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国際経済実践演習で米国シリコンバレー研修に参加しました

 8月31日から9月7日まで、アメリカのシリコンバレー海外研修(授業担当:野口義直准教授)に経済学部生4名が参加しました。

 シリコンバレーとは、カリフォルニア州サンフランシスコ市周辺の、アップルやグーグルなどアメリカを代表するIT企業が集積する地域です。世界のイノベーションの発信源であり、世界で最もクリエイティブな人たちが集まるエリアに行き、交流して、刺激を得ることが目標です。

 学生たちは、スタンフォード大学などで教えられてきたブルース教授による「デザイン思考」に関する講義を受けたり、「meet up」というアプリを使って現地の人々とスポーツや共通の趣味、話題などで交流を広げたりしました。見学に行ったIntel社の社員さんとビデオゲームの古典であるインベーダーゲームに興じる体験を持った学生もいました。サンフランシスコでは、Waymoの無人自動運転タクシーを利用し、イノベーションを実体験しました。(https://waymo.com/rides/san-francisco/)

 また、この研修には日本の他大学の学生も参加しており、大学を越えたグループワークに取り組むことで友情を育むこともできました。経済学部生は「他大学生のリーダーシップある姿を見て、自分もこうなりたい」と発言しています。さらに、現地で活躍する日本人ビジネスマンとディスカッションする貴重な経験を得ました。そこでは、本学国際学部のOBの方が現地研修を担当されており、海外で活躍される先輩との嬉しい出会いもありました。

 学生たちも研修の経験と学びを通じて自分の成長を実感しています。 「就活における第1歩を踏み出すことが目的だった。商社に興味を持ち予約を取れたのでその目的は達成出来たと感じる。悩む時間を無くすこと、物事を進める上でやらないリスクも考えること、行動する上での可逆と不可逆、人との繋がりの大切さ、などこの先にも活かす学びを沢山得れたと感じました」 「多くの人にインタビューを通して様々な考え方を学ぶということが目標でした。研修中は日常的な英会話はできたものの、ものの考え方など深い部分までは質問することが少なかった。しかしマインドセットの部分では、これまでの自分の性格について振り返り受け入れる機会がありました。研修後の変化はまだまだこれからですが、物事をかなり慎重に捉える自分の性格を受け入れて、場合に応じて強い気持ちを持つことができているのではないかと思います」と感想を述べていました。

 そして、参加学生全員が「後輩たちに参加してほしい素晴らしい体験でした」と語っていました。シリコンバレー研修は、経済学部生にとって大変有意義なプログラムとなったようです。