研究内容
 
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            アイトラッキングによる薬剤師の行動心理の研究
 薬剤師の視線動向をアイトラッキング解析することにより、処方監査・調剤・調剤薬監査プロセスでの薬剤師の思考メカニズムも研究しています。
 これまでの調剤業務に関する研究では、処方箋内の薬剤配置を示す「棚番表示」に色・記号など視覚情報を導入することで、右脳活用を介した調剤効率化を証明しています。
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            日常診療でのクリニカルクエスチョンの研究
 教員は、病院薬剤師経験者で構成されており、医療施設の医師・薬剤師と連携を取りながら臨床的な疑問の解決を目指しています。
 これまで、腎不全を伴う末期心不全の呼吸困難に対するオキシコドンの有効性・安全性、免疫グロブリン大量療法に伴う血圧上昇の危険因子などを明らかにしています。
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            糖尿病性末梢神経障害、化学療法誘発性末梢神経障害のリスク因子の研究
 神経障害はしびれや痛み等、患者の日常生活に支障をきたす症状であり既存の治療薬が効果がない場合も多くあります。
 これまで、降圧薬のレニンアンギオテンシン系阻害薬が糖尿病性末梢神経障害を抑制することを明らかにしています。
 病院の診療録情報等のデータを使用して解析を行い、神経障害の発症予防や遅延に繋がる研究を目指しています。
