教授就任ご挨拶

教授  大塚 正人  

 2012年4月2日に生化学研究室に着任致しました大塚正人と申します。どうぞ宜しくお願い致します。
 私は、出身地の岡山大学大学院 薬学研究科 薬学専攻 修士課程を卒業後、シャープ株式会社に入社しました。その頃のシャープは人工心臓やニューロコンピューターなどの研究を行っており、薬学を修めた私にとっても、とても魅力のある会社でした。時はバブル絶頂期で、薬学出身の私でも大手家電メーカーの研究職に挑戦して就職することが出来ました。入社時は1000人ほど新入社員がいましたが、薬学出身は私一人でした。シャープへの入社は、薬学を出たからといって、薬剤師やMR等になるだけが将来の道ではないと、学生時代からずっと考えていた結果でした。その後、大森晋爾先生より岡山大学薬学部の助手としてお声をかけて頂き、再び、古巣の岡山大薬学部生理化学教室に戻ることになりました。当時の助手の、坪井誠二先生(現就実大学薬学部教授)が、アメリカ留学をされている2年間の限定の助手というお話しでしたが、その間に助教授だった池田己喜子先生(元岡山県立大学保健福祉学部教授)がご栄転なさり、そのまま助教を続けることが出来ました。私にとってはその時期が研究職に本気で足を踏み入れた瞬間でした。私の研究は、博士論文のタイトルにあるとおり、「二日酔いの研究」でした。
 その後、ドイツ連邦共和国マックスプランク生化学研究所博士研究員を経て、岡山大学自然生命科学研究支援センター・ゲノムプロテオーム解析部門(部門長 森山芳則先生)にて助手、助教授、准教授と、岡山大学で教育・研究・施設運営・コンプライアンス等に関わって参りました。これまでいろいろな場所で得た知識や考え方とノウハウを生かして、薬学・生化学分野を志向する優秀な人材を、研究を通して教育し世の中に輩出する事に努力していきたいと思います。今後も色々なの先生方にご指導・ご鞭撻を賜りますよう、どうぞ宜しくお願い致します。

 

What's New? へ戻る

*SIDE MENU*

学部生の皆さんへ

■研究室訪問を随時受け付けています。
・夏休みに生化学実験がしてみたい
・研究室の雰囲気を見てみたい
・当研究室教官の担当講義についての質問など

いつでも気軽に生化学教室へ遊びに来てください。


■連絡先:摂南大学薬学部生化学教室 大塚 正人
 電話:072-866-3116 
 メール:otsuka@pharm.setsunan.ac.jp