Profession 専門に進む

使い捨てを「とっておき」に。

「たかが包装容器」と思われるかもしれません。でも包装容器は、商品の魅力を高め、中身の品質を保つ機能が大切。しかも製造コストを抑えることも不可欠で、ものづくりとして奥深いものがあります。一度作ったら終わりではなく、必ず評価を行ってそれらの点がベストかどうかを検証します。生産が始まってからも、よりよいものを目指して常に改良を重ねる。そんなものづくりのこだわりを、研修に入って実感しました。

目的を果たしたらごみになってしまう包装容器。だけど素敵な紙袋のように、使用後も残しておきたくなるものが作れたら。いつかは自分の手がけた容器がお店で並んでいる姿を見てみたい。その時に、女性ならでは、そして私ならではの視点を生かせたら最高ですね。

東罐興業株式会社 勤務
樹脂容器生産本部

伊藤 愛莉さん

profile

2014年 理工学部 機械工学科卒業
大阪府立高槻北高校出身

部品やパーツではなく、製品が直接消費者の目にふれるものづくりができる企業を志望。会社説明会で見た製品が身近なものばかりで感動し、食品パッケージなどを製造する現在の会社へ。