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2019.07.25
▶講義・フィールドワーク後藤ゼミの2、3年生が滋賀県大津百町でフィールド調査を実施
7月23日、後藤ゼミ2年生の企画に3年生が加わり、2、3年生合同で滋賀県大津市の歴史遺産を生かしたまちづくり・観光振興に関するフィールド調査を行いました。
大津市は、かつて、都が置かれ、江戸時代には港町・宿場町として栄えた歴史ある都市です。近年は、中心市街地の商店街が衰退する等、地方都市共通の問題も抱えています。京都駅からJRでわずか10分の地方都市が、どのようにその歴史遺産を生かし、まちづくりや産業振興に取り組んでいるのか、ヒアリング等によって調査を行いました。
かつて大津には100の町があったという意味で大津百町(ひゃくちょう)と呼ばれるエリアを再活性化しようと、2018年には、谷口工務店が7棟の町家を修復して滞在型ホテルを開業しました。棟梁の復活と地域貢献を志す谷口工務店は、日本の伝統家屋にデンマーク家具を配し、宿泊客が商店街で食材や食事を調達するプランを提案する等、商店街との連携も目指しています。経済産業省のインバウンド助成金も活用する等、意欲的な取り組みに目を見張りました。
大津百町館、大津の町家を考える会会長、大津市まちなか交流館館長、谷口工務店社長から、百町の歴史と課題、「HOTEL講 大津百町」に込めた思いについて説明を受け、運営会社である(株)自遊人取締役の案内で、ホテル内部も見学しました。
また、大津市役所都市再生課や大津商工会議所でもヒアリングを行い、商工会議所では、商工会議所の目的や中心市街地活性化の経緯、今後のまちづくりについて話を伺いました。
ゼミ生の発案と企画で、非常に充実した調査を行うことができました。


