実践から学ぶ
FAL
フィールド型
アクティブ・ラーニング
Field社会のさまざまな
フィールドで
課題解決をめざす
一年次からフィールドでの実践的・体験的な学びを展開。
多様な連携先との協働的実践を通じて課題を発見し、他者と協働しながら解決に導く力を身につけます。
Curriculum段階的に学び、
進化するカリキュラム
アクティブ・ラーニング(能動的な学修)やPBL(問題解決型学習)を
中心としたカリキュラム構成で、理論と実践を繰り返し学びます。
現代の社会が抱える課題を発見し、解決のために立ち向かう力を身につけます。
牽引役となる人材をめざします。

InterviewFALを実践した先輩たち
在学生インタビュー

地域の人々が安心して
楽しめるように、
数多くの人が裏側で
支えていることを実感しました。
吉澤 翼 さん(大阪府/牧野高校出身)
- どんなことに
関心をもっていた? -
現代社会学部では、興味があった心理学だけでなく、人間と社会についてさまざまな角度から学ぶことができます。そして学び方も特徴的で、毎日に近いくらいグループワークの機会があり、自分と異なる視点や方法に接しています。
また、キャンパスでの学びと同じくらい充実しているのが、結婚式場でのアルバイトです。私は高校生の頃からブライダル業界に興味をもっていました。お客様の人生の幸せな瞬間に立ち会える仕事を、実際に学生の立場で経験できることは非常に貴重で、楽しく働かせていただいています。
授業とアルバイトを通して、もっとコミュニケーション能力を高めていくことが目標です。 - FALプロジェクトで
経験したことは? -
門真市役所や実行委員会の皆さんと各種会議に参加して準備を進め、8月上旬に開催されたお祭りでは運営のお手伝いをしました。
会議に参加する皆さんが熱く議論を交わすことに驚きましたし、当日は子どもたちからご年配の方までたくさんの方々が参加され、忘れられない時間を過ごせました!
そして先日は、来年度に向けてイベントを提案させてもらいました。地域の学校や商業施設で事前にモザイクアートの制作に参加していただき、「自分もお祭りに参加している」と感じてもらい、来場者を増やすという企画です。会議でのプレゼンテーションで好評をいただいたので、さらにお祭りを盛り上げていくお手伝いができればと思っています。ふわふわ遊具のコーナーでは子どもたちを安全に誘導 - 授業ではどんな科目を
履修している? -
情報リテラシー
高校ではパソコンをほぼ使っていなかったので、Wordの使い方やプレゼンテーションソフトの使い方など、FAL活動を進める上で非常に役立っています。
自我と関係の社会学
私たちが他者との関係の中で自我を形成する過程や、立場によってどう振る舞いを変えるのかなど、日常生活で感じることを論理的に考えられる授業です。
都市計画論
都市をさまざまな視点から学ぶことができます。例えば「公園」について考える回では、なぜある場所に公園が作られたのかを調べ、グループで意見を出し合ってレポートを提出しました。
学生同士、先生方、そして地域の方々などたくさんの人と話し、関わることができる学部です。他の人の意見を聞いたり議論したりすることによって、自分ではまったく考えもしなかったことにまで考え方の幅が広がるので、毎日が楽しいです。また、そのやり取りを通して友達がたくさんできるところも、この学部ならではの魅力です。まわりの人と関わることが楽しいと思う方には、自信をもっておすすめします!

現地を訪ねて
実際に行動することで、
社会の問題と自分自身の
つながりを感じました。
藤原 和也 さん(山形県/東海大学山形高校出身)
- どんなことに
関心をもっていた? -
高校までは野球一筋に打ち込んできたのですが、大学では幅広く学び、視野が広がるような経験をしたいと考えていました。
現代社会学部では、ほとんどの授業がただ座って講義を聴くだけでなく、学生どうしでグループワークや発表を行います。コミュニケーションを取る中で自分にはなかった考え方を知り、意見を伝える力を高められる点が特徴です。
また、1年次からフィールドワークを経験できるFALプロジェクトは、学外の方々と接しながら、学んだ知識を実践していくチャンスです。私は釣りが好きで海に対する関心があったことから、海洋ゴミの流出について考え行動するプロジェクトを選びました。 - FALプロジェクトで
経験したことは? -
3泊4日で長崎県の壱岐島を訪ね、地元の方々や他大学のボランティアサークルや留学生など総勢約120人と協働で、海洋ゴミを回収しました。
実際に清掃活動を行ってみると、さまざまなプラスチックゴミが海岸に打ち寄せられていました。自分の身長ほどもある大きなゴミや、海外から漂着したゴミもあり、海洋ゴミ問題が地元で暮らす方々にとって深刻な事態であることを実感しました。自分自身で現場を見て、人々の話を聞くことで、単なる知識から解決をめざす課題へと変わりました。
また、インドネシアからの留学生と交流して、インドネシアでも海洋ゴミが問題になっていると知り、世界的な視野からも考えるきっかけになりました。海岸で他団体と共に清掃作業を実施 - 授業ではどんな科目を
履修している? -
地域福祉論
興味がある地域を選んで、地域社会の成り立ちや課題を調べます。私は高校の3年間を過ごした経験から、【山形県はなぜ三世帯同居率が全国1位なのか】を探るつもりです。
初年次ゼミ
社会人の方に連絡する際のメールの書き方や、資料作成に必要な情報の集め方、発表の際のスライドの作り方など、大学で自ら学んでいくためのスキルが身につきます。
キャリア基礎
SDGsについて学んだことで、海洋ゴミ問題を考える際にも地域、社会、データ、産業など、さまざまな視点から考える必要があることを学びました。
自ら積極的に学びを広げ、深められる環境がとても充実しています。どの授業でも学生どうしでコミュニケーションをとる時間があり、自分の考えを伝えたり、相手の考えを聞いたりすることで新たな発見を得ることができます。また、FALに参加することで1年次から自分の興味があるテーマに実践的に関わることができるのは、他の大学や学部にない一番の魅力だと思います。広くてきれいな新校舎で、ぜひ一緒に学びを深めましょう!

「正しい答え」を
探すのではなく、
私たち自身のアイデアを
磨き上げることが重要。
奥 雅 さん(大阪府/箕面自由学園高校出身)
- どんなことに
関心をもっていた? -
企業や自治体の方と一緒に、企画や運営を実践できるFALに大きな魅力を感じて、現代社会学部に進学しました。
私は高校まで部活動一色で、社会人の方と接する機会が少なかったこともあり、大学では自分の新しい領域を広げていきたいと考えていました。その点で、幅広い専門科目を自由に組み合わせて学べるカリキュラムにも可能性を感じました。
現在、期待通りにさまざまなテーマを学びつつ、期待以上にグループワークの機会があることに満足しています。海外と日本の文化比較や、NPO法人の活動について調べることなど、在学中に取り組みたいことも見えてきました。 - FALプロジェクトで
経験したことは? -
京都市内にあるインフラメンテナンス企業と連携して、高校生にインフラを維持する重要性を知ってもらう「出前授業」を企画・実施しました。
インフラには、送電線や鉄塔などの電力、輸送のための橋やトンネルなどがありますが、いずれも設置から50年以上経過した設備が多く、壊れる前のメンテナンスが重要です。そこで授業の内容を考え始めたのですが、「個性を活かした」というプロジェクト名さながらに、企業の方々は私たちがどうしたいのかを何度も質問してくださいました。
「正解」を当てるのではなく、自分たちの答えを導き出すことは、なかなか難しかったです。それでも、性格や経験の異なる5人のメンバーがアイデアを出し、当日も助け合いながら、一つの授業を作り上げることができました。出前授業でも高所作業を実演! - 授業ではどんな科目を
履修している? -
現代社会学入門
学部のさまざまな先生が交代で講義を行い、それぞれの専門分野から現代社会の課題や傾向について掘り下げます。「当たり前」を疑う姿勢が身につきます。
FAL入門
グループごとにテーマを決めて、調査、まとめ、報告を行います。私たちは〈1日1万歩を毎日歩くとどうなる?〉をテーマに、数ヶ月間調査を行いました。
世界の歴史
歴史上の出来事や事件がなぜ起きたのかを、今の常識を取り払って考える授業です。昔のヨーロッパの出産事情に、当時の社会における女性の価値観も影響していることなどを学びました。
今の自分に何かモヤモヤしている人、殻を破りたいと思っている人は、ぜひ現代社会学部をおすすめします!常識にとらわれない社会学は、どの分野も驚きや発見がいっぱいですし、さまざまな社会の課題に触れることができます。その度に自分の存在意義を考えたり、自分と向き合ったりしながら、多様性を身につけることができます。特に、摂南大学の現代社会学部はFALプロジェクトに1年次から取り組めるので、心と身体で自分の変化を実感できると思います。

「バレーボールのまち枚方」を
めざして、
地域の方々とともに
さまざまな応援活動を展開。
笹部 陽希 さん(岡山県/創志学園高校出身)
- どんなことに
関心をもっていた? -
幼い頃から野球を続けてきて、将来はスポーツに関わる仕事に就きたいと思っています。試合で活躍する選手だけでなく、スポーツを盛り上げ、裏から支えている人々がどのような活動をしているのか、知りたいと思っていました。
現代社会学部に入学して、プロのスポーツチームに関わることができるFALプロジェクトの存在を知り、ぜひ参加したいと考えました。教室で知識を教わるとともに、キャンパスの外に出て企業や地域の方々と実践的な活動を行うことで、社会で通用する人間力やコミュニケーション能力を身につけたいという思いもありました。 - FALプロジェクトで
経験したことは? -
バレーボールのVリーグに所属するパナソニックパンサーズの応援活動を通して、ホームタウンである枚方市の活性化をめざしています。メンバー間で出し合った応援のアイデアをもとに、枚方市内の応援団の方々、パンサーズのチームスタッフの方との意見交換に参加。一面的な発想では採用されないため、より実効性が高まるようにアイデアを練り直しました。
そして、応援の寄せ書きを集めて選手の方々に送ったり、自分たちでチラシを作成して大学や枚方市のイベントで配布したりと、実際にプロモーション活動を実施。Instagramでの情報発信も行っており、今後も「バレーボールのまち枚方」をめざして活動を継続していきます。
摂南大学現代社会学部パンサーズ応援団(Instagram)枚方市内でプロモーション活動を展開! - 授業ではどんな科目を
履修している? -
スポーツ社会学
オリンピックが誕生する過程や過去に日本が活躍した大会など、現代のスポーツに至るまでの歴史と現在の問題などについて学べる、とても面白い授業です。
社会心理学
映画や歌詞に描かれる登場人物の行動や心理状態についてグループで話し合うなど人間の心理や行動について改めてとらえ直します。
大学教養入門
1冊の本をグループ内で担当箇所を決めて読んで、その内容を要約して発表するという学びをしました。入学以前はあまり本を読まなかったのですが、この授業のおかげで読書好きになりました!
関西という地域に魅力を感じたことと、1年次から企業や自治体と関わるチャンスがあることから、現代社会学部に進みました。実際に学び始めると、日本各地から学生が集まっているので友人の幅が広がりました。また、実践的な学びを通して将来に生かせる知識とスキルが高まっていると感じます。特にFALプロジェクトを通してリーダーを経験するなかで、自分から動き出してまわりを巻き込む力を身につけることができました。
- どんなことに
関心をもっていた? -
コミュニケーションや情報発信に関わる仕事に興味があり、メディアについて学びたいと思っていました。また、高校の「探究」の授業でジェンダーにまつわる問題を調べたことがきっかけとなり、SDGsを始めとする社会課題にも関心を抱いていました。
だから、このFALプロジェクトを通して毎日放送と連携してSDGsに関するイベントに参加し、地域メディアがSDGsにどのように関わることができるのか知りたいと考えました。また、実際にメディアに関する仕事をしている方々から話を伺えることも期待して、このプロジェクトへの参加を決めました。 - FALプロジェクトで
経験したことは? -
毎日放送(MBS)の複数のイベントに参加して、インタビューやアンケート調査を行いました。事前にスタッフの方と打ち合わせをして、イベントの主旨を理解し、インタビューの方法を確認しながらイベント当日を迎えました。
秋に開催されたMBSラジオまつりでは、シニア層のリスナーの方々にインタビューを実施。質問項目をいきなり伝えても答えてもらえないことが多く、コミュニケーションに工夫が必要だと気付かされました。世間話から入ると答えてもらいやすくなり、回答率が一気に変わりました。また、いろいろな方にお話をうかがってみると、ラジオを1日中聴いている人の割合が比較的高いと知ることができ、実際に一次情報を得ることの大切さも実感できました。MBSラジオまつりでインタビューを実施 - 授業ではどんな科目を
履修している? -
地域福祉論
地域が抱える問題をどのように解消できるかを考える授業です。自分が地域とどう向き合うかを考え、FALの活動にも生かすことができます。
スポーツ社会学
部活動における指導法をめぐって、チームがどういった活動をすれば強くなれるかを考えるなど、身近なテーマからスポーツと社会の関わりを考えます。
社会心理学
たとえば、言い訳をしてしまう時の心理など、私たちの心理や行動の傾向についてさまざまな実験結果を通して学ぶことができます。日常生活の中でも役に立つ視点を得ることができます。
現代社会学部では、1年次からグループワークの機会がたくさんあります。クラスメイトと一緒に考え、協力して作業を進めるなかで、自分の得意なこと、苦手なことが見えてきて、グループの中でどんな役割を務めればいいかわかってきます。また、出身地もファッションの好みも将来の目標も、それぞれ異なる学生が集まっているので、お互いの考え方や行動に刺激を受けることもよくあります。物事を多面的にとらえる力が身につく絶好の環境です!

身近な施設にも
さまざまな課題があり、
真剣に向かい合う人たちが
いることを学びました。
岸田 一慧 さん(大阪府/履正社高校出身)
- どんなことに
関心をもっていた? -
学びたいテーマが決まっていなかったので、社会のさまざまな課題を幅広く学びたいと考え、現代社会学部に進学。新しい学部で、何か新しいことに挑戦できそうだという期待もありました。
学び始めて感じるのは、高校の授業と違って「唯一の正解」がないということです。先生から一方的に知識を受け取るような授業がまったくなく、学生どうしで意見を伝え合い、お互いに発表を行うため、論理的に考え伝えることの重要性を感じます。
そしてFALは、元々読書好きだったこと、自分の読書仲間が増えたらうれしいという軽い気持ちから、図書館の利用促進をめざすプロジェクトへの参加を決めました。 - FALプロジェクトで
経験したことは? -
まずは現在の図書館を取り巻く状況について学び、先進的な取り組みを行っている図書館を見学しました。その上で、交野市立図書館の司書の方々と協同で、「人が集まる図書館づくり」をめざしたイベント企画に挑戦。
イベントの対象者は地域の子どもたちです。小さな頃から図書館という「場」に親しむことで、中長期的な利用促進を図ろうと考えました。夏休みの間に3つのイベントを実行して、その成果を市民の皆さんに発表しました。
この経験を通して、身近な場所や物事にもさまざまな課題があること、その課題に対して真剣に向き合っている人たちがいることに気づくことができました。参加した時点では想像できなかった濃密な体験ができたので、これからもできるだけ多くの活動に参加するつもりです。岐阜県にある先進的な図書館を見学 - 授業ではどんな科目を
履修している? -
情報社会論
例えば30年前の日本社会には、SNSやYouTubeが存在していませんでした。今の情報社会がどのように成立してきたのかを学ぶ授業です。
社会調査法
インタビューを行う場合のやり方など、調査の基礎を学んだことが、FALのフィールドワークで役立ちました。
大学教養入門
1冊の本をグループで分担して読み、自分の担当箇所を要約して発表するというABD(アクティブ・ブック・ダイアローグ)をおこないました。伝えたいことを簡潔にまとめ、伝わりやすく発表することに慣れることができました。
なんといっても、FALを通して社会のさまざまな人と関わることができる点が魅力です。授業で得られる知識とはまた違う、物事の見方に影響を与えるような学びができます。また、新しい学部なので、先生方や学外の連携先の方々と一緒に学部を盛り上げていくやりがいも感じることができます。皆さんも自由な雰囲気と美しく充実した施設を活用して、自分自身の興味を発見し、実社会というフィールドで挑戦してみませんか?