摂南大学薬学部 公衆衛生学研究室
資料集

学校環境衛生の基準値

このページの目次
照明, 騒音 , 室内空気, 飲料水 , プール水

照明

項目基準値
教室および教室に準じる場所300ルクス以上
教室および黒板500ルクス以上
コンピュータなどを使用する教室500〜1000ルクス
テレビの画面の垂直照度100〜500ルクス
教室と黒板のそれぞれの最大照度と最小照度の比10:1を越えないことを基準とし、20:1を越えてはならない
このページの目次に戻る

騒音

項目基準値
窓を閉じて50デシベル以下
窓を開けて55デシベル以下
このページの目次に戻る

室内空気

項目基準値
温度 冬期10℃以上
(18〜20℃がもっとも望ましい)
夏期30℃以下
(25〜28℃がもっとも望ましい)
湿度30%を越え、80%未満(50%前後がもっとも望ましい)
二酸化炭素1,500ppm(0.15%)以下
一酸化炭素10ppm(0.001%)以下
二酸化窒素0.06ppm以下
気流0.5 m/秒 以下
浮遊粉塵0.10 mg/m3 以下
落下細菌1教室につき平均10コロニー以下
実効輻射温度黒球温度と湿球温度の差が5℃未満
ホルムアルデヒド100 µg/m3 (0.08ppm)以下
トルエン260 µg/m3 (0.07ppm)以下
特に必要と認めるとき キシレン870 µg/m3 (0.20ppm)以下
パラジクロロベンゼン240 µg/m3 (0.04ppm)以下
エチルベンゼン3800 µg/m3 (0.88ppm)以下
スチレン220 µg/m3 (0.05ppm)以下
換気回数 幼稚園、小学校1時間に2.2回以上
中学校1時間に3.2回以上
高校など1時間に4.4回以上
ダニまたはダニアレルゲン100匹/m3以下
このページの目次に戻る

飲料水の管理

項目基準値
大腸菌群検出されないこと
過マンガン酸カリウム消費量または全有機炭素(TOC)10 mg/L以下
他の項目は水道水質基準に従う
このページの目次に戻る

学校プール水の水質基準

項目基準値
水素イオン濃度pH 5.8〜8.6
濁度2度以下
過マンガン酸カリウム消費量12 mg/L以下
遊離残留塩素0.4 mg/L以上であること
1.0 mg/L以下であることが望ましい
大腸菌群検出されてはならない
一般細菌数1 mL中200コロニー以下
腰洗槽の遊離残留塩素50〜100 mg/L

厚生労働省による遊泳用プールの水質基準
ヨーロッパ各国と日本におけるプール水質基準比較