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2024.10.10
▶講義・フィールドワーク村瀬ゼミがタイ・バンコク研修を実施しました
9月3日~9月7日の5日間、村瀬准教授のゼミ生5人が教員引率のもと、タイ・バンコクを訪問しました。この研修では、国際協力機構(JICA)が実施する国際協力の現場視察と、ランシット大学の学生との交流を行いました。 バンコク到着の翌日に、バンコク郊外の貧困女性の保護施設で活動しているJICA海外協力隊員の佐々木理香子氏を訪ねました。佐々木氏は日本での高齢者介護施設勤務の経験を活かし、施設利用者のためのレクリエーション活動を指導しているとのことでした。学生たちは訪問先で話を伺うだけでなく、実際に椅子取りゲームや互いの名前を書いて自己紹介するゲームなどを通じて施設利用者との交流を深めました。参加した学生からは、事前に思い描いていた印象と異なり、ダンスや歌が好きな利用者が多く、明るく我々を迎えて下さって楽しく交流することができたとの感想がありました。 次に海洋プラスチック汚染の実態を調査しているJICAプロジェクト専門家の案内のもと、チュラロンコン大学の海洋プラスチック分析施設やサンゴ保護研究施設、海洋プラスチックの排出源となっているバンコク郊外の廃棄物処分場、ウミガメ保護施設を見学しました。専門家からは、各見学先で海洋プラスチック汚染の現状や取り組みについて詳細な説明を受け、学生たちは問題への理解を深めました。 ランシット大学とは2日間にわたり交流を行いました。1日目はキャンパスツアーや学生生活・課外活動についての発表を行い、タイと日本の学生がそれぞれの文化を体験するワークショップも開催しました。タイの学生は東北部の伝統工芸「トゥン」の制作を、日本の学生は折り紙を教え合い、楽しいひとときを過ごしました。2日目にはランシット大学の学生がバンコク市内を案内し、地元の食文化や観光スポットを紹介してくれました。2日間の交流を通じて学生同士の絆を深めることができました。
本研修を通じて、学生たちは普段のゼミ活動では得られない貴重な体験をし、国際的な視野を広げる有意義な時間を過ごしました。


