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ヤマトグループの「関西ゲートウェイ」を訪問

 久保ゼミ生18人は、6月5日、クロネコヤマトで知られるヤマトグループの「関西ゲートウェイ」(大阪府茨木市)を訪問しました。

   まず同社スタッフより、2019年には100周年を迎えるという同社の歴史、同社の物流システムにおける関西ゲートウェイの位置付けなどの説明がありました。その後、物流棟に移り、コンピューター制御により素早く行先別に荷物が仕分けされている様子を見ることができました。同ゲートウェイでは1時間に最大4万8000個の荷物を仕分けることができる機械を使って、より早く、効率的に荷物を運び、短時間で荷物が届けることが可能になっている背景を知ることができました。

   同社のネットワークは、全国津々浦々にまで張り巡らされているだけではなく、いまやアジア諸国にまで広がりをみせるようになっているとのことでした。また、同社は単に物流を担うだけではなく、例えば機械の修理や医療用器械の洗浄など付加価値機能を提供していることも紹介がありました。

   経済学は、しばしば生産と消費のみに焦点を当て分析を行うことが多いといえます。ただ、生産者と消費者、さらには消費者間でモノの流れをつなぐという物流の重要性、さらには、この分野におけるイノベーションの重要性について、改めて認識できた見学となりました。参加した学生からは、「普段、何気なく利用している宅急便ではあるが、その背景には高度なシステムが構築されていることに感心した」といった感想がありました。