文化も気候も全く日本と異なる国、インドネシア。最初の一年は、環境の違いに慣れるのにとても苦労しました。けれど2年目の今まで、教師になるという夢を今ここで実現できているという想いと、子ども達の成長を見守れる喜びに日々、支えられてきました。昨日できなかったことが今日できるようになるという、かけがえのない時間に教師として関われることが何より大きなやりがいです。

ここでは日本人の子ども達が日本の学校と同じ教科を学びますが、ひとつだけ違うのは、言語です。日本語の他、英語とインドネシア語での授業もあります。また、多様な土地や生活環境で育ってきた児童が集まるこの学校は、異文化同士が出合う場でもあるので、一人ひとりの好奇心を高める授業を心がけ、お互いの違いを認めて尊重し合う心が育つように教えています。ここで育った子ども達が、いつか未来の日本や世界を支える存在になってくれたら、こんなにうれしいことはありません。