未来の研究室メンバーへ
For Prospective Students
摂南大学薬学部の皆さん、はじめまして。「学びの創造性研究室」を主宰している、大塚正人です。
いよいよ始まる研究室での生活。「どんな研究ができるんだろう?」「自分に合う場所はどこだろう?」大きな期待とともに、自分の未来について真剣に考えていることと思います。
このページを開いてくれた君に、私から伝えたいことがあります。私たちの「学びの創造性研究室」は、単に知識や技術を学ぶだけの場所ではありません。これからの予測困難な時代を生き抜くために不可欠な「創造力」を、最高の仲間と共に育むための「最高の遊び場」であり、「真剣な道場」です。
なぜ今、「学びの創造性」が重要なのか?
AIが進化し、医療が目まぐるしく変化する現代。かつて「正解」とされた知識だけでは、乗り越えられない壁が次々と現れています。これからの薬剤師や研究者に本当に求められるのは、自ら課題を発見し、多様な視点から解決策を探り、新たな価値を生み出す力、すなわち「創造性」に他なりません。
当研究室では、皆さんが社会に出た後、どんな分野に進んでも通用する「考え抜く力」と「協働する力」を身につけるための環境を、何よりも大切にしています。
ようこそ、「失敗」を歓迎する研究室へ
研究は、決して一人で行うものではありません。だからこそ、当研究室では「心理的安全性」という土台を何よりも大切にしています。
「こんな初歩的なことを聞いたら、馬鹿にされないだろうか?」「突飛なアイデアだと思われたらどうしよう…」
そんな不安を、絶対に感じさせない。それが、研究室を主宰する私からの、皆さんへの約束です。安心して、たくさん失敗してください。仲間と、本気で議論を戦わせてください。
心理的安全性が確保された環境では、失敗は減点対象ではなく、未来の成功に繋がる貴重な学びのチャンスに変わります。異なる個性や強みを持つ仲間との対話の中で思考を深め、失敗を恐れずに挑戦を繰り返す。この主体的な学びのサイクルこそが、君を大きく成長させる最高のエンジンになると、私は確信しています。
研究テーマは、君の「面白い!」から始まる
研究室の扉は、薬学のあらゆる可能性に開かれています。特定の研究テーマを押し付けることはありません。皆さんの純粋な好奇心を起点に、一緒に議論しながら研究テーマを創り上げていきましょう。
例えば、
- 革新的な創薬ターゲットの探索
- AI創薬やインフォマティクスの活用
- 個別化医療に貢献する薬物動態解析
- 患者さんのQOLを劇的に改善するDDS研究
- 地域医療における薬剤師の新たな役割の探求
これらはほんの一例です。君が心から「面白い!」「これを突き詰めたい!」と感じるテーマを、ぜひ私にぶつけてください。
こんな君と、未来を創りたい
特別なスキルや経験は必要ありません。私たちが何よりも大切にするのは、君の「熱意」です。
- 「なぜ?」を大切にできる人
- 新しい知識やスキルを学ぶのが好きな人
- 仲間と協力し、高め合うことに喜びを感じる人
- 失敗を恐れず、粘り強く挑戦できる人
「まだやりたいことは明確じゃないけど、大学生活で何かを成し遂げたい」。そんな熱い想いを持った君も、大歓迎です。
私は、教員として上から教えるのではなく、君の隣を走る「伴走者」として、一人ひとりの可能性を信じ、その成長を全力でサポートします。君が壁にぶつかった時は一緒に悩み、何かを発見した時は、一緒に喜びを分かち合いたいのです。
まずは気軽に研究室を覗きに来てください。未来の薬学を、そして君自身の未来を、この研究室で一緒に創造していきましょう。研究室で君に会える日を、心から楽しみにしています。
研究室見学について
研究室の雰囲気を知るには、実際に見に来ていただくのが一番です。
研究室見学は随時歓迎しています。少しでも興味のある方は、ぜひ下記の連絡先までお気軽にアポイントメントを取ってください。
連絡先:大塚 正人 教授
Email: otsuka[at]pharm.setsunan.ac.jp
(メール送信の際は[at]を@に変換してください)