経営学部
FACULTY OF
BUSINESS ADMINISTRATION
FACULTY OF
BUSINESS ADMINISTRATION
経営学部では経営に関わるさまざまな分野の理論を実践的に学び、経営力やICT活用能力を培います。この学びを礎に、「ローカル」から「グローバル」、「営利」から「非営利」での経営課題を、多面的な視点で解決し、日常における価値創造から新たなビジネスモデルの創出など組織体内を先導できる人材へと成長できます。
経営学科の特長
経営学科
マネジメントコース ICTビジネスコース マーケティングコース 会計・ファイナンスコース
経営とは、「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」を用いて新たな価値を創造することです。経営学科では、組織の運営やマネジメント、ICT、マーケティング、会計・ファイナンスを専門的に学ぶ4つのコースを設置。実践的かつ体験的な学びをとおして、企業や自治体をはじめとした組織が抱える複雑な課題を発見・解決するための力を身につけます。文系の学部でありながら理系の教員が多数在籍しているのも特長。コースとは別に「データ分析」「ICT」「英語力」の実践力を高めたい学生向けの選抜制の強化プログラムも設置しています。
情報科学
コンピュータの構成要素であるハードウェアと基本ソフトウェアを中心に、その機能と理解しておくべき基礎的事項を学びます。論理的思考を身につけることで問題を発見する能力も養われます。
専門演習Ⅰ(マーケティング論)
商品開発や商店街の活性化に取り組むなかで、マーケティングの分析手法や考え方を学ぶだけでなく、戦略を企画立案して実践していきます。
在学生
経営やマーケティング、ICTなど多彩な分野をアクティブに
学ぶなかで、幅広い力が身につきました
今仁 綾乃さん
経営学部 経営情報学科※
4年次(大阪府/香里丘高校出身)※経営学部改編前の学科
私は社会に出てからも役に立つ経営学を学ぼうと考えました。摂南大学の経営学部を志望したのは、プログラミングやICTなども学べる点に魅力を感じたからです。入学後は経営・マーケティング・情報システムなど幅広い分野について基礎からしっかりと学べました。印象に残っているのは、宣伝したいと思う商品を自由に選んで、オリジナルのCMを制作するゼミの授業です。私たちのグループはチョコのお菓子を取り上げ、女性会社員をターゲットにした30秒のCMを制作しました。企画から撮影、編集まですべて自分たちで行うなかで、視聴者の心を動かすアピール手法や耳に残るキャッチコピーのつくり方といった消費者心理や広告戦略について具体的に学ぶことができ、マーケティングスキルの考え方が身についたと思います。ほかにもゼミで、大阪府警察とともに、子どもにSNSの危険性などを伝えて犯罪に巻き込まれないよう啓発するイベントも開催しました。絵本をつくったり、クイズラリーを実施したりと、全部自分たちで考えて実施したことで、企画力や運営力が磨かれました。なにより、参加した子どもや保護者から感謝の言葉をたくさんいただけて嬉しかったです。これまで学んできた知見を生かし、子どものころから好きだった「テーマパーク」を題材に顧客体験について研究していきたいと思います。
内定者
企業とコラボレーションしてオリジナル商品を企画・制作・販売したゼミ活動で、
コミュニケーション能力や自主性が鍛えられました
株式会社紀陽銀行 内定
森田 詞音さん
経営学部 経営学科
2024年3月卒業(和歌山県/市立和歌山高校出身)
生まれ育った和歌山の中小企業が抱えるさまざまな課題を一緒に解決し、地域活性化に貢献できる点に魅力を感じ内定先を志望しました。内定を得られたのは、グループワーク中心の摂南大学の授業・ゼミを通してコミュニケーション能力やマーケティングスキルを高められたからだと感じます。特にゼミでは、企業とコラボレーションしてオリジナル商品を企画・制作し、広報活動や販売まで行いました。具体的には、繊維業界の企業と連携して若者向けに「刺繍のロゴ入り靴下」、子育てをするママ向けに「おむつ入れのトートバッグ」などを商品化し、あべのハルカスのイベントで販売しました。広報活動としては製品の制作過程を動画にしてSNSで紹介しました。最終的に目標の売上額を上回ることができ、大きな達成感を得られました。商品化に向けて社長や企画担当の方に自分のアイデアを提案したり、ターゲットを考えながら企画・広報活動を皆で進めたりするなかで、プレゼンテーション能力や自分の意見を発信するスキルも格段に向上したと感じます。就職面接で役員の方と向かい合った際に緊張せずに話ができたのも、ゼミ活動で社長をはじめ企業の皆様と何度もやり取りさせていただいた経験があったからだと思います。これからも摂南大学で身につけた主体的に学ぶ姿勢で自己研鑽を続け、専門性を高めていきたいです。そして、常にお客様の気持ちに寄り添える行員となって和歌山の中小企業の方々を支援し、大好きな地元に貢献したいです。
卒業生
ゼミで実践的に修得したマーケティング理論やデータ分析力を
活用し、SNSコンサルタントとして多彩な企業に貢献しています
株式会社NAC
中村 光さん
経営学部 経営情報学科※
2021年3月卒業 ※経営学部改編前の学科
SNS運用代行事業やインフルエンサーマーケティング事業を行うスタートアップ企業に勤めています。具体的な業務は、アパレル企業やアイドル関連の企業をはじめとした多彩なお客様に対するSNS運用のコンサルティングです。最近ではメディア業界との商談も進めるなど、新規開拓にも力を注いでいます。お客様に提案する際にはトレンドを徹底的に分析して、どのようなコンテンツを制作・投稿すべきかをわかりやすくプレゼンテーションする必要があります。そういったマーケティング理論やデータ分析力、言語化能力は、摂南大学の経営学部で身につけられました。特に思い出に残っているのは、地域のお店でイベントを開催して実践的にマーケティングについて学んだゼミです。野菜を販売するお店と連携し、ニーズやターゲットを議論しながら一からイベントをつくっていきました。最終的には子ども向けのお祭りを開催し、「ご家族で来場していただいた流れで、野菜も買っていただく」というスキームを構築・実行して、成果を出すことができました。この活動をとおして磨かれた発想力やコミュニケーション能力も今の仕事に生きていると感じます。卒業研究では「有名動画投稿者になるとは?」をテーマにいろいろな動画投稿者について研究しました。自分の興味のある分野・業界に関わる学びを、自由な発想で深められるのも経営学部の大きな魅力です。今後も大学での学びと経験を生かしながら、お客様のブランド力向上や商品・サービスの売上アップに貢献し続けます。
ゼミ紹介
岩坪 加紋教授
財布の中の現金をはじめ、銀行・証券会社・保険会社・国債・株式・資産運用・キャッシュレス・フィンテックなど、お金に関する問題を学習・探究し、ファイナンス(金融)の考え方、客観的な根拠に基づき主張する能力を修得します。
呉 重和教授
資金の流れから企業の諸活動について理解します。また、会計情報を用いて、企業活動に関連する諸問題を発見・分析し、解決策を提案し、その結果を予測する練習を行い、客観的な根拠に基づく経営意思決定ができる能力を修得します。
久保 貞也教授
研究活動を通じて実践力の高い情報技術と専門知識の修得、グループでの取り組みによる人間力の向上、課題設定から問題解決へとつなげる統合力を養成。総合的な研究・教育をめざすために、自治体・地元企業・団体などと積極的に交流を行い、活動の場を広げます。
小林 正樹教授
効率性ばかりが求められる昨今、目に見えないその弊害を感じます。そのため自主的に企業等とコラボし、これまでにない新しい「カタチ」を創造、実現させていきます。知識だけでなくコミュニケーション力・俯瞰力・やりぬく力などを涵養しましょう。
武居 奈緒子教授
マーケティングに関する基本概念、基本的分析の枠組みを体系的・網羅的に理解を深め、専門用語や基本的知識の修得をめざします。企業行動をマーケティング的発想で考える能力を養い、分析するために不可欠なスキルを養います。
鶴坂 貴恵教授
知的専門職業人として活躍するために必要なマーケティングの基礎的知識の定着をめざします。そのために、フィールドワークを行い、課題発見や解決方法の策定・実行などに取り組み、マーケティング的な視点で事象をとらえる能力を修得します。
林 正浩教授
企業研究、投資シミュレーション等、専門職として必要な知識とノウハウを修得し、創造性と挑戦意欲を引き出すための演習を実施。企業人・社会人として必要不可欠な倫理・教養知識を学び、即戦力となる技能・知識、応用力を高めます。
針尾 大嗣教授
現代企業を取り巻くサイバー空間の脅威(組織、従業員、顧客、資産などを標的としたサイバー攻撃者の意図・能力・行動)を予測するためのインテリジェンス能力および対処能力を養うことを目的として、サイバーセキュリティに関する知識や攻撃者プロファイルの分析に用いる情報分析技術について学びます。
堀井 千夏教授
経営分野で活用する情報技術をテーマとした演習を行い、情報化社会で活躍するために必要な能力を修得します。VRビジネスやプロダクトデザインなどを通じて経営と情報の強みを生かすための知識や発想力を養います。
大月 庄治准教授
企業を取り巻く環境は日々複雑化しています。企業が生き残るためには、データに基づいた迅速な意思決定が不可欠です。実践的な演習をとおして、データ分析スキルと経営戦略立案スキルを磨き、将来のビジネスリーダーとなるための能力を養います。
木下 和紗准教授
フィールドワークをとおして、日本で圧倒的大多数を占める中小企業の特徴や課題、魅力を実践的に学びます。さらにCSR(企業の社会的責任)や地域貢献などの社会活動が中小企業経営にいかに意味を持つのかについて掘り下げて考えます。
杉本 篤信准教授
日本の企業、経済、社会に関するさまざまな問題において、分析するためのデータを利用する方法やその意義について考え、現状を分析する文献を手掛かりにその方法を学んでいき、情報収集力や情報・データを有効に活用する能力を養います。
田中 祥司准教授
消費者はどのような理由で製品やサービスを購買するのか、どういった買い方をするのか、また製品やサービスによってどのように異なるのか、など消費者の行動について学びます。このような学びを深めるため、企業連携等、実践的な取り組みを積極的に行っています。
西之坊 穂准教授
組織とヒトについて研究します。教員は企業人事で約20年の実務経験がありますので、職務経験を交えた教育を実施します。具体的には、組織とヒトについての経営現象を基礎から段階的に学び、実践の現場で発生する組織とヒトに関するさまざまな課題に対応できる能力を身につけます。
橋本 はる美准教授
情報通信技術の歴史を学び、企業や教育現場で使われている技術の事例やしくみについて学びます。演習では、パソコンを活用し、データの分析やプログラミングの基礎を学習することで探求心を養い、社会で実践できるような知識とスキルを身につけます。
畠山 俊宏准教授
プレゼンテーションやディスカッションを通じて企業の国際化の実態や理論について学習し、国際経営論に関する知識を修得。情報収集・分析・考えをまとめる・意見をわかりやすく伝える力が身につき、社会に役立つ基本的能力を養います。
樋口 友紀准教授
マーケティング意思決定を支える各種の分析手法について、時系列データや調査データを用いながら学習します。在庫管理に関わる販売予測や、調査から得られる消費者ニーズの把握など、マーケティングに関連する諸問題について多変量解析手法による解決をめざします。
洪 性奉准教授
経営戦略の諸理論の理解とその現実的応用に重点を置き、身近なビジネストピックスを引用しながら、ビジネスの最前線で起きるさまざまな問題を発見し、経営課題の形成と問題解決を模索する力を自然に身につけることをめざします。
牧野 幸志准教授
心理学を基に、消費者心理学や人間関係を学習します。マーケティングに役立つ心理的効果や理論などを学びます。また、人間関係に重要なコミュニケーション・スキルを実践訓練し、スキルアップを目指します。
三木 僚祐准教授
管理会計の意義や伝統的な管理会計の諸技法など管理会計の基礎的事項に加え、戦略管理会計というさらに進んだ事項についても学びます。理論だけでなく実務にも焦点をあて、今後社会に出るにあたって意義のある知識が身につけられます。
石川 徹講師
情報を適切に取捨選択するためには、物事を論理的に、また多角的に考えられることが求められます。そこで、会計・ファイナンスの学習を通して、物事を論理的に考える力を養います。さらに、他者と積極的に意見を交わし、視野を広げることを目標とします。
伊瀨 堂人講師
会計学の視点から、企業、広くは経済主体を取り巻く諸問題を発見し、主体的に問題解決法を思索する能力の習得をめざします。会計情報の分析に取り組むことで、実践的なデータ解析スキルを身につけます。
梅原 喜政講師
日々進化する最新のAIやIoT機器に触れ、上手く活用することで、社会や企業が抱える課題を解消できる力を養成します。グループによる協働を通じて、最新技術の分析・ビジネスプランの提案・民間企業との共同研究などを実践します。
金 政芸助教
マーケティング・リサーチを含む社会調査の方法を学習します。個人を取り巻く社会経済的な状況が個人に与える影響に関する諸理論を学び、データ分析からさまざまな問題に対する回答を導き出す方法を身につけます。
花木 完爾講師
経営史のケーススタディに数多く触れ、さまざまな環境、状況における経営課題とその解決手段について学びます。スタディワークを繰り返すことで客観的な根拠となるデータを蓄積し、過去の出来事をもとに今日の課題に答える分析能力を身につけます。
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