています。今回のプロジェクトでは未解明である宮古島のマングローブ林の二酸化炭素の吸収量を把握するために現地で活動・調査を実施しました。2024年度の目標は「マングローブのCO2吸収量の解明:マングローブ林での調査と定量的なCO2吸収量の測定(2025年3月まで)」です。2024年11月に沖縄県宮古島市に分布するマングローブ林にて土壌のボーリング調査を実施し、マングローブの樹種別(ヤエヤマヒルギ、オヒルギ、メヒルギ)に計80サンプルを採取しました。採取した土壌サンプルに含まれる二酸化炭素を分析し、1kgあたり23.96gの炭素が含まれることが分かりました。これは他地域の土壌と比較して高い値であり、宮古島のマングローブ林は島内の二酸化炭素の吸収に大きく寄与してることが分かりました。今後はこの情報を宮古島市に提供し、ブルーカーボン認定を目指します。
漢方研究部有志が、薬学部附属薬用植物園で収穫できるバニラを主役としたオリジナルクラフトコーラのレシピ開発に挑みます。第一弾では、バニラに加えて薬用植物園産柑橘なども原料に入れる予定です。また、地域連携先の自治体の特産品を加えた第二弾や第三弾も計画しています。
2024年9月に学生13人が伊勢合宿を行い、伊勢くすり本舗の加藤氏や三重県工業研究所食と医薬品研究課梅谷氏の職場見学と、今後の打ち合わせを行いました。その後、枚方キャンパスで各種クラフトコーラの分析や、クラフトコーラキットを使った試作、各自のレシピの発表会、薬草園でのスパイス収穫、オリジナルレシピの開発および一般向け試飲会を実施しました。12月にはプロジェクト代表の伊藤優准教授と伊勢くすり本舗の加藤氏が、発注先の端壮薬品工業株式会社(奈良)を訪問し、製品化についての打ち合わせを行いました。2025年1月下旬に、プロジェクト参加者で試飲会を行い、商品名「ウィズコーラ w1th COLA」が決定しました。ボトルデザインも完成し、公式ホームページの運用も開始しました。2025年3月22日のオープンキャンパスにて完成披露試飲会を実施しました。以上の活動の様子は、薬学部公式SNSなどで配信しているほか、薬用植物園や漢方研究部のイベントで宣伝をしています。現在、販売開始について準備を行っています。
大阪府交野市在住の子どもから高齢者の方までの健康維持・増進に向けて、季刊誌「健康だより」の発行、「夏休み子ども塾(科学実験、工作)」「アクティブエイジング健康チェック(骨密度、体組成、握力測定など)」「健康学習会」「大学生と高齢者の交流会」を実施します。私たち「かたプ」は、地域活動を支える担い手のデジタル活用支援による住民のソーシャルキャピタルの醸成、子どもの居場所づくり、地域力の向上に挑戦します。
地球上の全生命体との調和的共生を目指した協同デザイン活動の一環で、2024年度はフィリピンのミンダナオ島ディポログ市カトリック教会聴覚障がい青少年ら(DY)と地球共生ワークショップ≪白色騒音≫を行いました。様々な機会が少なく貧困傾向のDYを阻む「社会的障壁」打破を目標に、個々に輝ける才能開花に向けた「エンパワメント」を核とし、社会の意識改革も狙う「コト」や「モノ」のデザイン・制作プロジェクト群を行いました。
地球共生デザインの実践により不要者扱いを受け易いDY(障がい者)の真の才能を導き、コトのデザインとして「社会的障壁打破」と「地球市民協同・共生の可能性」を促進し、モノのデザインとして多様な成果物を共に実践実証例として提示できました。
DYと協同エンパワメントデザインプロジェクトを行い、社会障壁打破を狙うファッションショー兼成果発表イベント「Whitenoise(白色騒音)」を行いました。現地住民や中高大生を招き5000人収容のアリーナで披露し、会場は満員となりました。
Disabled(有障害者)では無くDifferently-abled(異才能有者)として、DYの芸術性と技術力修得能力を駆使した豊かな成果物群を実現できました。
具体的に①計画していた生業(菓子、木工、ファッションデザイン、人形劇、チョーク)とそれらを支援する木製カートを協同制作し、観衆を前にアリーナで行進し披露しました。②聴覚障がい者の世界を敢えて無音楽・言語説明無しのファッションショーで企画デザインを遂行。完成度の高い創作紙衣装やたなびく旗・無音演出の美しさに加え、堂々たるDYの輝く姿に一般観衆の固定概念を打破しました。地元大学広報にも「視覚的言語でファッション界に旋風を起こしたDYが創造力を野火の如く燃やし震撼した空気を残した」と外部評価を受けました*1。
他大学未踏地で学生・教員共に強い絆をDY・現地人・司教らと築き、GWS(各年異なる共生阻害問題の存在が推察される世界各地を採択し、現地協同先を見つけ、各デザインプロジェクトを行うワークショップ)を通した指導と協同成果の実現、アリーナや由緒ある大聖堂での大学ブランディングを兼ねた教員スピーチや、学生を含め現地交流活動(海辺ピクニック等)も遂行しました。前大司教の大規模誕生日に招待されギター片手に舞台で歌披露など、学生は英語・手話で奮闘・協力し、様々な挑戦を乗り越えました。
障がい者指導教員を目指す現地学生が大勢参加してくれることとなり、GWSにおける「DYたちとの協同の在り方」を驚きと賞賛を持って体験し「自分が本来特別支援教職として成すべきことの意味を理解した」と述べた現地ボランティア大学生もいました。様々なGWS活動は認知・喝采を受け地球市民協同活動の意義を広く示せました。帰国後も交流(絆)は続き生業開発継続報告も受け、現地困窮問題改善にエンパワメントを意図した地球共生デザインの好成果と捉えています。1月に牧師2人が来日し授業にも参加しました。現在もカートを利用して生業の一つ、クッキー販売やプロジェクトロゴを使った製品等を販売しています。学生2人は学長表彰善行賞を受賞しました。
※1:記事タイトル""Creativity ignited like wildfire as the Deaf Youth of the Diocese of Dipolog stormed the world of fashion, with a visual language that left the air electric."" 速報動画ニュースととして掲載。オフィシャルFBリンク: https://fb.watch/x0hlxh5Y3L/
異文化間コミュニケーションを成功させるためには異文化間能力が不可欠ですが、有意義な会話をするためには背景知識も非常に重要です。このプロジェクトでは、まず持続可能な金融と第二次世界大戦の概念に関する具体的な知識を習得し、その知識を他の人々と共有することで、グローバル人材を育成することに挑戦します。米国の学生と学び共有するためにオンライン交流プロジェクトを実施し、米国を訪問して直接議論に挑戦します。
共同研究「韓国文化のグローバル展開と公共外交」をメンバーで進め、その成果を2025年度後期に書籍の形で発刊することを目的にしています。座談会・関係者へのインタビューなどを多様な方法で研究を進め、レベルの高い研究成果発信にしていきます。
私たちは、校友会応援ソング編曲プロジェクトとして、摂南大学校友会の応援ソングを吹奏楽バージョンに編曲します。私たちは普段、大阪府寝屋川市を中心に地域依頼演奏や、学内イベント、夏のコンクールや定期演奏会など様々な場所で演奏をしています。学生主体で運営を行っており、部員一人一人が協力して部活を盛り上げています。
摂南大学校友会が作成した摂南大学校友会応援ソング『WE ARE SETSUNAN!』を広めるため、吹奏楽部員でバンド曲を吹奏楽版に編曲しました。編成はフルート、オーボエ、クラリネット、サックス、ホルン、トロンボーン、トランペット、ファゴット、チューバ、エレキベース、パーカッション。スコア譜、パート譜共に完成しました。バンド曲のギターソロを吹奏楽版ではサックスが担当しました。2024年12月22日に開催した定期演奏会の一部ステージ最後に、50周年記念プロジェクト初演発表を設けました。演奏風景は摂南大学の写真部等に依頼し、写真と動画を撮影しました。本番の演奏、各パートの演奏を録音し、集音・編集をして音源にしました。
大阪府枚方市と、滋賀県米原市を拠点とし、過疎高齢化地域に対して学生の目線で考え、地域の活性化に向け行動します。枚方キャンパス周辺に活動サイトを設け、放置竹林の再生やウド、アロマ植物を用いた耕作放棄地の省力的管理技術の形成など、学生主体で活性化に向け活動を実施します。加えて、過疎高齢化地域での援農活動を行い、地域社会の知識を学生が学ぶ場所をつくります。学生が主体となって考え行動するプロジェクトです。
対象地域と主な活動:関西地方の過疎高齢化地域を対象に、地域活性化や耕作放棄地の有効利用、省力的な管理技術、地域特産品の形成に関する取り組みを対象地域の人々と協働して行う。
グローバル化が進む中、国際感覚を持つ管理栄養士の育成が望まれていますが、我が国の管理栄養士教育において諸外国の実務を学ぶ機会はほとんどありません。そこで本プロジェクトでは、学生時代にこの分野に関する海外現場を体験し、将来の管理栄養士分野をリードする国際感覚と発想を持った人材を育成・輩出・発信します。
2025年2月17日?25日に下記の施設を訪問しました。現地では、栄養士と面談および病院見学、調理現場見学、栄養指導などの見学を実施しました。この成果により、2年目、3年目の取り組みにつなげ、最終的にはグローバルな視野をもつ管理栄養士の育成が可能となります。他大学にはない新しい取り組みのため、摂南大学の管理栄養士養成課程のアピールポイントになっていくと考えています。
【訪問先】
メイヨークリニック(Mayo Clinic, 200 First Street SW Rochester, MN 55905)Tara M. Schmidt, M. Ed.,Lead Registered Dietitian ? Mayo Clinic "
薬学部1年生「枚キャン学生アンバサダー」が、薬や科学をテーマにした体験型の学習プログラムを企画し、近隣の小中高生を対象に、体験学習や親子で参加できるイベントを実施します。その他、薬学部オリジナルキャラクターを考案して枚方キャンパスを盛り上げ、在校生だけでなく近隣の皆さんに笑顔と元気を届けます。
学生アンバサダー21人を「薬学部オリジナルキャラクター作成チーム(11人)」と「小中高生対象の体験実験チーム(10人)」の2チームに分け、それぞれ活動を行いました。オリキャラチームでは、薬学部在学生および薬学部教職員からオリキャラデザインを募集する趣旨説明・応募方法など詳細を記載したポスターを作成し、学内に設置しました。さらにポータサイトのお知らせにより、在学生全員に応募の案内を行い、最終的に14件の応募がありました。集まったオリキャラデザインをデザイナーに形成いただき、2025年4月上旬に予定している「薬学部オリキャラデザイン投票」に備えています。一方、体験実験チームでは、2024年12月17日に枚方高校の生徒11人を枚方キャンパスに迎え入れ、薬学部棟の実習室にて体験実験を実施しました。 テーマは「蛍光物質」で、蛍光物質が私生活や医療現場で活躍している様子を説明した後、ルミノール反応(科学捜査の血痕検出に使われる反応)と蛍光ペンの蛍光色素(フルオレセイン)合成を実施しました。この際、チーム学生10人は高校生一人ひとりに丁寧なサポートをしながら実験の指導を行いました。体験実験は大成功で、高校生全員の盛り上がりに加えて同校の校長を含む教員3人から感謝の意を頂戴し、今回のような体験実験を次年度以降も継続的に実施したい旨、依頼を受けました。また2025年度には枚方高校で開催される文化祭にて本学薬学部の特別ブースを出展し、枚方高校の生徒と協働してイベントを企画・実施します。
助産師養成開始から2024年度で10年目です。この節目と2025年度の開学50周年記念に合わせ、本事業を企画しました。卒業前の在校生に対し、「知りたい・学びたい・成長したい」の思いをより一層刺激し、卒業生には「自信・満足・達成感」が得られるようなプログラムを実施します。懐かしの母校で先輩・後輩が一堂に会し、最新モデル人形とシミュレーションを活用し、楽しく語らいながら技術を実践します。さあ!“キラッと輝く助産師”を目指しましょう。
2025年3月7日に臨床での実践能力の向上に寄与することを目的とした摂南オリジナル教育プログラムを実施し、卒業生10人、卒業前在学生4人の計14人が参加しました。当日運営には教員6人のほか、3年生助産師学生6人の協力と1・2年生のプロジェクト動画編集担当学生4人も参加しました。 卒業生には「自信・満足・達成感が得られること」、4年生在学生には「知りたい・学びたい・成長したいを刺激すること」を目標としていました。終了後のアンケート結果では「とても満足:13人」「満足:1人」という結果が得られました。特別講演・演習では「できるだけ傷のないお産のテクニック」のテーマで、助産院院長の橋本真理先生に講義と実践演習をしていただきました。「これまで疑問に思っていたことが解決できた」「またこれからも助産師を続けたいと思えた」「今後の助産ケアに活かすことができる学びだった」などの感想も出て、卒業生・卒業前4年生に多くの刺激を与えることができました。プロジェクト予算で購入した分娩介助モデルやCTGi産科シナリオシミュレータが、参加者にこれまで以上のリアル感をもたらすことができ、計画通りにプロジェクトを進めることができました。
「身近な摂南大学の魅力」を学内外に広く伝え、大学を好きになってもらうためのアイデアを、学生が主体となって企画・実行していきます。摂南大学の魅力ある人(推しビト)や場所(推しスポット)を、スナップショットやストーリーをそえて募集し、SNSやWebサイトで配信していきます。プロジェクトの学生たちは、企業等と協働して企画・実行することで、企画力や課題解決力、効果的な広報手法などの実践力を身につけます。
2024年度は、学生アドミッションスタッフ(オープンキャンパス運営団体)やSGP(SETSUNAN GIRLS PRESS)の学生4人がプロジェクトに参加し、広報活動の企画・運営を実施しました。第1回目は「摂南らしさ、わたしの居場所」企画を実施し、摂南大学の学生・教員・事務職員から計62件の応募がありました。第2回目では、「誰かに伝えたい、摂南にいる人」企画を実施し、計64件の応募がありました。
アドミッションスタッフやSGPのInstagramでPR動画を投稿し、特設サイトも用いて応募を活性化させました。プロジェクトを通じて、参加学生は企画・広報活動に必要なスキル(企画力・広報戦略等)を学びました。企画課および広報企業と連携し、学生だけでは到達できないような広報活動(特設サイト構築等)を実施しました。適宜企業からのアドバイスを受け、プロジェクトの発展につなげました。
開学50周年記念のデザインを施したTシャツ、ユニフォームを作成し、課外活動行事や大会で利活用することで、開学50周年の気運を高め、在学生および教職員の帰属意識醸成・大学ブランディングの一助とします。また、広報活動を行うことで、活動内容を広く周知し、大学のPRに繋げることを目的としています。
私たち発酵研究会は、味噌やキムチ、ヨーグルト作りに加え、ビールや日本酒の醸造体験を楽しみながら、発酵の奥深さを学んでいます。これまでの活動に加え、今回新たに酒造りで廃棄される酒粕を再利用し、酒粕パウダーを使った健康的で革新的な発酵食品を開発するプロジェクトを始動しました!発酵の新たな可能性を探りながら、環境にやさしい醸造文化を未来へ繋ぐことを目指し、活動しています。
枚方キャンパス8号館に「枚方キャンパスサイエンスギャラリー」を設置します。薬学部、看護学部、農学部で行われている研究の成果物や、研究活動の歴史を物語る古い機器、さらに魚や植物の生きた標本など、実際の”展示物“を通じて情報発信を行います。