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3.動画を再生する
3.1.動画再生ソフト
作成した動画ファイルは、WMPだけでなくウインドウズメディア形式に対応するプレイヤーなら何でも再生することができます。もちろんMac版のWMPでもOKです。
取り込み時の画面サイズで再生することで最も美しく表示されるので、教室で使用するときは、PCディスプレイの解像度を800×600に設定したうえ、プレイヤーの表示を「全画面」にします。
WMPは授業用のプレイヤーとしては必ずしも使い勝手のよいものではありません。不満点として:
@一時停止や巻き戻しなどがキーボードで操作しにくい。
A全画面表示で一時停止するたびに画面サイズが変わってうっとうしい。
BWMP9では再生スピードが変えられるが、変更幅が広すぎて実用にならない。
上の不満のうち@とAは「RealPlayer」である程度解消しますが、Bについてはnaveplayer
(http://www.seera.jp/)がおすすめです(右図)。
このソフトでは一時停止やコマ単位の巻き戻しなどが容易なキー操作でできます。しかも再生速度がやはりキー操作でリアルタイムに変更できるうえ低速再生でも音程、音質の変化が少ないところが秀逸です。またWMPに比べて動作が軽快なので低スペックのパソコンでも映像と音のずれなどの不具合が生じにくいところも魅力です。

ただしnaveplayerはPCによってはDirectX無効の条件下(後述)で全画面表示ができないかもしれません。その場合は「MeRu」(右図)
(http://hp.vector.co.jp/authors/VA035069/)を試してください。naveplayerとほぼ同等の使い勝手ながら画面表示のトラブルが生じにくいです。ただし再生スピードを変えると音質が著しく悪化するのが残念です。
なお「MeRu」では、ウインドウからメニューやボタンなどを一切取り外した映像だけの表示が可能です。しかもデスクトップの最前面に表示することもできますから、ワープロの片隅に配置して動画を再生しながらその音声だけでなく映像までも同時に取り込んでしまうこともできます。右図は、MeRuでアニメーションを再生してこれをWord上のスクリプトの上に配置、そのスクリプトを音声に合わせながらページ送りしているところを画面取り込みしたものです。そして、こうしてできた動画ファイルをあらためてMeRuで再生しているという、ちょっとややこしい模様です。これを作成するのに使ったPCが積んでいるCPUは、Pentium4HT3.4GHz。同じPentium4でも2.40GHzのマシンでは動画がコマ送りのようになってしまいました。

3.2.外部映像機器への出力
このようにして作った動画を授業で使うには、PCで再生した映像を外部に出力し、教室のPCディスプレイやプロジェクタ、TVモニタなどで表示することになります。ところが、ファイルを再生しているPCでは正常に表示されるのに、外部のディスプレイやプロジェクタには動画が表示されない場合があります(この時プレイヤーのウインドウやデスクトップ、音声は正常)。このような場合は次の方法を試してください。「スタート」→「プログラム」→「アクセサリ」→「システムツール」→「システム情報」→開く画面で「ツール」→「DirectX診断ツール」→「ディスプレイ」タブ→「DirectDrawアクセサレータ」を「無効」。


Last Update : 05/02/02
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