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CONTENTS

  1. 自己流の趣味の読書を(三浦正人)
  2. <図書館について考える 1> 私にとっての「理想」の図書館(荒巻ちさ子)
  3. <図書館について考える 2> 図書館利用のすすめ――卒業論文指導にあたり感じたこと――(田中克明)
  4. 世界の図書館 5 ――オハイオ州立大学図書館(大村 勝)
  5. <新着視聴覚資料> ビデオ『心理学への招待』への招待
  6. 利用者の声
  7. 92年度コレクション資料の決定
  8. 試験期開館時間延長を実施!!

自己流の趣味の読書を

法学部 教授
三浦 正人

 先日書棚の岩波文庫を整理して驚いたことに重複するものが何十冊もでてきた。読んで忘れ、また買って読んだものである。私の読書は濫読に近いからそういうことになる。迂闊な話だが、そのことを棚に上げて言わせてもらえば、これが私流の読書である。私はショウペン・ハウエル氏のように、人生は短いから悪書は読むななどとはいわない(「学而」第19号1頁参照)。だいいち悪書かどうかは読んでみないとわからぬ。そのうえ、良書悪書は読む人の態度によっても決まるからである。丁寧に繰り返し読めとも言わぬ。読んで忘れるのも結構。趣味の読書は覚えるためではなく楽しむためだから。食べ物のように読んだ内容の栄養物が消化されれば残余は体外に排泄されるのが当然で、読みたければ何度でも読み、新たな消化吸収を繰り返せばよい。
ところで、私の趣味の読書は、広い意味での文学に関する。文学によって様々の未経験の人生に接し追体験できるのが楽しいのであるから、できるだけ現実の自分の生活とは離れた人生を描き、しかも芸術性高く真実をとらえたものが読みたい。そうなると星霜に耐えて生き残った古典や、近代の定評ある世界の名作に目が向くことになる。また、経済的、収納的見地からも安価な小型本が望ましい。そんなこんなでいつしか岩波文庫の赤色帯(外国文学)の愛読者となった次第である。
 誤解を避けるために申し上げるが、私は別に岩波文庫の宣伝をするつもりもないし、私のやり方を人に強要するつもりもなく、ただ自己流の読書の一例として述べたに過ぎない。ドキュメンタリーでもハウ・ツーものでも、カラー版でもマンガでもそれに読書の醍醐味が味わえるなら立派なものだと思う。人は各人各様な読書の仕方があってよいのである。ただ私個人はそこら辺に掃いて捨てるようなタレント的作家の新刊ものは読む気になれない。10年もすれば、それらの中で生き残るものは皆無に近いのではなかろうか
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<図書館について考える 1>

私にとっての「理想」の図書館

国際言語文化学部 助教授
荒巻 ちさ子

 大学、大学院、非常勤講師先と、学生時代から数えると6つあまりの大学図書館を利用させてもらってきたが、残念ながら、そのどれひとつとして理想の図書館として脳裏に浮かぶものはない。1990年に学生のアメリカ研修の引率としてワシントン大学に訪れたときも、ちょっと図書館を利用させてもらった。さほど特殊なものでない研究書7冊を見せてもらうつもりで行ったのだが、そのうち3冊は所蔵されておらず、2冊は貸出中だった。研究雑誌も夏休みの貸出中なのか、書架はガラ空きだった。建物の立派さ、フロアごとの広さ、コンピュータ検索が苦手な私にとって、探索カードが未だにきちんと備えられていたことなどは嬉しかったが、感激したわけではなかった。これらの図書館に対する不満の原因は、一にも二にも求める本がそこにないということに尽きる。つまり理想の図書館とは「求める本がそこにある」図書館である。ほこりとかびの臭いのする薄汚れた本であろうと、最新のコンピュータにインプットされたデータであろうと、さがしている本や情報が見つかれば、図書館は十分にその存在価値を発揮しているわけである。
 今、本学図書館の蔵書数は32万冊だそうだが、学園内の、また学術情報センターのネットワークのおかげで潜在的蔵書数は全国大学の総資料数となるとのことだが、それならば、本学図書館はすでに(潜在的には)「理想の図書館」となっている。ということになれば、実は私個人は今、理想的な図書環境にいることになる。
 5年前に自宅から1分とかからぬところに市の公共図書館ができた。当初は少なかった蔵書数も、市の初めての常設図書館ということで司書の方々の意気込みもあり、5年のうちにまあまあの蔵書数になり、ごく一般的な書物や資料、時には軽い娯楽、旅行案内に至るまで、自宅の本棚と同じ感覚で使わせてもらっている。もし、自宅の書架のスペースと隣の市民図書館の蔵書数が2倍、欲張って3倍となれば、潜在的理想研究図書館の本学図書館とあわせて、私は図書環境の極致を究めていることになる。
 この環境を教員も学生も享受できれば理想的である。そのためには、潜在的はあくまで潜在的であって、これをできる限り顕在化することが必要である。情報、データ、資料というと、コンピュータからプリントアウトされた「知」の一片をもぎとればすむかもしれないが、本はもう少し漠然とした「知の総体」をもっているものである。情報面を軽視する気は毛頭なく、研究図書館としての大学図書館の重要な役目であるが、本(マイクロフィルム、テープetc.)がそこにあるというのは非常に大事なことである。経済的、人的、スペース的制限があるということは皆承知の上だけれども、蔵書の点は譲れない点だと考える。
 次には、この蔵書に対して容易に近づけるということが、つまり市民図書館的感覚が大学図書館にも求められる。この点では本学図書館は開架率が高いという点で評価しうる。今後図書館スペースが広げられることを期待しているし、またそうでなければならないが、極力、学生が正にイージーに近づけるということを目標としたい。書庫も保管だけでなく、探索が、時には散策も可能な携帯が理想だ。学生の利用しやすさという意味では、その年度のテキスト全部とそれに伴う参考書を集めた閲覧室は早急に実現してほしい(もうあるのであろうか、認識不足)。近づきやすさという点では、開館時間の長さ、レファレンスやインフォメーションサービスの利用しやすさは言うまでもない。
 要は私にとっての理想の図書館とは、本がそこにあること、つまり蔵書数と、あらゆる意味での利用しやすい「開かれた」図書館である。これは「理想」なのだろうか、「最低条件」なのだろうか迷いつつも、これが満たされれば何の文句もない。
 本を傷めないで、上からコピーのとれる機械が開発され、普及したならとついでの希望も述べておきたい。
* 講義要綱記載の参考書はすべて購入しております(図書館)
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<図書館について考える 2>

図書館利用のすすめ
――卒業論文指導にあたり感じたこと――


経営情報学部 助教授
田中 克明

 卒業論文の中間結果を読む機会が10月以降多くなる。私の卒業研究でのテーマは、各個人の関心事をもとに、それをより幅広く、かつ深く考察することによって決定される。もちろん、演習のテーマに関係のあるものという制約条件付きであることは言うまでもない。
 卒業論文の作成に取り掛かった学生がいきなりカルチャーショックを受ける。というのは一般論として、今までは講義あるいは演習時に先生の提示する知識や議論の進め方をどのように効率的に理解するかということに学習態度の重点が置かれてきた。いわば受身の態度が中心であった。卒業研究の場合にはテーマの選択、参考文献の探索、資料の収集と整理、論旨の展開、文章の作成と推敲というプロセスをすべて自分の手で行っていかなければならない。これは全く今までの授業に対して接する態度とは正反対の極に位置するといってもよいからである。
 近頃の学生は暗記については強いが理解力が不足しているとよく指摘されている。理解力とは何であろうか。ある事象に対する論理的帰結を自分の言葉で表現できることではないであろうか。ひとつひとつの事実を関連させながら論を構成していく必要がある。これは一朝一夕でできるものではない。今まで、特に大学入学後どのような態度で授業に臨んできたかによってこの差は歴然とする。ともすると受験時代の誤った方法論がそのまま大学の授業態度に適用される。論議内容を全てそのまま暗記してしまうという方法である。これは多くの学生のノートを見れば明らかである。そこには教員がたまたま黒板に書いた文字やチャートだけが雑然と転記されているだけで、それぞれの文字やチャートの関連性は一切触れられていない。当然、論述問題に対するその学生たちの解答用紙は支離滅裂であり評価の対象にすらならない。
 知識量を考えてみると大学の講義や演習の中で伝達できることは限られている。1時間30分の授業で1年間25回教壇で話される知識の量は極めて限られる。本来その何十倍もの量が背景にある。教員の側からすると主要な流れを中心に授業を進め、それを補完するための文献や参考書を紹介し、暗にそれらを自分で読破することを期待するのである。
 学生の普段の授業態度から判断すると、学生にそのような認識があるとは到底思えない。学生自身がこのことを思い知らされるのが卒業論文の作成時であろう。卒業論文にまじめに取り組んでいる学生たちの顔が、10月以降になるとどこかしら非常に頼もしく思えてくる。それらは彼ら自らの手で自分のテーマに関する文献や学術雑誌を読み、その著者の論の進め方に関する感想や批判を聴くとき顕著にあらわれる。しかし、彼らでも卒業論文の中間段階で、借り物でない自分の意見や主張を文章として表現しようとしたときには相当苦しむようである。
 卒業論文ほどではないが、このように自分なりの主張を文章として表現する訓練が1年次から体系的に行われれば、4年間では相当の判断力、理解力を持った卒業生が巣立つことになる。普段から授業で出される課題に対して、単に他人のレポートを複写するだけでなく、自身の理解力や表現力を高めるという意識で接すれば、文献の集積場所としての図書館の持つ本来の役割が明確になる。図書館は単なる待ち合わせ場所でなくなるし、他の学生のレポートを転記するコピー場所でもないし、ほどよくエアコンの効いた睡眠の場所でもない。図書館に所蔵されている本が知識の宝の山であると同時に、各著者の思考過程を追体験する劇場に思えてくるはずである。しかもそのために支払わなければならない付加的な費用はゼロでさる。 学生諸君、図書館にある宝を活用し、少しでも入学金や授業料の元をとるように心掛けてみたらどうでしょう?
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オハイオ州立大学図書館

工学部機械工学科 助教授
大村  勝

 91年9月より92年9月までの1年間、私はアメリカのオハイオ州立大学工学研究センターへの留学機会を得た。
 オハイオ州立大学は、コロンバス市内にあり、ほぼ日本の岩手県の裏側に位置している。もともと農業主体の町であったが、エリー湖の南方に位置し、西にインディアナ、北にシカゴ、デトロイト、東にピッツバーク、南にケンタッキーをひかえ、最近では北アメリカの文化と情報の中心地としての役割ももってきている。したがって、学会、文化施設には恵まれているようである。
 オハイオ州立大学の学生数は、コロンバス以外のキャンパスも含めて、約5万人の規模で、中国から約3,000人、日本から約300人とのこと。大学はひとつの街を形成しており、大学内に火力発電所、郵便局、警察等があり、大学のみの飛行場、ゴルフ場もある。
 図書館は、写真に示される中央図書館(11階ぐらいあるが、各階の高さが高く、オハイオ州立大学でも高い建物のひとつである)を中心として、各学部附属の分室等を含め、合計25機関より構成されている。
 文献ならびに書籍の探索は、LCS(Library Control System)とCD-ROMによって行うことができる。LCSは、大学のコンピュータセンターと連動しており、登録していれば電話回線を通じて、自宅からでもアクセスできる。
 CD-ROMには、論文のアブストラクトまで含まれており、著者名、キーワード、学会誌名などでアクセスできる。これは、工学部の場合、過去7年間分程度であるが、オハイオの職員証か学生証と引き換えに貸し出してくれる5インチのフロッピーディスクにより、図書館備え付けのマッキントッシュ・コンピュータで出力できる。また、ハードコピーもドットプリンターで出力させることができる。要約まで出力させることができるので非常に便利であるが、使用は1人1時間までである。
 図書館の開室時間は、各学部ごとに少しずつ異なるが、学校で講義が行われている期間は朝7時より夜12時までであり、学校が休みになる土曜、日曜でも夜10時までである。これは非常にありがたいことで、夜遅くともかなりの学生が利用しており、入学が容易であっても卒業が困難である大学の実情を推察することができた。
 中央図書館の1階には、デスクトップ型のマッキントッシュ・パーソナルコンピュータが約30台置かれており、誰でも自由に宿題のための(レポート作成など)ワープロとして使っていた。また、大学全体にLAN(Local Area Network)が構築されており、大学の生協でも同じような施設があった。
 特許に関する情報についても、かなりのものが備わっていた。これも5インチのフロッピーディスクで内容検索が可能であり、特許の標題、番号、要約を出力させることができるため、大変助けられた。
 アメリカの学生は行儀が悪く、講義中でもコーラを飲みながらとか、教授がコーヒーを飲みながら講義をすると聞いてきましたが、まさしくそのとおりで、実際に見ることができた。しかしながら、講義への参加は本当に熱の入ったもので、質問や討論は非常に積極的であり、このような状況をわが摂南大学学生にも見てもらいたいと思った。
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<新着視聴覚資料紹介>

ビデオ『心理学への招待』への招待

経営情報学部 助教授
吉野 絹子

 最近、心理学はブームだということだ。本屋を覗くと、あるわあるわ、心理学と名のつく本が所狭しと並んでいる。いわく、「好かれるための心理学」「成功の心理学」etc.etc.。心理学は、大学に入学して初めて接する科目のために、巷に氾濫している心理学と名のつく本に影響される成果、学生たちの「心理学」のイメージは、性格占いか、恋人獲得のマニュアルといった趣が強いらしい。もちろん、人間という一筋縄ではいかない対象をまな板に載せて悪戦苦闘している心理学だから、恋人獲得やセールスの秘訣も学問の対象にしているが、それだけが心理学と思われると、心理学を研究し教える者としては寂しい気がする。心理学という学問は、もっと豊かに幅広く人間そのものの存在の面白さを教えてくれるし、時にはいかに愚かにしか行動できないかをわからせてくれる。
 最近、このような人間の面白さを目いっぱいわからせてくれるビデオが、ビデオライブラリーとして本館視聴覚室に購入された。「心理学への招待(全26巻)」である。なによりも視覚的に楽しいシミュレーションやアニメーションが豊富に盛り込まれていて、飽きないし、しかも内容は学問的に高度に維持されている。専門的な立場からみても、よくこれだけ最先端の研究成果が、初心者にもわかりやすく網羅されていることよ、と驚きを感じさせるものである。人間はどの面から切り取っても面白い生き物だが、脳の働き、感覚と知覚、学習、記憶といった基礎的な研究領域から、性差、加齢、心の病理、宇宙開発、平和問題における心理学的問題まで、極めて広い範囲で人間がとらえられている。しかも、数多くの理論が、驚くような実験やフィールド研究、組織的観察、テスト、インタビューと多彩な研究法を駆使して自然に明らかにされ、ひとつの領域が30分という適度な時間でまとめあげられているのも、利用する者にとってはありがたい。昼食後の腹ごなしという利用の仕方はどうだろう。
 個人的な興味からいうと、このライブラリーで、今まで学生時代から何度も聞いたり読んだりしていた実験やフィールド観察を目の当たりにできた感激は何物にも替えがたかった。そしてまた、ジンバルドー教授という魅力的な水先案内人の存在も、このシリーズをより楽しいものにしている。

『心理学への招待』〔全26巻〕
 日本語版監修:肥田野 直(丸善)
<各巻の内容>
(1) 過去・現在、そして未来
(2) 研究を理解する
(3) 行動する脳
(4) 反応する脳
(5) 子供の発達
(6) 言語の発達
(7) 感覚と知覚
(8) 学習
(9) 記憶と忘却
(10) 認知過程
(11) 判定と意思決定
(12) 動機づけと情動
(13) 精神の目覚めと眠り
(14) 隠された精神、分裂した精神
(15) 自己
(16) テストと知能
(17) 性別とジェンダー
(18) 成熟と老化
(19) 状況の力
(20) 社会的現実の構築
(21) 精神病理学
(22) 精神療法
(23) 健康、精神および行動
(24) 宇宙でそして平和を目指して
(25) 相反する事象の融和
(26) 心理学の新動向
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利用者の声

「図書館への愛着」

国際言語文化学部 3年
堀内 百々世

 図書館についてということだが、何を書こうかと頭をめぐらせてみる。
 するとこれが結構、出てくる出てくる。まずいいたいのは開館時間の延長である。5限の授業が終わったら、図書館の閲覧も終わりだなんて、これはひどい仕打ちだよ、とボヤきたくもなる。
 続いて、いざレポート作成をしようと足を向けても、情報が古すぎる本ばかり目について、ほしい情報が手に入りにくい。そのうえ、大阪工業大学の印があったりしたら、お古だもんなぁ、仕方ないっかぁ、とみじめな気分で退散せざるを得ない。
 こんな文句がどんどん浮かんでくるにもかかわらず、私は図書館で過ごす時間が多い。夏は涼しいし、冬は暖かい。イスで座っていて楽チンだし、快適空間という点では学内で一番だと思う。
 近頃、本はとても高くて、ほしい本があってもお金が足りないということも多い。そんな時、図書館に「買って買って」とおねだりすると、大体願いがかなってしまう。それに本の収納も狭い部屋で生活していると頭痛のタネになりがちだから、図書館を自分の本棚のように使ってしまえば一石二鳥。
 思わず文句を並べたてても、それだけ愛着を感じているということにおいてもらって、最後にもう一言。「図書館のおネエちゃん、もうちょっと静かにしてね」、

* 図書の大阪工業大学の印は、かつての法人名称を示すものであり、83年度以前はこの印を使用していました。したがって、この印があっても大阪工大のお古の図書というわけではありません。84年度以降は本学印を使用しています。
(図書館)

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92年度コレクション資料の決定!

 図書館の蔵書構成の特色化と当該分野の教育・研究に寄与することを目的に昨年からスタートしたコレクション形成事業の今年度の対象資料が学内公募による審査を経て、次のとおり決定しました。詳細は次号にて報告しますのでお楽しみに。
<収集方法A>
「スペイン黄金世紀文学稀覯本」
申請代表者 国際・助教授 稲本 健二
<収集方法B>
「インドネシア学地域研究コレクション」(継続)
申請代表者 国際・助教授 深見 純生
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試験期開館時間の延長を実施!

 かねてより利用者の要望が強かった開館時間の延長について、後期試験期を対象にテストケースとして、本・分館とも1月21日(木)から平日10日間にわたり開館時間を2時間(18:00〜20:00)延長します。実施機関等の詳細は各館の掲示を参照してください。
 なお、次回以降の実施の有無については、今回の利用実績をみて検討することになります。
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