平成29年度神戸市受託研究
震災復興データアーカイブ公開に向けた検討
研究の目的と概要
阪神淡路大震災の被災状況やその後の復興の状況を捉えることを目的として、神戸市では被災から10年間にわたって、建物の詳細な状況を調査しその集計・解析を私が担当して行ってきた。これらのデータは災害が頻発する我が国において非常に貴重なデータとなっており、これまでも多くの学術研究に提供されてきた。しかしこれらのデータは個人情報として守ることが望ましいレコードも含まれていてより広く活用して貰うためには、データの秘匿化処理が必要であり、本研究では個人情報保護の視点からどのような内容の処理を行うのが望ましいか検討し、それに基づいてこれまで生成した10年間にわたる情報の公開のためのデータ変換処理を行った。
作成したアーカイブデータは神戸市の下記サイトにて公開されています。