
何にでも体当たりでぶつかっていく性格。自分で経験しないと納得できないんです。だから今の仕事でも、建築現場に足を運ぶのが大好き。工事は設計図どおりに全てが進むわけではなく、施工図ができてからさまざまな変更が生じます。そのため、現場の方々と常にコミュニケーションを取りながら調整をしていく過程がとても大切です。さらにこちらから積極的に質問をすることでいただけるアドバイスは、建築に携わる者としての成長の源になります。
設計志望で建築学科を選択しましたが、大学院で都市計画史を学ぶうちに建築物単体からまちづくりへと興味の幅が広がり、将来の選択に迷った時期がありました。そんな時、先生からの「都市設計やまちづくりにも関われる公務員が合うんじゃない?」の一言で目の前が開けました。大阪府という大きなフィールドなら、防災や歴史遺産の保存など、興味のある分野にも取り組めそうだと感じたのです。関わった人や仕事から何でも吸収して糧にする。これからも私らしく、体当たりで成長していきたいと思います。
大阪府庁 勤務
大阪府住宅まちづくり部 公共建築室
一般建築課 設計工事第二グループ
太田 宏美さん
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2011年 工学部(現:理工学部) 建築学科卒業
2013年 工学研究科(現:理工学研究科) 博士前期課程 社会開発工学専攻修了
大阪市立都島工業高校出身警察宿舎や学校など、大阪府営住宅以外の公共建築物の設計・工事の発注・監理業務に携わる。大学時代は学業に加え、バスケットボール部のマネージャー、テニスサークル活動、アルバイトをかけ持ち、目一杯やりたいことに打ち込んだ。