脂質基軸研究PJ(愛称:すりプ)では、薬学部と農学部3学科の教員8名・大学院生2名がコラボし、脂質に関連した研究や教育に取り組むためのグループ “Setsunan University Lipid Club (SULiC)”(すりっく)を設立しました。がん・希少疾患の治療薬や農薬の開発、トランス脂肪酸の安全性解明やオーダーメイド栄養学の推進に挑みます。国際学会等でのSULiC研究成果発信およびSULiC活動規模拡大を目指し、農・薬コラボの脂質研究で社会に貢献します!
医療の一端を担う薬剤師の業界では現在、地域偏在(特に人口の少ない地域における薬剤師の不足)と職種偏在(病院薬剤師の成り手不足)の問題を抱えています。2つの問題に直面している福井県敦賀市の病院に勤務する本学卒業生と協働し、学生等の意識調査や魅力ある教育プログラムの構築等を通して、問題解決に取り組みます。大阪とサンダーバードでつながり、北陸新幹線も開通した敦賀市から、まずはスモールスタートで実績を作ります。
奈良県田原本町のコミュニティ放送局「FMまほろば」から、毎月、地域づくりをテーマに関西各地でユニークな活動に取り組む方をゲストに迎えて、学生パーソナリティがお話をうかがう番組「わがまち探検隊」を放送しています。また学生たちが取材した全国各地のユニークな地域づくりの取り組みを、YouTube Liveで3カ月に一度、配信しています。
和歌山県すさみ町では、地域の支え手の減少により、各自治会が行ってきた活動の継続が難しくなりつつあります。このような状況に対して、すさみ町社会福祉協議会が地域の困りごとを持つ人々とお手伝いできる人々をつないで支え合う「おたがいさま活動」を行っています。私たちのプロジェクトでは、「おたがいさま活動」への協力を通じて、地域の課題を理解し、住民の皆さんと協働して課題解決に挑みます。
国際宇宙ステーション(ISS)内環境の微生物モニタリングの宇宙実験に参画しています。人が生きていくうえで飲料水の管理は重要です。ISS内の水は再生され消毒が実施されている一方で、時間経過とともに特定の細菌が増殖することが明らかとなっています。そこでJAXA等の研究者と協力し、ISSから分離した細菌の性質や増殖機構を調べることで、人類の長期宇宙居住のための微生物管理の方法の提言を行うことを目指しています。
2024年11月4日の学園祭(摂友祭)で、小学生、中学生、高校生を対象に、実験や体験を通してくすりや薬剤師の仕事について楽しく学んでいただく講座を実施しました。これからもくすりに興味をもち、将来、薬剤師を目指してもらえるように、年齢ごとのニーズに合わせた体験型の講座を計画・開催していきます。
文理のバランスのとれた総合大学である摂南大学の特色を活かし、中高生への科学教育発信を行います。摂南サイエンスDayを企画し、多くの中高生に科学の楽しさを体感してもらうとともに、社会貢献と「知と人材の拠点」としてのブランド力向上を目指します。
奄美大島に学びと価値創造のプラットフォームをつくります。春休み期間中の大学生向け集中講義(講師は定年した先生方)、奄美の文化や自然や生業をテーマとするフィールド実習や卒業研究、ザンジバル(タンザニア)との島嶼部交流、自治体や地域住民との島おこしの構想と実践、高校生や市民向けの講座など多様な取り組みを行う場と機会をつくります。教育と研究と社会実践を同時進行させる日本で唯一無二の取り組みにします。
Agro-Botanical Community(ABC; 地域連携)、Agro-Botanical Education(ABE; 教育)、Agro-Botanical Research(ABR; 研究)を推進し、新たな農・薬連携の場を創出します。
子どもたちから年配の方々まで、多くの市民に親しまれてきた(大阪府)門真市立市民交流会館「中塚荘」は、リニューアル工事の後、門真市立歴史資料館(仮称)として2026年度にリ・スタートします。本プロジェクトでは、歴史資料館が保有する資料・書物などを展示する什器(家具)を制作します。この展示を通じ、門真市の歴史と特色を広く門真市内外の人々に周知するとともに、「中塚荘」のさらなる「魅力向上」に挑戦します。
能登半島地震発生後に被災家屋等から救出された輪島塗を洗浄する活動をしています。能登の誇る伝統工芸・輪島塗を新しい持ち主につなげるように整えることで、震災の記憶と持ち主の想いをつなぐことを目指します。2024年8月下旬には、能登にある「しおやす漆器工房」で輪島塗について学び、農家民宿群「春蘭の里」で275膳の輪島塗を洗浄して整理しました。現地での経験を冊子にまとめ、能登の情報を発信します。
2020年に開設した「農学部」は周辺地域との連携に積極的に取り組み、「すももちゃんサイダー」などの商品開発を行ってきました。本プロジェクトでは、この活動を拡大し、地域で生産した大麦や葡萄を利用したクラフトビールやワインなど、新しい農学部オリジナル商品の開発を行います。これにより、農学実践教育の充実、地域振興、農業振興へ貢献します。
近年、温暖化の原因とされる二酸化炭素(CO2)の削減が急務となっています。そこで本プロジェクトでは、これまで完全に明らかにされてこなかった沖縄県の先島諸島におけるマングローブ生態系が吸収する二酸化炭素(CO2)吸収量の実態を解明します。そして沖縄のマングローブが吸収するCO2がどれほど温暖化の抑制に寄与するのか、その貢献度を把握するべく研究・活動を続けています。
漢方研究部有志が、薬学部附属薬用植物園で収穫できるバニラを主役としたオリジナルクラフトコーラのレシピ開発に挑みます。第一弾では、バニラに加えて薬用植物園産柑橘なども原料に入れる予定です。また、地域連携先の自治体の特産品を加えた第二弾や第三弾も計画しています。
大阪府交野市在住の子どもから高齢者の方までの健康維持・増進に向けて、季刊誌「健康だより」の発行、「夏休み子ども塾(科学実験、工作)」「アクティブエイジング健康チェック(骨密度、体組成、握力測定など)」「健康学習会」「大学生と高齢者の交流会」を実施します。私たち「かたプ」は、地域活動を支える担い手のデジタル活用支援による住民のソーシャルキャピタルの醸成、子どもの居場所づくり、地域力の向上に挑戦します。
地球上の全生命体との調和的共生を目指した協同デザイン活動の一環で、2024年度はフィリピンのミンダナオ島ディポログ市カトリック教会聴覚障がい青少年ら(DY)と地球共生ワークショップ≪白色騒音≫を行いました。様々な機会が少なく貧困傾向のDYを阻む「社会的障壁」打破を目標に、個々に輝ける才能開花に向けた「エンパワメント」を核とし、社会の意識改革も狙う「コト」や「モノ」のデザイン・制作プロジェクト群を行いました。
異文化間コミュニケーションを成功させるためには異文化間能力が不可欠ですが、有意義な会話をするためには背景知識も非常に重要です。このプロジェクトでは、まず持続可能な金融と第二次世界大戦の概念に関する具体的な知識を習得し、その知識を他の人々と共有することで、グローバル人材を育成することに挑戦します。米国の学生と学び共有するためにオンライン交流プロジェクトを実施し、米国を訪問して直接議論に挑戦します。
共同研究「韓国文化のグローバル展開と公共外交」をメンバーで進め、その成果を2025年度後期に書籍の形で発刊することを目的にしています。座談会・関係者へのインタビューなどを多様な方法で研究を進め、レベルの高い研究成果発信にしていきます。
私たちは、校友会応援ソング編曲プロジェクトとして、摂南大学校友会の応援ソングを吹奏楽バージョンに編曲します。私たちは普段、大阪府寝屋川市を中心に地域依頼演奏や、学内イベント、夏のコンクールや定期演奏会など様々な場所で演奏をしています。学生主体で運営を行っており、部員一人一人が協力して部活を盛り上げています。
大阪府枚方市と、滋賀県米原市を拠点とし、過疎高齢化地域に対して学生の目線で考え、地域の活性化に向け行動します。枚方キャンパス周辺に活動サイトを設け、放置竹林の再生やウド、アロマ植物を用いた耕作放棄地の省力的管理技術の形成など、学生主体で活性化に向け活動を実施します。加えて、過疎高齢化地域での援農活動を行い、地域社会の知識を学生が学ぶ場所をつくります。学生が主体となって考え行動するプロジェクトです。
グローバル化が進む中、国際感覚を持つ管理栄養士の育成が望まれていますが、我が国の管理栄養士教育において諸外国の実務を学ぶ機会はほとんどありません。そこで本プロジェクトでは、学生時代にこの分野に関する海外現場を体験し、将来の管理栄養士分野をリードする国際感覚と発想を持った人材を育成・輩出・発信します。
薬学部1年生「枚キャン学生アンバサダー」が、薬や科学をテーマにした体験型の学習プログラムを企画し、近隣の小中高生を対象に、体験学習や親子で参加できるイベントを実施します。その他、薬学部オリジナルキャラクターを考案して枚方キャンパスを盛り上げ、在校生だけでなく近隣の皆さんに笑顔と元気を届けます。
助産師養成開始から2024年度で10年目です。この節目と2025年度の開学50周年記念に合わせ、本事業を企画しました。卒業前の在校生に対し、「知りたい・学びたい・成長したい」の思いをより一層刺激し、卒業生には「自信・満足・達成感」が得られるようなプログラムを実施します。懐かしの母校で先輩・後輩が一堂に会し、最新モデル人形とシミュレーションを活用し、楽しく語らいながら技術を実践します。さあ!“キラッと輝く助産師”を目指しましょう。
「身近な摂南大学の魅力」を学内外に広く伝え、大学を好きになってもらうためのアイデアを、学生が主体となって企画・実行していきます。摂南大学の魅力ある人(推しビト)や場所(推しスポット)を、スナップショットやストーリーをそえて募集し、SNSやWebサイトで配信していきます。プロジェクトの学生たちは、企業等と協働して企画・実行することで、企画力や課題解決力、効果的な広報手法などの実践力を身につけます。