摂南大学PBLプロジェクト
「摂南大学PBLプロジェクト」は、本学の教育理念である「人間力と実践的能力をもち、多様な人々と協働して社会に貢献できる人材の育成」を実践するためのプログラムです。このプログラムの特徴は、一定期間内にプロジェクトの目標を達成するため、学生が自ら課題を発見し、プロジェクトのメンバーと協働して、課題の解決に取り組む創造的・社会的な学びである点にあります。
新着情報
2022年度開講プロジェクト一覧
プロジェクト名:大学生と地方自治体とのSDGs連携プラットホーム活動
交野市教育委員会との協働プラットホームとして1年間の活動計画を決めて活動を進めています。7月17日に交野市内の小学校4〜6年生の児童を対象にして、災害図上訓練を実施します。これはSDGsにある住み続けられるまちづくりの一環で、災害が起きたときにどのように身を守り、指示を出すのか、災害本部という役割を経験して学んでもらうものです。防災食を食べ、普段の日常生活ではできないことを経験することを目指しています。この活動に向けて4月頃から準備を始めています。準備段階においては実際に自分たちの目で、活動場所で潜むリスクを確認するだけでなく、外部の方と会議をし、活動の細部まで話し合いをしています。
プロジェクト名:ベトナム中部貧困地区での古絵本を活用する学習支援(ベトナム絵本プロジェクト)
「ベトナム絵本プロジェクト」は、日本とベトナムの学生らが協働し、フエ市の貧困地区での学習支援を行う取り組みの一つです。日本で古絵本を集め、ベトナムに送り、フエ外国語大学日本語学科の学生らによる翻訳作業をサポートします。子どもらに古絵本を見せながら、翻訳したベトナム語で読み語りをします。貧困のため家庭環境が劣悪で、学修への意欲と習慣に欠け、小学校での勉強に遅れがちな子どもたちが少しでも本に親しむ機会をつくることがねらいです。
このPBL科目には、大学での教育活動と貧困地区での学習支援を直接つなげるという実験的な側面もあります。また、日越の学生が日本語とベトナム語を学びあう機会をつくることも意識します。
プロジェクト名:寝屋川市における環境学習支援と淀川水系を中心とした流域連携プロジェクト
本プロジェクトでは、寝屋川市内での子どもたちへの環境学習支援および淀川水系での流域連携活動を実施しています。流域内の様々な団体と連携し、親水活動や整備、環境学習の実践を通じて、学生たち自身が流域の諸問題について学習するとともに、活動発表や、子どもへの環境学習を通じて、幅広い世代の流域住民への普及啓発活動を実施します。少子高齢化が進む地域において、学生たちが水辺活動の担い手となること、次世代を担う子どもたちへの環境学習を支援し、将来の持続可能な共生型社会の担い手を育成することを目指します。継続的に活動することで、琵琶湖・淀川流域の市民活動に大学として大きく貢献することを目指しています。
プロジェクト名:地域の担い手としての大学生の役割を考え、実践する
都市、郊外、山村といった地域特性にかかわらず、地域の行事やイベント、そして声かけ・見守りを含めた日常生活支援の担い手不足とそれにともなう地域課題に対し、大学生という立場でなにができるかを考え、実践するプロジェクトです。活動地域は和歌山県有田市、同海草郡紀美野町および大阪府寝屋川市で、道掃除、声かけ・見守り活動、交流会の企画、居場所づくり、ボランティア講座の開催など、活動の内容も多岐にわたります。地域の想いに寄り添うことを大切に、地域と学生の協働的実践に取り組んでいきます。
プロジェクト名:地域と多文化共生
近年、日本に在留する外国人数は増加の一途をたどっていますが、同時に様々な社会問題が生じています。このプロジェクトでは、まずは、日本に住む外国人住民と交流し、互いのことを学び合いながら、彼らの声に耳を傾けます。そして、異なる文化を持つ人たちと共生するには何が必要なのかを考え、課題解決に向けての取り組みを行います。
プロジェクトの参加メンバーは、日本人学生と留学生(ベトナム、インドネシア)です。留学生には、彼らの経験や視点から様々な提案を行うことが期待されます。また、学生同士での話し合い自体も異なる文化を持つ人たちとの関りについて学び合う機会になります。
プロジェクト名:音楽イベントを創ろう!
寝屋川市の地域交流センターであるアルカスホールの自主事業を企画から実施まで担当する。アルカスホールでは、毎年自主事業としてさまざまなイベントを企画・運営しているが、学生の発想・感覚を活かしたものにしたいとのことから、企画段階から学生が参画させていただくこととなった。2022年度は、観客数50〜60名程度の比較的小規模なコンサートについて、スタッフのご指導のもと、企画から出演者との交渉・経理・準備・実施・事後処理までを行う。学生と現場スタッフが協働で事業を企画し、運営を行うことにより、企業がもつノウハウを学生が学ぶとともに、学生などの若い世代が参加できる自主事業を実現することを目指す。
プロジェクト名:地域団体のデジタル化プロジェクト
自治会等において、LINEによる情報共有が主流となりつつありますが、全員が活用できていない状況があります。本プロジェクトでは、学生が中心となってLINE等のSNS活用方法の説明会を開催し、地域コミュニティのデジタル化および世代間の交流を実現します。SNSという新たなコミュニケーションの方法を活用することにより、コロナ禍における地域活動の閉塞状況を打開し、地域コミュニティの活性化につなげることを目指しています。