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CONTENTS

  1. 膝が震えた話(宮地國敬)
  2. としょかんミニレクチャー<第22回> からだの中の薬の動き(瀬崎 仁)
  3. Information ひろば
  4. インドネシアのラーマーヤナ(冨尾武弘)
  5. 留学生からひとこと
  6. Book Review「現代戦争論」(河原匡見)
  7. 利用者の声
  8. CD−ROM「MEDLINE」「日本薬局方解説書」が分館でサービス開始!!
  9. 開館時間延長テスト実施結果
  10. 『希望図書購入制度』って何?

膝が震えた話

国際言語文化学部長
宮地 國敬

 京都の今出川通りや丸太町通り、河原町通りや寺町通りに軒を並べる古本屋を、学生時代や学校に勤め始めたころは、しょっちゅう覗いて回ったものであったが、それをしなくなってからもう随分久しい。もちろん、今でも新刊書を扱っている本屋にはよく立ち寄る、そして古本屋に行くのは、東京へ出かけたときぐらいになってしまった。
 三、四十年前は今ほど新刊書の数も多くはなかったし、ことに洋書の少し古いものは、古本屋の本棚を丹念に探し出す以外に仕方がなかったから、古本屋へも足繁く行ったものだが、近年は残念ながら私の好奇心が著しく衰えてしまったので、その足も遠のいたのである。普通は何か珍しい掘り出し本でもあるのではという淡い期待を抱いてか、あるいは図書館にもない必要な文献や手許に置いておきたい本などを探しているときに、古本屋へは出かけるのであるから、そのようなものがなくなれば、足が遠のくのは当然である。
 しかし、まだ好奇心が旺盛な時期に、自分の仕事にどうしても必要で、かねてから探し続けていた本を見つけ出したときの喜びは、やはりそれを味わった者でないとわからない。恩師山本修二先生は「古本屋の本棚から探し求めていた本を手に取ったときは膝が震えたね」と私におっしゃったことがあった。不勉強で物覚えの悪い私はその本の名前を忘れてしまったけれども、そのとき「膝が震えたね」という言葉から強い感銘を受けたことは、今も忘れないでいる。
 私自身は膝が震えるほどの喜びを味わったことはないが、それに近いものはもちろんある。そのひとつは、ロンドンの大英博物館の中にある英国図書館で、私にとっては幻の本であった今世紀初めに書かれたモームの数編の戯曲や小説の現物を見つけたときである。その大半は希覯本になっていたので、専用の閲覧室で、私は戯曲については全部筆写した。小説のほうはノートにメモを取りながら、部分筆写をした。著作権法の関係や希覯本だという理由で、コピーの許可が得られなかったからである。しかし私はそのとき、筆写という読書法を実践することができた。気軽に手軽になんでもすぐにコピーしてしまいがちな今日の日本の風潮を思い合わせると、それはとても貴重な体験であったと、今も感謝しているのである。
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「からだの中の薬の動き」

薬学部薬学科 教授
瀬崎  仁

 薬は病気の診断、治療あるいは予防に広く用いられている。新薬の開発によって多くの病気はコントロール可能となり、その影響は人々の生活の質的な部分にまで及ぼうとしている。人々は薬が示すであろう望ましい作用は当然現れるものと期待しているわけであるが、薬がどのように体の中を動いていくのか、いつからだの外へ出て行ったのか、一緒に服用した薬がそれらに影響を及ぼさないのだろうかといった事柄は気にも留めていない。
 インスリンは糖尿病のコントロールに使われ始めて久しいが、使い勝手の便利な経口投与は未だに不可能であり注射に頼らざるを得ない状態が続いている。体内で作られるアルブミンやグロブリンは比較的長時間血液中を流れ続けているのに対し、最新の組み替えDNA技術によって作られるタンパク性医薬品の中には、静脈注射後からだの中を一回りするかしないうちに血液中から姿を消してしまうといった物も少なくない。姿を消したとしても、作用発現部位に送り届けられていれば問題はないが、からだの外に出てしまったとか、送り届けられはしたものの、再び逆方向に戻されたり、作用と無関係な部位に運ばれていたのでは効果を期待することができないばかりか副作用の発現すら招きかねない。また、眠っている患者をゆり起こし何回も注射を繰り返すといったことは、患者はもちろん医療従事者に多大の迷惑を強いることになる。手間暇かけた高価な薬も、からだの中での滞留性や届け先が違っていたのでは無駄遣いともなり、場合によってはそれにより生じた副作用を抑えるため別の薬を投与するといったことになりかねない。このような問題を解決していくうえで、からだの中の薬の動きに関する情報は重要かつなくてはならないものとなってきた。
 からだの中の動きの制御は、時間的な制御と空間的な制御のふたつに分けられる。また両者を同時に機能させることも考えられる。時間的な制御はコントロールド・リリース、すなわち薬の量や濃度の経時的な動きを制御することであり、(1)一定時間での吸収、(2)からだの中の滞留時間の延長、(3)あらかじめ設定したプログラムにしたがって薬を繰り返し体内で放出させるといったことが含まれている。一方、後者は標的指向、ターゲティングとも呼ばれるもので、(1)到達してほしい部位に薬を送り届ける、逆に(2)行ってほしくない場所には薬が行き渡らないようにする、(3)前もって投与しておいた薬が、必要なとき、必要な場所でのみ放出されるといったことなどが含まれる。
 薬の中にはアスピリンのように、世に出て100年、1グラムが4円弱となった今日でも医療の第一線でなくてはならない地位を占めているものもある。一方、生命科学の進歩に伴ってからだの仕組みの詳細は次第に明らかにされ、それらの仕組みに各種の化学物質が複雑に関与し、全体として精緻なネットワークを形成していることが分ってきた。それらは、異物であるアスピリンとは異なり、もともとからだの中の限られた場所にごく微量存在しており、そのアンバランスが何らかの形で病気の引き金となっているといった場合が少なくない。このような物質の中には、からだの中の限定された組織、たとえば山奥の桃源郷とも言うべき部位で産生され、からだの恒常性の維持に貢献しながらも全身を廻る間もなく分解あるいは除去されて短い生涯を終えてしまうものが少なくない。しかし、このような物質が取り出されて薬として仕立てあげられた場合には、経口、注射、吸入など、一旦全身の循環血に移行し血流に乗ってから標的部位である山里に運ばれるという形をとるのが一般的である。投与部位からの道筋には体内に備わっている各種の障壁や処理臓器、すなわち険しい山や谷があり、薬を乗せたトラックは切り立った山道を越えて行かなければならない。トラックが山道を壊してしまうかもしれない。間違って別の場所にたどりついても何の役にも立たないばかりか副作用を招きかねない。無事に山奥の桃源郷(薬のターゲット)にたどりつき、望ましい作用を現してくれるのは、投与された全分子の何パーセントであろうか。すなわち、その物質がもともと存在していた状態に近い形で、言い換えれば、からだにとっても無理のない時間的、空間的条件で送り届けることができてこそ副作用の発現もなく、高価な薬の無駄遣い、ひいてはからだに対する無用の負担を抑えた最適投与が達成されるわけである。
 からだの中の薬の動きを制御する技術は、DNAやアンチセンス、リボザイム、触媒抗体などの化学物質を定量的かつ制御可能な遺伝子治療薬として役立てようとする場合の受け皿としてもなくてはならないものである。遺伝子薬(ジーンドラッグ)を安全な運び屋(ベクター)に乗せ、細胞内の所定の場所に送り届けたうえで、その発現を制御するといった試みもすでに始められており、そのためのベンチャー企業も設立されている。将来的には、薬分子の理論的設計とともに"ドラッグデザイン・アンド・デリバリー"として対比され、創薬を担う重要な基本技術となることであろう。
 薬の必要性を事前に察知し、必要量を体内で放出させ、望まれる場所に送り届ける。結果はモニターされ、フィードバック機構が作動するといった仕組みが、薬物投与システムの中にさりげなく組み込まれているとか、薬分子自体がそのような機能性を備えているといった時代の到来も夢ではなかろう。
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電子ブックプレーヤーの
館内貸出を始めました!

 図書館(本館)では、近年数多く出版される電子ブック(文字情報などを8cmCD-ROMに記録したもの)が利用できるに電子ブックプレーヤー(SONY・DD-10EX)を購入し、希望者に館内利用に限って4Fカウンタ−で貸出を始めました。
 なお、ソフト類は視聴覚室(4F)に展示しています。
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「インドネシアのラーマーヤナ」

国際言語文化学部 助教授
冨尾 武弘

 インドネシアを訪問した折には、熱帯の夜の手持ち無沙汰な時間をラーマーヤナ劇を見ながら過ごすというパターンも、現在のジャカルタなどの状況に接すると、一昔前の物になってしまった気もする。しかし、インドネシアの代表的文化といえば、ワヤン・オラン(人間劇)であり、ワヤン・クリット(影絵芝居)があげられるのには変わりはない。演劇形態からいえば、このふたつは日本の歌舞伎・文楽に相当するものである。事実、両者には共通点が多く、外国文化の理解には、自国の文化に親しんでおくことが必要だとの近年の多くの人の言説は、ここでも証明できる。
 ラーマーヤナとは、ことわる必要もないほどだが、かのインド2大叙事詩のうちのひとつである。このラーマーヤナは、ほぼ東南アジアの全域に流布し、現代に至るまでも大きな文化的影響を及ぼしているものである。インド2大叙事詩の今ひとつのほう、マハーバーラタは、私の知る限り、ほぼインドネシアでのみ愛好されているものである。ラーマーヤナの略奪されたシータ姫をラーマ王子と猿の軍隊がめでたく奪い返すという単純明快な勧善懲悪のストーリーは人々に理解されやすいが、重厚で、人情が複雑に絡み合い、悲劇的結末へと宿命的に押し進められていくマハーバーラタは、有為転変の激しい千年余の王朝を有するジャワの人々にのみ愛好されることとなったのであろう。このマハーバーラタは主として影絵芝居(ワヤン・クリット)で演じられ、ラーマーヤナは主としてワヤン・オランで演じられる。
 さて、インドネシアにおけるラーマーヤナ物語だが、広大なインドネシアにあって古来より文化の中心であり続けたのがヨグヤカルタとスラカルタ(ソロ)がある中部ジャワ地方である。東部ジャワ地方は、長期間ヒンドゥー王朝を維持したが、これらの文化は今まではほとんど姿を消している地方でもある。ヨグヤカルタはヨーロッパ時代から最近まで、ジョクジャカルタと、おそらくはヨーロッパ人がなまった呼称で親しまれていたが、本来の呼称に戻したものである。このヨグヤなる名は、ラーマ王子の都アヨーディアから来るということを知る人は少ない。より厳密な固有の名称では、ヨグヤの「yo」の前に「a」があったのである。タイのアユタヤ朝の名もアヨーディアから来る。しかも、タイでは、王は代々ラーマを名乗るほど、この物語の浸透が著しい。
 ヨグヤカルタとスラカルタ(ソロ)は、わずか60kmぐらいしか離れていないが、ラーマーヤナを演じる舞踊劇でも一見してその舞踊に相違があることに気づいてほしいものだ。それは、ソロの柔和さと、ヨグヤの男性らしさとでもいっていいものである。ヨグヤカルタのソロ方面への町はずれに、インドにも匹敵するものがあるかと思われるほどの秀麗で壮大な規模のロロ・ジョングラン寺(通称プラムバナン寺)がある。この中心寺院たるシバ堂の回廊を中心にラーマーヤナ物語の浮き彫りが見られる。1千余年を経てほぼ完全な形で伝わっているのは嬉しいものである。
 これにちなんでであろう、この寺院のすぐ横に巨大な屋外ステージが設けられ、乾季の満月の前後4夜にわたりソロからの舞踊家と周辺の村の子供によるラーマーヤナ劇が演じられる。村の子供達がその他大勢で大挙して出演する楽しいものだ。ロロ・ジョングランはライトアップされ、そのうえには満月が輝いているという願ってもない舞台設定である。現在では満月に関係なく定期的な開催となっているとも聞いている。それはともかく、人類にとって最も適した自然世界のひとつであるともいえるジャワの本拠で、熱帯の夜を満喫できる趣向を逃すのは、少なくとも文化的人間とはいえないと思う。
 ヨグヤカルタの町中でも、あちこちで、ラーマーヤナを主体としたワヤン・オランが見られるが、プランバナンで行われるスラカルタのワヤン・オランと比較しながら見るのも、インドネシア通になる一歩でもある。
 なお、バリ島に伝わるものは、イスラム化と長い植民地期を経て現代に至るジャワの文化とは、やはり若干異なる。バリ文化はインドネシアのイスラム化以前の文化の系譜が現在にまで伝わっているものである。バリ文化のダイナミックさ。それは、インドネシア人が消失してしまったものを保存しているともいえるのである。
文献メモ:
インド文献史第2巻 叙事詩とプラーナ」ヴィンテルニッツ著 中野義照訳 日本印度学会 1965年
ラーマーヤナ」1・2 岩本裕 平凡社(東洋文庫)
ラーマーヤナ」上・下 河田清史 第3文明社 昭和46年
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留学生からのひとこと

私と図書館

経営情報学部経営情報学科 1年
万 青(中国)

 私は図書館をよく利用します。特に試験の前、参考書類はすべて図書館でまかなっています。
 私は中国からの留学生で交流会館に住んでいます。大学内にいるわけですから、部屋で勉強していて、何かわからないことがあればすぐに図書館に行き調べることができます。
 私にとって図書館は自分の本棚といっしょで非常に重宝しています。
 経済的にも苦しい中で本代の占める割合はかなりの負担だと思いますが、おかげさまで私は本代に関しては支出ゼロに近い状態です。
 勉強以外にも、私にとって図書館は情報の宝庫です。特にファッションや化粧に関する雑誌などはよく見ます。おしゃれに関する雑誌類などがたくさんあり、非常に興味深く読み、そして勉強しています。
 それと私はまだ利用してはいないのですが、ビデオ鑑賞なども利用してみたいと思っています。
 趣味と実益をかなえてくれる図書館をこれからも大いに利用させていただきます。
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Book Review

「現代戦争論」――ポストモダンの紛争LIC――
加藤 朗著(中公新書1143)

法学部 講師
河原 匡見

 本書はその書名にもみられるように、クラゼヴィッツの『戦争論』を意識しつつ、ポスト冷戦期の現代において出現すべき新世界秩序(脱近代世界システム)が、国家主体と亜国家主体との間で展開される「低強度紛争」(Low-Intensity Conflict, 以下LICと略記)の解決を通じて作られるものであるとの著者の問題意識に基づいて、このLICに関して、「理論」「事例」「対策」の3つの側面から論じたものである。
 「理論」編(1〜3章)では、専門的な軍事用語であるLICの概念の再検討を行うことから始め、その原因、手段について考察を進めている。特に原因については、近代世界システムの下で展開された世界の分断化、従属化、西欧化などの現象を指摘し、それらが少数派問題、低開発問題、さらには近年イスラム原理主義の台頭にみられるような西欧化への批判といった紛争の争点を世界各地に形成したと指摘する。
 「事例」編(4〜7編)では、「冷戦」という場におかれたLICを取り上げ、これに対するアメリカの対応の歴史とその問題点を指摘し、紛争の主流が国家間紛争からLICに移りつつあることを示す。
 最後に「対策」編(8〜終章)においては、ポスト冷戦期におけるLICの問題を取り上げ、冷戦の終焉が、LICの争点そのものの解決を意味するのではなく、むしろ体制選択による解決の可能性がひとつ消失した分、紛争もまた激化の様相を呈するのではないかとの懸念を示す。著者は、冷戦という2極体制が果たしてきたLICの管理抑制機能に替わる新たな危機管理システム創出の重要性を指摘し、それらは、国境の壁を乗り越え、人権擁護の観念を根幹とする地球市民意識を醸成すると同時に、相互信頼に基づく地球統治機構へ発展すべきものとしている。
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利用者の声

図書館を利用しよう!

薬学部薬学科 4年
山本 博史

 僕は図書館をよく利用しています。家で勉強できないときは、いつも図書館に来て勉強しています。図書館へ行くと、友達がたくさんいるので、とても勉強がしやすいのです。友達とわからないところを教えあったりしていると勉強がとても進みます(たまに図書館がやかましいときもありますが)。また、雑誌や新聞も豊富なので、気分転換にはとても役に立ちます。
 一般の図書館にはない専門書もたくさんあるので、レポート作成や、試験前の勉強のときは図書館がとてもありがたく感じられます。また、図書館に置いていない本でも希望すれば購入してもらえるのでとても便利です。専門書なども貸し出してくれるので、家に帰って勉強に役立てたりすることもできます。このとき注意するのは、必ず返却期限を守ることで、遅れると遅れた分だけ貸出が停止されます。僕もこれで何度も痛い目にあいました。
 また、大学が休みの間でも図書館は開館しているときがあり、このときはとても静かなので、これもまた勉強がはかどります。一般の図書館と違って本当に人が少なく、居眠りをするにも快適なぐらいに冷暖房が効いてます。ビデオやCDの貸出もあり、クラシックなどを聴く人にはもってこいでしょう。ビデオ鑑賞もできるので、その場でビデオを観るのも楽しいでしょう。
 みなさんも図書館をもっと利用すれば充実した学生生活が送れると思います。
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CD-ROM「MEDLINE」・「日本薬局方解説書」が
分館でサービス開始!!

 枚方分館に医学文献データベース「MEDLINE」CD-ROM版(1966〜最新版)が導入されました。
 「MEDLINE」はアメリカ国立医学図書館が作成する世界的な医学文献データベースであり、米国および世界70カ国で刊行される医学関連ジャーナル3500誌をソースとして、臨床医学から解剖学、歯学、病理学、薬学、生理学、毒物学ほか医学の全分野を広くカバーしています。
 従来は、オンラインでのみ「MEDLINE」の利用が可能でしたが、高額の費用が大きな障害となっていました。
 しかし、CD-ROM版の導入により、障害も解消して、膨大な文献情報から求める情報を迅速かつ的確に検索することが可能となりました。今後、利用者の研究・学習の強い味方となることを期待しています。
 また、教職員・学生とも費用は無料ですので、CD-ROM版「日本薬局方解説書」とあわせて多くの利用をお待ちしています。
 CD-ROMの利用についての詳細は、分館カウンターでお尋ねください。
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開館時間延長テスト実施結果

 前号でもお知らせしたとおり、図書館では利用者から要望が強い開館時間延長問題について、今年1月の後期試験期、6月の平常期、9月の前期試験期の3回各10日間にわたり本館1時間(第1回は2時間)、分館2時間の延長テストを実施し、次表のような結果を得ました。

延長期間中の利用者数
(平均/日)
備考
本館 分館
第1回 689
(69)
1,418
(142)
93.1.21〜2.10
(分館2.3まで)
・92年度後期試験期
第2回 436
(44)
2,456
(246)
93.6.21〜7.2
・平常期
第3回 600
(60)
1,379
(138)
93.9.1〜9.14
・93年度前期試験期

 この表をみてもわかるように、本館での利用はやや低調でしたが、分館は平常期でも多数の利用者があることが判明しました。
 図書館では結果を踏まえて、次年度以降の対応について検討したいと思います。
 なお、今後の開館時間延長は来年1月の後期試験期に本館、分館で実施する予定です。
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『希望図書購入制度』って何?

 皆さん、図書館に『希望図書購入制度』があるのをご存知ですか?
 今回はこの制度がどのようなものなのか説明してみましょう。
 「あの本が読みたいのに図書館にない」というときに、この制度を利用すれば、読みたい本(ビデオ・CD等も)を短期間で手に入れることができるのです。
 「ホンマかいな?」
 「でも、手続きが面倒ちゃうの?」
 いえいえ、ご安心ください。いたって簡単!
 手続きは次のとおりです。
*図書館の所蔵を「所蔵検索用」端末(5・6Fに設置)でチェック。
*最寄りのカウンターで申込用紙に必要事項(書名・著者名etc.)を記入して提出。

 これですべてOK!
 受付後2〜3日以内に購入の可否を掲示板でお知らせします。
 このほかに、その日のうちに希望の本を入手できる「速図(はやと)君」の制度もあります。
 さあ、この制度を利用して、図書館の蔵書にあなたが選んだ1冊を加えてみませんか!
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