女性警察官の仕事はハードです。男女同じ条件下で同じ任務を果たさなければなりません。訓練で走る距離も男性と一緒。夜勤では徹夜のこともあり、防弾チョッキや拳銃などの重装備が肩に食い込みます。

私がこの道を志したのは、弱者を守る姿に憧れたから。だからどんなにハードでも、市民の方に「ありがとう」と感謝の言葉をいただくと、「この仕事を選んでよかった」と感じます。また、女性の被害者の方への応対で、話しづらいことを打ち明けてくださったり、心を許してくださったりした時には、女性警察官の私だからこそできる仕事もあると実感します。

母の教え「継続は力なり」が私のモットーです。何でも努力しなければ、理想には近づけない。もし失敗しても、その努力はきっと他の何かにつながっていくと信じているんです。だからこの先も、どれだけ厳しい現場に立ち会うことになったとしても恐れず、警察官としての正義感を貫いていきたいです。