Profession 専門に進む

娘に見せたい「母の背中」。

小さい頃から、働く母の背中を見て、私も達成感が得られる仕事に就き、社会的に自立した女性になりたいと思っていました。病気で苦しんでいる方の役に立つために薬学部に進み、よりよい薬物療法を提案できる人を目指して製薬メーカーへ。MR(医薬情報担当者)として働く中で、医師が治療の際、臨床試験などの研究データを薬の処方に役立てていることを知り、治療に役立つデータを創出するような仕事に携わりたいと思うように。念願叶って異動となり、その後、結婚、出産。娘が生まれたことで、オン・オフの切り替えや、自分から働きかけて周囲との協力関係をさらにつくっていけるようになりました。治療を行ううえで未解決となっている課題を解決するような研究を行い、医師から感謝されたことも。娘にいつか「ママはこんな仕事をしてきたんだ」と誇りに思ってもらえるよう、これからも働く背中を見せていきたいですね。

ファイザー株式会社 勤務
GIPメディカルアフェアーズ統括部
泌尿器 メディカルチーム

伊村 美紀さん

profile

2003年 薬学部 衛生薬学科(現:薬学科)卒業
京都府 私立京都女子高校出身

MRを経て現部署に。既存のあるいは創出した研究結果を中立的な立場で医療担当者に伝えることで、患者さまが最適な治療を受けられるようになることを目指している。2歳の女の子の母でもあり、短縮勤務制度を利用しながら仕事と育児とを両立させている。