Research

研究内容・研究テーマ

ゲノム生物学研究室では、「生命のネットワークを読み解く」という共通の視点のもと、3人の教員がそれぞれの専門を持ち寄って研究を進めています。

実験と情報解析の両方を大切にし、基礎研究の発見を、新しい農業特性や人類の健康に役立つシーズへとつなげることを目指しています。

研究テーマ 01

タンパク質・核酸の相互作用ネットワーク解析

矢崎 潤史 教授(生物分子化学)

細胞の中では、無数のタンパク質や核酸が互いに結びつき、巨大なネットワークを形づくっています。そのネットワークの中には、SNSのインフルエンサーのように、まわりの分子へ強い影響を与える「ハブ分子」が存在します。私たちは HaloTag を用いた独自のタンパク質アレイ・質量分析技術で、こうした相互作用を網羅的に捉える「インタラクトーム解析」に取り組んでいます。脂肪細胞や宿主-微生物の相互作用を題材に、健康や疾患に関わる鍵分子の発見を目指します。

インタラクトームプロテオームタンパク質相互作用HaloTag質量分析
研究テーマ 02

細胞内共生進化のゲノム・ゲノム情報解析

松尾 充啓 准教授(ゲノム生物学・進化生物学)

植物は、光合成細菌が別の生物の細胞内にすみつくこと(細胞内共生)で誕生したと考えられています。私たちは、比較的最近になって光合成を始めた「有殻アメーバ」などに注目し、ゲノム解読とトランスクリプトーム解析から、共生がどのように始まり定着したのかを読み解いています。さらに、大阪工業大学との共同研究で、プラズマ技術を雑草防除や作物の生長促進に応用する、新しい農業のかたちにも挑戦しています。

細胞内共生進化有殻アメーバ遺伝子水平転移ゲノム解読プラズマ農業
研究テーマ 03

極限環境微生物と酵素・バイオセンサーの応用

前野 美久 特任助教(応用微生物学)

微生物が持つ多様な酵素に注目し、その生理機能の解明に取り組んでいます。あわせて、目的に合うよう酵素に耐熱性や高い反応効率を付与し、バイオセンサーへの応用をめざした酵素の創製も進めています。ゲノム情報を出発点に、未知の酵素を見つけ出し、人の手で機能を磨き上げる研究分野です。

応用微生物学酵素バイオセンサー極限環境微生物
Keywords

研究室のキーワード

ネットワーク生物学分子間相互作用 インフルエンサー分子ゲノム解析 共生進化農業・健康への応用